2010年10月23日”情報処理学会関西支部”に於ける,@tsuda @mahbo 御二人のツダり

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津田大介 @tsuda

これから情報通信学会関西支部の総会。 #jsicr

2010-10-23 13:11:42
津田大介 @tsuda

情報通信学会の総会、Ustreamもやってます。今はこれから世耕さんの講演。テーマはネットと政治。 (#jsicr live at http://ustre.am/pjTf)

2010-10-23 13:34:33
津田大介 @tsuda

世耕「元々私はNTTで議員になるつもりはなかったが、当時は情報通信に詳しい議員がほとんどいなかった。他の分野では無理でも、情報通信分野なら貢献できるのではないかと思い、森さんに発掘され、いろいろな縁もあって議員になった」 #jsicr

2010-10-23 13:37:41
津田大介 @tsuda

世耕「私の功績の1つだと思っているのは、迷惑メール対策法を議員立法で作ったこと。私が国会議員になった時期はケータイのネットが普及し始めたころ。そのときアダルト業者の迷惑メールに汚染されて、ほかのサービスまで迷惑が及んだ。それを阻止するため役所に働きかけた」 #jsicr

2010-10-23 13:39:01
津田大介 @tsuda

世耕「しかし、総務省はメール規制に関しては及び腰だったので、議員立法で参議院法制局と勉強しながら作った。当時、メールを規制するのは世界にも例はなかった。オプトアウト型の形でできた」 #jsicr

2010-10-23 13:40:48
津田大介 @tsuda

世耕「私の誇りは迷惑メール対策法成立した晩に来日した米国議員の上院議員たちと会食して際その話を上院議員たちにしたら『英訳を送ってくれ』と言われた。送ったら1年後にほぼ同じ条文で米国で迷惑メール対策法が成立した。日本から米国に法律が輸出されたのはほぼ初めてのことだ」 #jsicr

2010-10-23 13:42:36
津田大介 @tsuda

世耕「ここからは政治とインターネットの話をします。しかし、根本的な問題として、今、国会の委員会ではパソコンを持ち込むことは禁じられている。初当選したあとびっくりしたのは選挙運動でインターネットがまったく使えないところ」 #jsicr

2010-10-23 13:43:40
津田大介 @tsuda

世耕「公職選挙法の建て付けは、やっていいことが限定列挙されていて、それ以外は全部ダメという形。パソコンの画面は文書図画の配布にあたるという解釈で、禁止されている。おかしいと思ったのでマルチメディア局長という肩書きを自民党でもらった際当時の自治省と徹底的に議論をした」 #jsicr

2010-10-23 13:46:40
津田大介 @tsuda

世耕「政治家で本を出している人はたくさんいる。それが本屋で平積みになっているなら、文書図画だろう。ネットを禁止するなら本も選挙期間に回収せよと自治省に交渉したら、向こうも参ったと言って、公示期間に更新しなければいい、という運用に変わった。これも大きな前進だった」 #jsicr

2010-10-23 13:48:18
津田大介 @tsuda

世耕「その後、ネット選挙解禁の動きを進めようとしたが、自民党内の反発が大きく、なかなか進まなかった。大きな転機は2005年の郵政選挙。広報戦略をすべて任されたが、日本で初めて戦略的に広報を行った」 #jsicr

2010-10-23 13:50:01
津田大介 @tsuda

世耕「当時民主党の枝野幹事長と大論争をした。民主党がウェブを更新するのを批判したら、枝野さんから世耕も山本一太もブログ更新してると反論された。僕らは選挙の話は一切かかず総務省的にも合法だった。論争は激しくなったが、最終的にはネット選挙解禁しようという話でまとまった」 #jsicr

2010-10-23 13:54:23
津田大介 @tsuda

世耕「またその当時の思い出としては、自民党のネット広報戦略としてブロガーを招いてミーティングを行った。帰りには自民党の総裁室に寄ってもらって総裁のいすイスに座ってもらって写真を撮影OKにした。これが受けた。民主党よりこれを先にできたのはよかった」 #jsicr

2010-10-23 13:56:04
津田大介 @tsuda

世耕「その後私が責任者になって、ネット選挙解禁に向けて部会を作って、18回ミーティングを行った。誹謗中傷についての懸念が一番多かったが、掲示板運営者などを呼んでヒアリングもして、最終的にはかなり詰まった最終報告案ができた。ネット選挙の論点がほぼ詰まってる」 #jsicr

