死神と少女 東から西 西から東へ

『この世界のもっとも奥深いところにあるものは、生でもなければ死でもなく、生であり死である何かである』 それは神話の思考。 死神と少女のお話の世界において東⇔西軸の方角はとても重要であり、また時計塔とは母の胎であり墓あるいは 異界(冥界・天国など)であると捉えることが可能なのではないか? ということに端を発したツイート群です。
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こしば @_siba_

今日も今日とて、日課の死神と少女でエゴサしてたら() 日生光って名前、日生を縦に重ねると星になって、星の光になるから、死神と少女の世界観にも合うね!ってのみて、今さら、あっ……ってなってる イメージモデルが星新一なのに、全然名前関係ないよねぇと思ってたけど……あぁ、なるほど……

2014-02-09 00:58:33
マサナギ @masanagim

紗夜さんが太陽 太陽に照らされなければ姿を現わせない(見えない・存在できない)月が死神(十夜と蒼)で日生先輩が見えていても存在しているのかどうかわからない星(の光) そして七葵先輩はそれらの天体を観測する人 

2014-02-17 02:08:51
マサナギ @masanagim

日+生で「星」っていうのでなるほどー!と思って私も考えてみたんだよー!

2014-02-17 02:10:33
マサナギ @masanagim

紗夜さんが太陽というとイメージ違うかもですが 死神と少女の旅と太陽の運行と人の命は重ね合わせて考えることができるんじゃないかとずっと思ってて 実は図とかも作ってて

2014-02-17 02:15:39
マサナギ @masanagim

でも明日はいっぱい死神と少女の話をしたいなー!

2014-02-17 03:27:18
中沢新一語録 @nakazawa_quotes

この世界のもっとも奥深いところにあるものは、生でもなければ死でもなく、生であり死である何かである。名づけようのないものが世界の始源にあると、神話の思考はとらえています。そして人間は、その領域に触れようとしてさまざまな冒険をするわけです。~「超核の神話 岡本太郎について」

2014-02-16 12:15:43
マサナギ @masanagim

死神と少女って神話的だなって思うんだ

2014-02-17 03:32:27
マサナギ @masanagim

作った図っていうのは死神と少女の世界の構造はこういう感じなんじゃないか?というのを想像して描いたもの

2014-02-17 03:38:38
マサナギ @masanagim

吉野裕子さんの「日本古代呪術」を読み返していて 古代日本人は世界をどのように把握してたんだろうかとか原始信仰と陰陽五行をどのように習合していったのか?とかそういったことが考察されている本なんですが まずは古代日本人は自分自身(人間)と太陽・地上の動植物から物事を考えていっていると

2014-02-18 01:18:22
マサナギ @masanagim

人間の命は母の胎内に芽生え定着し狭く暗い場所でこもり 時至れば嬰児の形をとり誕生する そうして裸形で生まれ成育し成人しやがて親と同じく子を残していつかは死んでゆく この世にやってきたものはその来た元の所に必ず帰る 来た所に去ってゆく それが人間というものでありこの世の習いである

2014-02-18 01:44:58
マサナギ @masanagim

そして太陽については 太陽は東から上がり西に沈む その沈んだ日は「太陽の洞窟」という洞穴を通ってまた東方に新生する 「太陽の洞窟」は沖縄諸島の神話にでてくるそうですが古事記でも太陽神が洞窟にこもって世界が暗闇になりますよね 太陽が洞窟にこもるので世界は暗闇になるんだと考えていた

2014-02-18 01:59:11
マサナギ @masanagim

太陽は東から上る 人の命も東方から渡来する そして太陽は日毎に新生・消滅をくり返し輪廻転生する 人も同じく輪廻転生し この二者 つまり太陽も人も結局はこの世に常在しないものである 

2014-02-18 02:27:08
マサナギ @masanagim

また太陽と人の輪廻転生の中央に据えられているのは「穴」である 太陽の場合は「太陽の洞窟」人の場合は「母の胎」死去の場合は疑似母胎「墓」である 母の胎も墓もともに「穴」であって この穴にこもるということがあってはじめて完全な「生」と「死」が達成されるのだと考えられていた 

2014-02-18 02:34:12
マサナギ @masanagim

つまり墓に入れるということはただの埋葬じゃなく この穴にこもり常世に新生するという意味があったんだと思う 埋められた骨が屈葬の形であるのはこれはきっと胎児の形なのではないのかと 母の胎内に擬かれた墓にこもり続けたのちはあの世にまた生まれおちる 

