くぅうず妄想

ファンタジスタドール
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マボゥオ @zu_1995

更衣室にて、くぅうず

2014-01-07 21:59:59
マボゥオ @zu_1995

みんな寝てるから妄想流すか

2014-01-08 02:09:14
マボゥオ @zu_1995

妄想1:くぅは更衣室の空きロッカーの1つに隠れていた。マスターと共に新たなカード所有者を尾行している時に、どうやら部活動のために着替えをするらしいと分かったからだ。この金属の箱の中は狭く、少し埃っぽい。そして、年頃の少女特有の汗と制汗剤の交じり合った匂いが充満している。

2014-01-08 02:09:28
マボゥオ @zu_1995

妄想2:ドールとしてそれなりの時間を過ごしてきたが、くぅはどうもこの香りに慣れなかった。マスターと一緒にいる時もそうだが、しばしばドギマギしてしまう。くノ一としてこれではいけないと思いつつも中々克服は出来なかった。今回もそのようで、心を落ち着かせようと息をついた。

2014-01-08 02:15:07
マボゥオ @zu_1995

妄想3:先回りしたとは言っても、それ程時間の猶予があったわけではない。くぅの準備が整った頃、標的が部屋へ入ってきた。慌ただしく荷物を広げ、着替えを始める音がし始める。今マスターは、念の為に周囲を見まわっている。マスターがドアで音を立てて、標的が動揺した所を狙う手筈だ。

2014-01-08 02:34:38
マボゥオ @zu_1995

妄想4:ガチャガチャ!「だ、誰?」来た。標的”鵜野うずめ”がドアへ近づいた瞬間に音を立てずロッカーの扉を開き、相手の背後へ立つ。荷物の中にデバイスが入っていないことを目で確認し、いざ鵜野うずめの背後に迫った時、しかしくぅは逡巡してしまった。その怯え震える背中に、何かを感じて。

2014-01-08 02:46:33
マボゥオ @zu_1995

妄想5:すぐさま中を確かめるべきは制服のスカートのポケット。そこへくぅの手は伸びず、鵜野うずめの肩に触れていた。まるで怯えないで、と伝える様に。「ひゃ!」しまった、とくぅは思った。思ったが、もう遅い。標的は情けない悲鳴を上げながら廊下を遠ざかって行く。くぅはすぐさま追撃に入った。

2014-01-08 02:54:35
マボゥオ @zu_1995

妄想6:更衣室の入り口を抜けると、脇の廊下に待機していたマスターが追いかけようとしているのが目に入った。くぅは速度を上げて標的を追いかける。この先は袋小路であり、逃げられる可能性はほぼ無い。心に少し余裕が浮かんだ時、背後から声が聞こえた。「ん?戸取か。こんな所でどうした?」

2014-01-08 03:05:48
マボゥオ @zu_1995

妄想7:認めたくない2度目の不覚だった。ここの教師にマスターが捕まったらしい。振り向けば、教師の体越しに先に行けと手を振るマスターの姿が見えた。そう、まずは標的の確保。くぅは奥へと走った。鵜野うずめは、跳び箱の影にうずくまっていた。無論これを見逃すくぅではない。くぅの目が光った。

2014-01-08 03:12:55
マボゥオ @zu_1995

妄想8:鵜野うずめに飛びかかるくぅ。右手で相手の両手を抑え、マットの上に押し倒す。標的がまた悲鳴を上げようとするのを左手で防ぐ。しかし、この場で声を上げるモノが他に居た。「早く、同意すると言って!」デバイスの画面に光が灯っている。ドールの鼓動の光。新たな絆を祝福する、天上の光だ。

2014-01-08 03:29:42
マボゥオ @zu_1995

妄想9:エントリーが最終段階まで進んでいると気づいたくぅは、鵜野うずめの手にしっかりと握られているデバイスに目を遣った。何とか阻止しなければ。自然、体と腕を抑えていた方の手でデバイスを奪おうとする。口を抑えている方の手では自分の体を支える事が出来ないので、体同士が密着してしまった