2010-10-23 13:57:15
津田大介 @tsuda

世耕「ネット選挙解禁だ!という言い方をすると反発が大きい。だから見え方として公職選挙法上ネットが書かれていないのは、ネットが野放しだから公選法の枠組みにネットを入れて網をかけよう、という建て付けの最終報告にした。これは私の本音ではないが実質的に進めるための方便だ」 #jsicr

2010-10-23 13:59:01
津田大介 @tsuda

世耕「誹謗中傷についてはプロバイダー責任法で対応する方法を考えてる。現状、誹謗中傷については、書き込みがあったときに7日間探しても見つからない場合はプロバイダーが消しても責任を問われないというやり方になってる」 #jsicr

2010-10-23 14:00:12
津田大介 @tsuda

世耕「このプロ責法を応用して、選挙の期間は2日間にするというやり方を考えている。万が一選挙期間に誹謗中傷が出た場合はすぐに消せるという仕組み。その上で当時のネット選挙解禁案はメールについては禁止していた」 #jsicr

2010-10-23 14:01:28
津田大介 @tsuda

世耕「選挙中の個人演説でパワーポイントが使えない。Skypeで出演してもらうというのも無理。しかしそれは昭和28年当時の状況を想定してのこと。映写機の類を禁止してるが、当時は一部の金持ちしか映写機が持てなかったからという規定がまだ法律的に生きている」 #jsicr

2010-10-23 14:02:45
津田大介 @tsuda

世耕「公選法の抜け穴はたくさんある。例えば選挙中、紙に政治的主張を書いて配布すると違反だが、紙にQRコード書いてその先のURLで主張が書いていれば紙を配布することは可能。そうした抜け穴をふさぐ意味もあるんですよと言って主張したが、自民党の反発は大きかった」 #jsicr

2010-10-23 14:04:39
津田大介 @tsuda

世耕「反対派の本音は『俺のよくわからないものは使って欲しくない』ということ。『ネット解禁したら民主党に有利じゃないか』『選挙に金がかかるようになる』みたいなものが多かった。毎日朝から呼ばれて集中砲火を浴びた」 #jsicr

2010-10-23 14:06:21
津田大介 @tsuda

世耕「手間がかかる、金がかかる、誹謗中傷が怖い。というのが党内反対派の理由。確かに選挙になったら怪文書は出てくる。敵陣営がやってる。ネットならそれが加速する。それに対する反論はリアルの世界の怪文書については対抗手段がないが、ネットであれば反論することができる」 #jsicr

2010-10-23 14:09:13
津田大介 @tsuda

世耕「ネット選挙解禁はリアルの誹謗中傷対策という側面もあると言って説得して1年半くらいがんばったがやっぱり解禁することができなかった。ネット解禁反対派のナンセンスなところは、公示期間の数日間使えないという部分。本当にネットが悪影響あるならずっと禁止すればいい」 #jsicr

2010-10-23 14:10:37
津田大介 @tsuda

世耕「そしてそのあと自民党は野党になった。民主党もネット選挙解禁に向かって動いた。ここで自民党も動く必要があると思って動いた。衆議院選でネット選挙解禁派議員が軒並み落ちた。幹部を『どうせ野党なんだからいいじゃないですか』といって説得して自民党案を出すことに成功した」 #jsicr

2010-10-23 14:13:07
津田大介 @tsuda

世耕「ところが民主党は与党になったらネット選挙解禁案を通すことができなかった。参院選を控えた幹部から反対が多かったようだ。その後、民主党からネット選挙解禁について超党派の協議の場を作ってもらいたいという申し出があった」 #jsicr

2010-10-23 14:14:34
津田大介 @tsuda

世耕「協議会の中で詳細なコンメンタールを作って実際の改正に対応できるようにもした。ようやく解禁できると思ってほっとしていたら、鳩山総理が辞任。国会が空転して我々の法律はお蔵入りになってしまった。民主党のネット解禁派の議員と会ってとにかく頑張ろうとは言っている」 #jsicr

2010-10-23 14:18:10
津田大介 @tsuda

世耕「もう1つはネット献金の問題。日本は送金というのは、銀行しか行えない。日本のクレジットカード産業は債権譲渡という回りくどい形にして送金扱いにはしていない」 #jsicr

2010-10-23 14:20:29