黒澤明

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

夢の中では、皆天才だ　「人間の頭脳がその夢を作る時に、天才的な表現力を駆使しているという驚くべき事実も、また、夢というものが人間の純粋切実な願望のギリギリの表現だからだと考える他ありません。人間は、夢を見ている時、天才なのです。天才のように大胆で勇敢なのです」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

続けていることが、どんなに大切かは後で分かるんだ「何でも続けていると,身につくんだよ.今更何だって,こんな爺がってもんだけど,ぱっと目の前が開けて良く見えたり,霧に囲まれて一寸先も見えなかったり,だんだん鮮明に見えることがおおくなってきたらお陀仏ってこった」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

「意地悪な気持ちは、ガツガツ閃きや才能や何でもお構いなしに食い尽くしちゃうんだ。そういう人間を沢山見てきた。怖いよ、人間の業ってもんは」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

喜劇を撮るのは、悲劇を撮るのより難しい　「お客さんを泣かせるより、笑わせるのは何十倍も難しい。人間を悲しい思いにさせるのは、下手なやり方でもそれなりに繕えるけど、笑わせるのは下手するとどうにもならない薄っぺらになるからね」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

創造の源は記憶である　「何もないところからものを創り出していると思っているのは、人間の驕りだよ。生まれてから今までのどこかで、耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、何かの切っ掛けで呼び覚まされて動き出す。そうやって、創造していくんだと思うよ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

世の中に、まったく同じ意見の奴なんていないよ「同じ顔の人間がいないように,同じ意見の人間もいやしない.だから面白いんだよね」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

「スクリーンに映ったものだけが全てなんだ.映画で飯食ってるんだから,感情に溺れちゃプロじゃないよ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

観賞も、一つの創作活動である　「下劣なものばかり見ていると,鑑賞力はどんどん下がる.そうすれば,創る側も腕が落ちる.腕が落ちれば,つまらないものしか出来なくなる.そうなるとまた鑑賞力が下がる.反対の追いかけっこが出来れば,作品の質も上がっていくのに」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

想像力が、人を幸せにするものだ　「政治家や官僚には想像力をもっと養って欲しいよ.選挙の時の票を集める知恵や,自分らの待遇ばかり考えていやがる.選挙ｶｰで何がお願いしますだ!お願いしたいのはこっちだよ,もう少し人間の立場を想像してみろ,国民の気持になって･･･」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

人間は進歩しているのか、疑問に思い始めた　「何なんだろう,正倉院の御物を見てきたけど,今あんな素晴らしいものを作れるだろうか,人間は本当に進歩しているのかなんて考えちゃったよ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

愛されて育った人とは、仕事がやりやすい「長く仕事をやってきて,一緒に仕事がやりやすいと思って聞いてみると末っ子なことが多かったんだ.よく考えてみると,要するに素直な奴とはやりやすいってことだね」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

いっそのこと、孤立無援の離れ小島にでも行けば、人間　正しい判断が出来るようになるかもしれない　「情報が多いのは結構なことだけれど、取捨選択する能力がしっかりしていなければ、人間は迷子になる」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

あなたは特別だから、そう言われるのは気に入らない「褒めているつもりなのかね,あなたは特別だから出来るんで,自分はとてもとてもそんなこと出来ないってな言い方する人いるでしょ.あれは,何なのかね」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

自分の作品で、一番素晴らしいと思うのはネクスト・ワン　「ものを創る人間にとって完全が目標です.完全に満足のいく作品なんてないから,次の作品こそは完全無欠な作品をと願うわけです.だから,僕にとって一番の作品はネクスト・ワンです」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

どう生きてきたかは顔に出るものだ「冠婚葬祭でズラッと並んだ顔を見ていると,良い生き方をしてきたか,悪いことしてきたかはすぐ分かるよ.縦書きだったり,横書きだったり,顔にチャンと書いてある」「泣き泣きも良いほうを取る形見分けってもんだよ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

何でも、センセーショナルに描けばいいというものじゃない「刺激ってのは,慣れっこになってどんどん強い刺激を求めるようになるんだ.それは,怖いことなんだよ」「薬の中にも毒を持って毒を制するものがあるけれど,熟練した調合が必要なんだよ.やり過ぎると,死に至らしめる」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

恥をかいてもいいから、ズカズカ踏み込むんだ　「ともかく、映画になった時どうなのか、それだけだ。ドンドン工夫して、意見を言って、笑われても、怒鳴られても、コンチクショウと思ってこれでもかこれでもかって、ヘイチャラでズカズカ踏み込んで頑張る奴が残っていく」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

「脚本や映画自体に力があればあるほど、自分の力で育っていく、生まれ出てくるという感じだよ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

何がテーマだなんて、簡単に言えるなら　映画なんて創らない　「・・・一言で言えるなら、プラカード持って町を練り歩くさ」「・・・だから、文句を言えないほどの映画をね、宣伝しなくても入るほど凄い映画を創ってやろうなんて思うんだ」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

傑作にしたければ、自分が本当に創りたいものを創ることだ「自分が本当に描きたいというものは,もの凄く具体的に想像出来る.興味があるのだから,いくらでも探求できるのだし,努力出来るのは当たり前じゃない.」 #kuroken

黒澤明「生きる」言葉 @AkiraK_Bot

脚本執筆は山登りに似ている「頂上を見ると辛くなるから,頂上を見ない見ないと,足元を見てｺﾂｺﾂ歩いていくんだ.そのうち風が変ってきて,もうすぐ峠だと感じる.そういうところで面白い展開が起こってまたやる気が出る.そんなこと繰り返していると,頂上に着くんだけどね」 #kuroken