2014-01-08 03:48:53
マボゥオ @zu_1995

妄想10:腕を上の方に掲げたまま、二人はもつれ合った。下向きのくぅの顔は口を塞がれたうずめの顔の横にくっついた。胸と腹は上にのしかかっており、足は互いの両足の間に相手の片足が挟まる状態となっている。マスターともっと近くに、そう望んでも立場上、また性格上言い出せなかったくぅ。

2014-01-08 04:53:40
マボゥオ @zu_1995

妄想11:そんな彼女が標的である少女の柔らかさに驚き、また惹かれてしまったとしても不思議は無いかもしれない。着替えの途中でうずめは薄着であり、体の感触はくぅの忍装束を貫通し細かく伝わってくる。相手は逆境に強いタイプなのか、何とか口の拘束を解こうと、自由になった手を振り暴れ始めた。

2014-01-08 05:02:04
マボゥオ @zu_1995

妄想12:その瞬間、くぅは動けなくなった。鵜野うずめの感触に、その肌が発する香りに。今までのどんな体験とも全く違う異質な物であったが、肌は暖かく心地よく、その香りは正しく女の子であり、一時くぅを惑わせた。これ幸いとさらに反撃に出るうずめ。脚と腕の連続攻撃により口の手が外れる。

2014-01-08 05:05:15
マボゥオ @zu_1995

妄想13:次の瞬間に起こった事は、両者に最大限の衝撃を与えた。手を外すまいと頑張っていたくぅはうずめの頭の真上に自分の頭を置き、下を見下ろす形であった。当然うずめはその下で動き様のない状態だった。支えが外れたくぅの体は落下した。二人の唇が触れ合った。つまり、キスをしてしまった。

2014-01-08 05:11:30
マボゥオ @zu_1995

妄想14:くぅの目が大きく開かれる。うずめはあまりの出来事に固まってしまった。感触はほんの一瞬。スローに感じる世界で、くぅは出来る限り早く体を離し、馬乗り状態になる。再びデバイスへ手を伸ばそうとすると、後ろから声がかかった。「くぅ!」そこには、息を切らせたマスターが立っていた。

2014-01-08 05:22:02
マボゥオ @zu_1995

妄想15:マスター、かがみの表情から今の一瞬のみが見られた事を悟ったくぅは、標的を放り出して立ち上がり、呆然としたままマニホールド空間へと吸い込まれていった。「くぅ、どうしたの!」状況が読めないかがみ。だがいくら呼びかけようとも応答は無い。こんな事は一度だって無かった。

2014-01-08 05:31:09
マボゥオ @zu_1995

妄想16:「ま、まあいいわ。今日の所は見逃してあげる」この緊急事態に、かがみは退却を選んだ。素人マスターからカードを奪うくらいならいつでも出来ると思っていたし、大事な身内の状態が、心の底から心配だったのだ。一方取り残されたうずめは呟いた「まだ・・・熱い・・・かも」

2014-01-08 05:34:52
マボゥオ @zu_1995

妄想17:その日、くぅは一度もかがみと話が出来ず、部屋に引きこもって答えのない思考の迷路をぐるぐる彷徨っていた。本当に大事なマスターに、あんな姿を見られた。でも任務上のアクシデントに過ぎないはずのあれが気になるのは何故なのか。あの時自分は何を考えていたのか。

2014-01-08 05:38:52
マボゥオ @zu_1995

妄想18:廻る思考の輪を覆っている、ドキドキして気持ちいいと思った感情が後ろめたいという影は、その大本を彼女が認識しようとしないせいで気づかれず、解かれもしなかった。後日ががみはこの件について出来るだけ優しく尋ねてみたが、大げさな謝罪と反省を繰り返すばかりで、何も分からなかった。

2014-01-08 05:44:03
マボゥオ @zu_1995

妄想おわり!ねるよ~! それにしてもへっぽこな創作だね!

2014-01-08 05:44:49