#同題二次TB 12/27/2013<ざら>まとめ
- doudai2jitb
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携帯コンロの上におたまを載せる。琥珀色の結晶を入れて熱する。「タイガーさん、それなに?」「ざらめって砂糖の一つだな。…みてろ」溶けてきたそれをゆっくりかき回して最後に魔法の粉を。「わ!」膨らむそれに一番感動してたのはバニーだ。瞳輝かせてまあ、かわいーね。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 07:42:18春、桜の木の下で散った花弁を髪に付けた姿。夏、海へ行き砂浜を駆けて砂で服がざらつく事に笑う姿。秋、笠付きのドングリを拾い俺に見せながら微笑む姿。冬、そっと冷えた手を包むと恥ずかしそうに顔を染める姿。来年も再来年もその先も、バニーと一緒に季節を感じていきたい。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 07:16:47微睡みのなか、湿った唇とざらりとした舌が手首を辿る。…何してんの。掠れ声で囁くと視界に金色の髪が揺らいだ。痕を残そうと思って。照れ臭そうに笑う肩を押してひっくり返した。眠さにぐらぐらしながら、こうやるんだよ。腰骨にやわく噛み付く。高ぶりを宥めて甘く吸い付く。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 04:54:31絵皿は友恵が買った物だ、仕舞い込んで忘れてた。聖母マリアと天使、背には小さな羽根、金色の巻き毛と笑顔。飾る気になったのはあの兎のせいかもしれない「バニー」呼んで見る。お前は元気か?ため息を吐いて無理やり背筋を伸ばす。お前にみっともないとこは見せられねぇ/ざら #同題二次TB
2013-12-28 04:46:09大皿に盛られた料理は見覚えがあって「…クリスマスの?」「そ、余った奴」「相棒をディスポーザーにするつもりですか」「だってよもったいないじゃん?任せろ」目の前前温め直され切り分けられ何やら添えられ「まかない、ってな」最後に置かれたサングリアが暖かに香った/ざら #同題二次TB
2013-12-28 04:32:55イライラする。気持ちがざらついているのが、自分でもよくわかる。「…なあ。ブルーローズは?」「知らなーい。この頃忙しそうだよね」もう、何日会っていないのだろう。たとえ口喧嘩になってしまってもいいから、会いたい。顔を見るだけでもいい。「…」これはもう、中毒だな。 #同題二次TB ざら
2013-12-28 03:46:47「男がそんな事気にしてどうするんだ」いつだったか、虎徹はバーナビーの美容院通いについてそう言って笑っていたはずだ。が。「ハンドクリーム…?」それも、女子高生御用達のものを虎徹はご丁寧に塗り込んでいる。「ざらざらした手で触るな、ってよ――」花の香りが華やかだ。 #同題二次TB ざら
2013-12-28 03:39:23虎徹さんと寝るのは久しぶりだった。僕の下で乱れるこの人を見てると、僕のテクニックもまんざらではないのだろうと、嬉しく思う。…って、あれ?僕、もしかして組み敷かれてる!?ちょっと、やめてくださいよ虎徹さんっ!/ざら #同題二次TB
2013-12-28 03:06:02バニーと寝るのは久しぶりな気がする。おかげでがっつかれて、おじさんの腰はもうガクガク…と言いたいところだけど、こんな若いうさちゃんに求められるのもまんざらじゃねぇな。今度は俺から仕掛けてやるけどな!そう思いつつ、眠れる兎の上に跨った。まだまだ俺も元気だなー。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 03:00:08目が覚めると世界が真白だったいやもう物理的に。顔を包む粗い質感の布。瞬間的に状況を把握。ずだ袋か何かに上半身だけ突っ込んでる?尻には何故か灼熱『あぁっこて、つさ…っ』布越しのざらついて掠れた声に、昨夜の告白合戦と拙い愛撫が思い出された事は、バニーには内緒の話 #同題二次TB ざら
