うづまき先生による「UZUME計画」について

「UZUME計画」とは、「かぐや」によって発見された月の縦孔を探査しようという計画。 Unprecidented Zipang Underground of the Moon Explorarionの頭文字からで、直訳すると「空前絶後の日本の月世界探査」!
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ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

シンポジウムのポスターを拝見してきた。次期ソーラー電力セイルとのぞみ後継機とUZUME計画。 他にも見たかったけど時間足らんねー

2014-01-10 15:16:33
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

UZUME計画は「かぐや」の探査で見つかった月の縦孔を探査しようって計画。Unprecidented Zipang Underground of the Moon Explorationのバクロニム。日本語に訳すと「空前絶後の日本の月世界探査」だ! かっこいいね!

2014-01-10 15:20:57
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

縦孔の見つかった2012年は古事記編纂1300年、そしてUZUME計画の目標とする2020年は日本書紀編纂1300年。そこで天岩戸伝説をなぞらえて「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」が月の縦孔の暗闇の世界に光をもたらすってことで「UZUME計画」だそうです。

2014-01-10 15:27:41
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

天岩戸伝説では、激おこな天照大御神が岩戸に隠れることでこの世は闇に閉ざされますが、天宇受売命が岩戸の前で楽しく踊る(意訳)ことがきっかけになって、結果として天照大御神は岩戸から出てくることになり、再び光がこの世に溢れます。

2014-01-10 15:35:45
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

この伝説の科学的?な解釈としては、まー日食ですね。太陽が「月」に隠されることで暗闇(とまでは言わないけどお昼なのにうす暗い世界)が訪れるけど、月が太陽の前から移動することで再び光がこの世にあふれる。単なる天体の運行の話だけど、伝説ではこの契機として天宇受売命が出てくるわけ。

2014-01-10 15:38:51
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

つまり、暗闇の象徴としての「月」に光をもたらす存在が天宇受売命なので、本計画で闇に閉ざされた「月」の縦孔に光をもたらす意味を込めて「UZUME」、なのです。

2014-01-10 15:40:23
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

ミッションとしては月の縦孔近くにランダーを降ろして、更にそこからロボットを使って縦孔の底まで降りて探査するの。 月面探査では後塵を拝してる我が国にとっては、成功すれば起死回生の逆転の一発な計画ね。

2014-01-10 15:46:43
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

ランダーから降りるロボットにも現状では複数案あって、一つは二足歩行のロボット(ルナ)が中継機(ケイコ)を運んで、そこから垂直降下をするロボットを孔の底に降ろす方法。もう一つはランダーから投擲によって中継機(ユカ)を孔の縁にぶん投げて、垂直降下をするロボットを孔の底に降ろす方法。

2014-01-10 15:48:49
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

(ロボットにそれぞれ名前が付いてるのは、議論するときの分かりやすさを優先するため。もちろん一般の皆さんへの浸透も考慮してある。投擲する機体にも名前がつけてあって、ムロフs… あ、誰か来たみたい

2014-01-10 15:50:43
まるしす @mulsys

@guruguruuzumaki 発表時に好評だったと聞く投擲実験の映像を見てみたいです~

2014-01-10 15:55:24
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

@mulsys この計画が進んでいけば、いずれ見る機会があると思いますし、投擲システムを開発された産総研のページを探せばもしかしたら映像があるかもしれません

2014-01-10 15:56:42
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

月の縦孔は3つ。一つは月の裏側、もう一つは嵐の大洋、さいごの1個が静かの海。この内、静かの海の縦孔は、その位置関係から、孔の中から「常に地球を見上げることが出来る場所」だ。いつか月面基地が月の縦孔にできた時には、いつだって見上げた宇宙に地球を見つけることができるのだ。

2014-01-10 16:04:13
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

また静かの海といえばアポロ11号の降り立った場所で、孔の比較的近くにはその時のコーナーキューブが置いてある。UZUME計画のランダーが着陸するときの目標物にちょうどいいねってお話。

2014-01-10 16:06:00
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

月の縦孔には研究所を作って、月だけじゃなく火星や小惑星のサンプル解析をしたいんだって。特に生命探査系。地球上だと、カプセルがうっかり開いちゃうとすぐに汚染されるけど、ここならコンタミの心配ないしね。適度に重力があることも実験系には便利だし。水も(もしかしたら)あるかもだしね。

2014-01-10 16:13:00
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

UZUME計画では縦孔の底に探査ロボットが到着するのを2020年に設定している。そう東京オリンピックの年だ。このロボットが日本の国旗と五輪の旗を持って、月の縦孔の底から中継映像を送ってくるのだ!それを!新国立競技場の!大スクリーンで見てみたいと思いませんかっ! バンバンッ!!

2014-01-10 16:17:35
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

ま、実際に東京オリンピックで世界の注目が集まってる年に、UZUME計画やはやぶさ2の帰還とかあると、世界に情報発信しやすくていいよね

2014-01-10 16:20:43
てーとく @umi_no_teitoku

@guruguruuzumaki すごく見てみたいです!!!! 

2014-01-10 16:22:17
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

あとね、UZUME計画は最初っからアウトリーチを視野に入れて計画が立てられている。これは素晴らしことだなって思うのだ。例えば月の授業は小学校でもあるので、そこに月の縦孔探査の話を組み込んだりしたいよね。

2014-01-10 16:22:40
てーとく @umi_no_teitoku

はや2の帰還って冬くらいの予定ではなかったでしたっけ? 夏に間に合うんですか? RT @guruguruuzumaki: ま、実際に東京オリンピックで世界の注目が集まってる年に、UZUME計画やはやぶさ2の帰還とかあると、世界に情報発信しやすくていいよね

2014-01-10 16:23:45
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

@umi_no_teitoku だから、世界の注目が集まってる「年」に、という表記にしてあるのです。 説明不足で誤解を与える表記で申し訳ございません。

2014-01-10 16:27:38
てーとく @umi_no_teitoku

@guruguruuzumaki すいません、早とちりしました。うづまきさんがシンポジウムのツイートしてくれるので、行けない身ですが、すごく助かってます。ありがとうございます。

2014-01-10 16:29:38
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

月の縦孔は、発見から日が浅いこともあって世間的な認知度はまだ小さいけど、例えば宇宙研の特別公開で実施されたSELENE2の着陸地点総選挙では縦孔党が1位を獲得するなど宇宙好きの人達の間では結構知られている。 http://t.co/jjfQsAUQnL

2014-01-10 16:29:44
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

だもんで、もっと世間の人々に知っていただくためにも、例えばSF小説で取り扱っていただいたり、漫画もしくはアニメで、月の縦孔の研究所でロボット研究者が普通に働いてる世界設定がしれっと出てくるとか、そういうのがあるといいよね!よねっ!

2014-01-10 16:33:31
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

(美少女ロボット研究者って書こうと思ったけど、昨今の学会表紙議論を鑑み、性別不詳な男の娘っぽいロボットを提唱したり?

2014-01-10 16:35:06
ぐるぐるうづまき @guruguruuzumaki

(ロボット ジャ ナイヨ アンドロイド ダヨ

2014-01-10 16:35:32