私が書いた花宮夢小説(挿絵つき)

【会えて死ぬほど嬉しいよ。お前は◯番目のポイントガードだ】 夢小説の執筆に挑戦してみました。相手キャラは黒バスの花宮。全13ツイートに及ぶ本編とフォロワーの描いてくれた挿絵をまとめますので、気になる方はどうぞ! 【ふはっ。もう行っちまうのか。じゃーな】
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赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 登場人物 夢子 霧崎第一に通う高二 花宮のクラスメート バスケは観覧専門で並々ならぬ観察眼を持つ→花宮の反則まがいのラフプレーに気付ける! 花宮 下衆マロ

2014-03-03 23:15:34
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第一Q 初めて観る自校の試合。終焉のブザーが鳴り勝利に喜ぶ生徒らの傍らで、夢子だけは暗い表情を浮かべていた。 「試合見たよ、花宮くん」 主将の花宮は成績優秀で周りからの信頼も厚いクラスメイトだ。 「夢子さん、来てくれてありがとう。楽しんでもらえたかな?」

2014-03-03 23:15:43
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第二Q 「…楽しく…なかった」 「? 夢子さん…?」 「随分と計画的なラフプレーだったね…相手チームの怪我も人為的。あの戦い方は、卑怯だよ…!」 「……」 暫しの沈黙のあと、ふは、と笑いが漏れる。花宮の表情が変貌を遂げるのに時間はかからなかった。

2014-03-03 23:15:49
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第三Q (クソ…なんなんだあの女。審判すら気付かないのにコート外から気付いたのか?) 花宮の心に灯る邪念。計画を阻む者は駆除するしかない。選手以外に手を下すのは故意ではないが、それも致し方なかった。 「邪魔する奴は徹底的に潰す…」

2014-03-03 23:15:56
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第四Q 「夢子さん…放課後会えないかな?見せたいものがあるんだ」 花宮からの突然の誘い。もう彼は温和な級友などではない。 彼の策略を見破ってしまった夢子の目に写るのは下衆の人間。自分に被害が及ぶ可能性もあり得る。細心の注意を払い、誘いに応じることにした。

2014-03-03 23:16:01
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第五Q 「う…ここは…どこ?」 まどろみから覚めた夢子は自分の置かれている状況に気付いていない。 「確か花宮くんに呼ばれて…こ、これは?!」 夢子は驚愕した。誰もいない廃墟。拘束された手足。そして、膝に巻きつけられた…ビーフジャーキー。

2014-03-03 23:16:08
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第六Q 悪童の笑みを浮かべる花宮。この状況を作った張本人に夢子は精一杯の抵抗をする。 「こんなことして…策略が知られた腹いせ?」 ふは、と嗤う 「なわけねぇだろバァカ。お前は知り過ぎた…」 花宮の出した合図の先にいたのは…放し飼いのドーベルマン。

2014-03-03 23:16:15
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第七Q 夢子の目の前にはドーベルマン。 「こいつはビーフジャーキーを狙っている。残念だがお前の膝はご臨終だろうな…ご愁傷様」 恐怖におののく夢子と恍惚の花宮。邪魔者を潰す瞬間は幸福そのものである。 「やめて…来ないで!私…私…犬アレルギーなの…!!」

2014-03-03 23:16:22
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第八Q 花宮にとっての誤算、夢子の犬アレルギーに彼の決意が揺らぐ。 無残にもビーフジャーキーの薫りにつられ容赦無く近づくドーベルマン。 「花宮くん…お願い止めて…」 膝を潰される恐怖か、アレルギー反応か、夢子はついに泣き出してしまった。

2014-03-03 23:16:27
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第九Q 赤らんだ頬を蔦る涙に、目を奪われてしまった。刹那、花宮の心が揺らぐ。 人の不幸は蜜の味、と唱えてきたが、眼前に広がる夢子の不幸にはいつものような味わいがない。罪悪感すら感じる程にかき乱されている。 「…チッ」 あることを決意し花宮は夢子へ歩み寄る

2014-03-03 23:16:31
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第十Q 「花宮くん?!」 驚嘆の声が廃墟に響き渡る。 目の前には、夢子の膝に巻かれたビーフジャーキーを狙うドーベルマン。 そして、ビーフジャーキーを噛みちぎる花宮。 夢子をこの状況に追い込んだ張本人が身を挺して守っていた。

2014-03-03 23:16:35
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第十一Q 花宮がビーフジャーキーを平らげると、ドーベルマンも餌が無いと分かり、大人しく構えるようになった。 夢子は拘束から解放されるとアレルゲンから遠ざかる。 「どうして…私を助けたの?」 自分を陥ようとした人間に助けられ、戸惑いを隠せないでいる。

2014-03-03 23:16:41
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第十二Q 「バァカ。アレルギーごときで苦しんでもらっちゃ困るんだよ。」 冷たく突き放すが、本当は何故助けてしまったのかわからない。心には正体不明のモヤがかかっていた。 それを悟られまいと、花宮は視線を横に泳がす。

2014-03-03 23:16:45
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 第十三Q 「あの…私がお礼を言うのも変だけどさ …助けてくれて、ありがと…///」 「か、勘違いすんなバァカ…//…次は容赦無く潰す!」 短い言葉を交わし、二人は廃墟を後にする。 二人の間にはビーフジャーキーより硬い何かが生まれようとしていた…

2014-03-03 23:16:49
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 連投してごめんなさい!!完全な身内ネタでした!!私が生まれて初めてしっかり書いた夢小説。ほんと楽しかったです!!セルフサティスファクション!!∧( 'Θ' )∧

2014-03-03 23:18:11
赤べこ @akabeeeeko

#べこの花宮夢小説企画 むかごちゃん( @mukago5555 )が私の夢小説に挿絵を描いてくださりました!!私の思い描く情景を見事表現してくださりありがとうございます!!! http://t.co/YMiencCoSJ

2014-03-05 00:12:58
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