茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1171回「金銀銅、独占!」

脳科学者・茂木健一郎さんの2月11日の連続ツイート。 本日は、ニュースでよみがえってきたこと!
コラム 茂木健一郎 きど
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茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート第1171回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、ニュースでよみがえってきたこと!
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(1)チクセントミハイの言う「フロー」は、最高のパフォーマンス、深い学びができる状態。集中していて、時間の経つのを忘れ、やっている行為自体が報酬となる。どうやったら「フロー」の階段を上ることができるかと言えば、自分自身によい意味での負荷をかけるしかない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(2)スピードスケートの清水宏保選手(@shimizuhiroyasu)の練習は、過酷なことで有名だった。その過酷な練習の果てに、世界新記録やオリンピックの金メダルがある。その清水選手がかつて私に言って下さった。「世界新記録が出るときは、むしろ流している感覚なのです」
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(3)「むしろ流している感覚」の時に、世界新記録が出る。これがフローである。今開催中のソチ・オリンピックでは、過酷な負荷をかけて鍛錬した結果、フローに達することができた選手が、よい記録を出し、メダルを獲得する。オリンピックの競技から目が離せない理由がここにあると言えるだろう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(4)現地時間で昨日行われたスピードスケート500メートル。日本の加藤条治選手、長島圭一郎選手は、健闘したもののメダルに届かず、残念だった。オリンピックに集うトップ・アスリートたちのぎりぎりの戦いの中で、本当に紙一重であるし、少しのコンディションの差異で左右されてしまう。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(5)表彰台には、三人のオランダの選手が立った。金銀銅独占。スケートが愛されている、オランダの方々は、きっとよろこんだことだろう。そして、そのニュースに、私が小学校の頃の、一つの幸せな記憶がよみがえってきた。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(6)1972年の札幌オリンピック。私は小学校3年生だった。笠谷幸生、金野昭次、青地清二の三選手が、スキーの70メートル級のジャンプで金銀銅独占。「カサヤ、コンノ、アオチ」「金銀銅独占」という言葉が、小学生の私に、強烈なインパクトを持って刻まれた!
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(7)スキージャンプ陣の金銀銅独占によって、ジャンプがいきなり少年の人気競技に。私たちは、雪があまりふらない土地に住みながら、滑り台をつかって、ジャンプのマネをしたものだ。しゃがんですべって、ぱーっと踏み切る。そして、「金銀銅独占!」と叫んだ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(8)思えば、あの頃の日本は高度経済成長で、明日は今日よりもよくなると思っていた。その日本の風景の中に、「金銀銅独占」がぴたっとはまって、なんだか忘れることができない、「私の個人的な日本史」の中のエポックとなっている。
茂木健一郎 @kenichiromogi
きど(9)ネットで調べてみると、日本人選手の金銀銅独占は6回あったらしい(http://t.co/4vDjqCLYfO)。最後の金銀銅独占。1972年、札幌オリンピック。あの興奮が、いつかまた、日本人選手によってなされないかなと、密かに期待している! 
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート1171回「金銀銅、独占!」でした。
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