- anokazenikike
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心のなかに一人の少女がいる、外見は出会う度変わり、住んでいる場所も違う、初めて出会ったのは小学校低学年の時の夢の中で、あの時は黒髪のおかっぱだったが、今日出会った時は茶髪のセミロングになっていたし、手足も少し伸びたような気がする
2014-02-05 01:53:31会おうと思っても狙って合うことは出来ず、ある時眠ると妙に意識がはっきりした夢を見て、その時必ず彼女と出会う、外見も何もかも違うのだが、不思議とああ、彼女だ、と自分は理解することができる、彼女はいつ会っても可愛らしく、幼さを残しつつも美しい
2014-02-05 01:55:17淫夢の類かとも思ったが、彼女は私にとってあまりに綺麗で可愛いので、いつも性的興奮を見出すことは出来ず、会話したり話しかけられたりすることを私は心底から喜んでいる、夢日記をつけ始めたのはたしか中学生の時からだが、小学校の時から出会っている彼女に会った回数は今でもはっきり覚えている
2014-02-05 01:57:01今日で7回目、この歳になるまでたった7回しか出会っていない彼女を私は見ただけで理解することができるし、ふとした時にその七回を全て思い出すことができる、夢の中で彼女の手に触れた感触や温度を覚えているし、彼女の声、匂いを覚えている
2014-02-05 01:58:28何を言っているかわからないとおもうが、とにかくランダムにわたしの夢に登場する同一人物としての彼女を私は好んでいるし、彼女にであうのはまた久しぶりだったがために、起きてから仕事に行くまでの私は初恋の人に10年ぶりに再開した時のように赤くなって慌てていて
2014-02-05 01:59:57もう一度眠れば出会えるだろうか、などと思ってしまう程だった、直ぐに仕事があったと思い出したわけだが、久々に彼女に出会えたことですこし染み染みと切ないような寂しいような気分になっている、6回目の時はあえて嬉しいという感情しかなかったのに、現在寂しいと思うようになったのは
2014-02-05 02:01:16私が年を取ったのだろうか。 今日の彼女は雪山を越えて急に広がっている草原に一人で立っていた、あの時の私はまだ子どもだったことを考えるとひどく再会までに時間が経っているのに、私はまるでいつもの様に友達の家に遊びに来たが如く、ごく自然に、久しぶりという言葉すら出てこなかった
2014-02-05 02:03:28どんなことを話したかはここでは伏せるが、他愛もないことをいつまでも話した、気が付くと自分の汚い部屋の中で目覚めたが、自分は今でも夢の中の彼女が目の前にいるような気がして気恥ずかしくて、今日はなぜだか念入りに身だしなみをして家を出てしまった
2014-02-05 02:04:47夢を日記につけるようになってからもうこんな歳になってしまったが、彼女と出会う時、彼女と話している時だけ、私はあの日、あの時の子どもの私に戻っているのかもしれない、夢が覚めると子どもの私の精神は元の古く年をとった器に戻されるが、目覚めにいつものような気だるさは無く
2014-02-05 02:08:23