2013-12-28 02:57:23「お互い言いたいこと言い合うからさ、喧嘩して一日口きかないとかザラにあったぞ」 「へぇ…。あんまり怒ったりしない方かと思ってました」 飲みながら友恵さんの思い出を語る虎徹さんはとても優しい顔をしていた。ありふれた日常の話を普通にできることが、僕は嬉しく思う。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 02:54:42ざらっとした感触で目が覚める。ベッドを撫でると砂の感触。ビーチからシャワーも浴びずにベッドに入ったんだけ?隣の恋人は潮と昨夜の名残りでべたつく裸のまままだ深い眠り。日はもう高い。ああ、なんて怠惰な朝。束の間の幸せな休暇と恋人を抱きしめもう一度シーツに潜る。 #同題二次TB ざら
2013-12-28 02:52:28起きぬけにキスしようと頬を寄せたら驚愕に満ちた目で見られた。 何をそんなに驚いてるんだろうと思えば彼は僕の顎を指差す。 失礼ですね!虎徹さん。僕だって無精髭ぐらい生えますよ! /ざら #同題二次TB
2013-12-28 02:46:28看守からの暴力なんて日常茶飯事。目隠しされてる相手にやりたい放題で、担当弁護士が見て見ぬふりなんてのもざらにある。「…"Who killed Cock Robin?"…なァんてな、…」一番会いたくなかったあの刑事に、今はこんなにも会いたい。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 02:38:49唇を舐めて、喉がざらつくのを誤魔化す。行方不明者はあと何名、能力が使えるようになるまであと何分、他のヒーローの位置と動き。データを確認し冷静さを保つ。まだ助けるべき人がいる以上、虎徹さんからのバイタルが途切れた程度で取り乱す事は出来ない。きっと故障か何かだ。/ざら #同題二次TB
2013-12-28 02:25:00舌にざらっとした感触、震えて、そのまま僕の髪をきゅっと掴まれる。堪える様な声。僕は耐えなくてもいいのに。と強く吸った。高い声があがって、力が抜ける。 「バニー…」 芯のない声、キスを求める様に手の平が僕の首に迫る。 待って、今口の中にざりっと…。貴方の… ざら #同題二次TB
2013-12-28 01:41:09(祭りにて)「バニー、綿飴作って見るか」「なんですか綿飴って」「ざらめ糖をこの機械にいれるんだ、そうすると糸みたいになって吹き出てくる、ほらほら!巻き取って!」「うわあっ!うまく出来ないですよ!手がベタベタじゃないですか!笑ってる場合じゃないでしょう!」〈ざら〉 #同題二次TB
2013-12-28 01:31:43舌にざらっとした感触。少ししかめ面をする。「虎徹さん、首筋の肌荒れてます。飲み過ぎ」「うるせ。おっさんなんだから…それぐらい」そんな事を言ってたこないだの晩。今日、我慢できなくなった僕がまたベッドに押し倒して舐めたら、スベスベだった。僕はとても愛されてる。 ざら #同題二次TB
2013-12-28 01:27:27ざら紙に活版印刷。若手グラフィックデザイナーのZINEを手にした。タイポグラフィーにもこだわった小冊子は、見ていておもしろく、未来的なものを感じさせる。紙とインクのやわらかないい香りに包まれて、泥棒はひとときの安らぎを得る。 〈ざら〉 #同題二次TB #RobinSS
2013-12-28 01:26:56今日の予定は何だろう。いつも通り出勤して退勤したあとは……嗚呼、あの印がついてる。ということはスポンサー様のお相手か。面倒くさい。けど僕がこの地位を真守っていられるのは他でもないスポンサーの力だから。それに、今どきのヒーローってこれくらいざらでしょう? -ざら- #同題二次TB
2013-12-28 01:26:06どこの国のものかも分からない文字で書かれた新聞には、居合わせた観光客が強盗を取り押さえた記事が載っているそうだ。粒子の荒いざらざらの白黒写真に、小さく写ったバニーをなぞりながら「ちょっと痩せたか?ちゃんと飯食ってる?」出せない手紙の代わりに小さく問いかけた。 ざら #同題二次TB
2013-12-28 01:22:00血の滲んだ手の甲、そこに這うざらざらの舌。掴まれた指はびくともしない。「虎徹くん、もう、血、止まった、からっ」「ん…」前髪の隙間から覗いた琥珀の瞳がこちらを射抜く。あぁ、逃げられない。‐ざら #同題二次TB
2013-12-28 00:54:43クリスマスにチキンをやったからなのか路地裏の猫達に大モテだ。擦り寄られざらざらした舌で舐め回された。「猫缶あげますから僕の虎徹さんを解放してくれませんか」むすりとした様子でバニーが俺を救い出す。「何ニヤニヤしてるんです?」「べつにー?兎も可愛いなーと思って」/ざら #同題二次TB
2013-12-28 00:43:33