2014-02-18 02:44:24
マサナギ @masanagim

そうしてあの世 異界とか冥界とか彼岸とか呼び名はいろいろですがこの世ではない彼方の世界に新生した命はまたいづれかは死に至り 次に母の胎内に宿ってこの世に嬰児として誕生する 太陽が東から昇って西に沈み太陽の洞窟を通ってまた東に新生するのと同じように 人の命も太陽も輪廻転生をくり還す

2014-02-18 02:48:40
マサナギ @masanagim

古代日本ではそんな風に生と死は東と西の軸を重要に考えられていたようなのですね 東と西・・・ それでここからやっと死神と少女の話になるのですが 遠野十夜の物語「死神と少女」は作中で旅をします 西から東へと 一方紗夜たちが住んでいるのはここではないどこか遠い遠い東の国・・・なのです

2014-02-18 03:06:11
マサナギ @masanagim

東の国っていうのは何となく架空の日本的な意味合いなのかと捉えていたけど これはもっと深い意味があるじゃないのかと考えはじめた 紗夜は東の国 そしてたぶん蒼は西の国からやってきた そして先程からの太陽の運行で考えるなら東は「生」 西は「死」の方角にあたるんじゃないのかと

2014-02-18 03:09:27
マサナギ @masanagim

人の命は太陽の運行に擬えられて東から西へと移動します 死神と少女においてはたぶん紗夜も東から西へと(観念的にだと思うが)旅をしている そして十夜の物語「死神と少女」は西から東へと旅している そして死神と少女の世界での「穴」にあたるもの それはたぶん「時計塔」なのではないか

2014-02-18 03:40:53
マサナギ @masanagim

太陽の洞窟や母の胎あるいは墓にあたるもの それはあの世界においては「時計塔」なのではないのかとそう思う その世界の構造を図にしてみたのがこれ→ http://t.co/0KW1g9ZFqd 時計塔が二つあるということではなくあの世とこの世の鏡合わせのひとつの時計塔という感じです

2014-02-18 03:47:53
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マサナギ @masanagim

この図の水色の線は東から西へで紗夜の物語の移動で彼女は徐々に死の方角である西に向かって旅している 旅の終わりは時計塔です 同時に彼女の世界の太陽は東から上がり西に沈み 太陽の洞窟に入る そしてその太陽は物語の方の死神と少女の世界へと新生し西から上がり東へと沈む

2014-02-18 04:02:05
マサナギ @masanagim

図の灰色の線は十夜の物語「死神と少女」の旅の道程で西から東へと移動している そしてこの世界の太陽も西から上がり東へと沈み 穴へ入る そうしてまた東の方角から今度は紗夜の世界のほうへ新生する

2014-02-18 04:06:21
マサナギ @masanagim

そういう世界構造があるのじゃないか?と思うのです これは一から考えたんじゃなくて死神と少女ディスクやタイトル画面から考察した結果で タイトル画面は蒼バージョンと十夜バージョンがありますが 蒼だと夜明けから日没までの昼 十夜だと日没から夜明け前までの夜と対になっているようなのです

2014-02-18 04:17:45
マサナギ @masanagim

そしてどちらの画面でも旅をしているんですが蒼の昼世界バージョンでも十夜の夜世界バージョンでも時計塔にたどり着いた処で画面が切り替わる仕様になっていて・・・ 旅の終わりが時計塔だからなのですねきっと そして服装も対になっていて蒼(白い服)紗夜(黒い服)と十夜(黒)紗夜(白)で

2014-02-18 04:22:04
マサナギ @masanagim

デモ画面の十夜と紗夜バージョンの紗夜の服が白なのは死神装束の黒との対比もあると思いますが何よりこちらは幻想側であり 物語の方の死神と少女とリンクしているのかなーと思いました OPBの絵物語では死神は黒い衣装を着ていて少女は白い服をきていましたし

2014-02-18 04:40:03
マサナギ @masanagim

OPEといえばこの中の藤元さんのインタビューのページ 町の風景の影絵がバックになっていますがこの画が自分の描いた死神と少女世界の構造図の元になってます 両脇に時計塔があるけれど この上半分が昼であり現実の世界 その下半分が夜であり幻想の世界といった感じ ゲームのディスクも同じです

2014-02-18 04:43:31