【実況】オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト#5(発掘・終)
- karafuto1979
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#NJSLYR まきびしを「奸計」とまで呼ぶ忍者ものも珍しいが、今までも何度か非人道的兵器と言われてたはず。ボーツカイ=サンはキャバリアー=サンのテンションに同調して、どこかサンチョ=パンサめいてきたような
2011-08-22 17:40:25ニンジャスレイヤーのアイアンオトメの真左に躍り出るチャリオット!キャバリアーがツーハンデッド・カタナブレードツルギを両手で振り上げる!「ヌウーン……イヤーッ!」振り下ろす!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの極限的バイクさばき!タイヤのすぐ側の地面をカタナブレードツルギが砕く!
2011-08-22 18:13:59さらに驚くべき速度で返す刀の一撃!「ヌウーンイヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはアイアンオトメをほぼ真横にまで傾けてこのシビアな斬撃を回避!だが、見よ!前方を!すでにトラックは左カーブし、ニンジャスレイヤーの目前に迫るのは競技場の壁である!
2011-08-22 18:32:39「ヌウッ……」「逃がさいでかニンジャスレイヤー=サン!」ボーツカイが叫んだ。チャリオットの車輪から真横にスパイクが飛び出し回転を開始!壁を前にニンジャスレイヤーが少しでもスピードダウンすればスパイクがアイアンオトメもろともネギトロにしてしまうだろう!実際危険!
2011-08-22 18:34:29「どうだッ!」迫り来る壁!ダメ押しとばかりにボーツカイはチャリオットを左前方へ加速、壁ぎりぎりにドリフトさせてアイアンオトメの左折先進路を塞ぐ!「逃げ場無し!これで貴様は速度によって壁面に叩きつけられペシャンコのイカジャーキーよーッ!」危うしニンジャスレイヤー!ナムアミダブツ!
2011-08-22 18:52:26ニンジャスレイヤーはアクセルをフルスロットルした!ナムサン!自殺めいた加速!だが刮目せよ!我々は見届けねばならぬ!「イヤーッ!」加速そしてドリフトしながら壁へ突っ込むアイアンオトメ……その車体が、おお、なんたる事!壁のカーブに沿った繊細なドリフトにより、真横に壁を走行し始めた!
2011-08-22 19:05:40「何だとーッ!?」ボーツカイが絶叫する。アイアンオトメはそのまま壁を走りながら上へ上がってゆく。そして、「イヤーッ!」チャリオット上のキャバリアーめがけ、高高度から飛びかかった!「ヌウーン!イヤーッ!」キャバリアーがカタナブレードツルギを振り回す。だがアイアンオトメが速い!
2011-08-22 19:23:55「イヤーッ!」「グワーッ!」アイアンオトメの前輪がキャバリアーの顔面を捉えた!いかな巨人ゾンビーニンジャであろうと、速度を乗せた1200CCモーターサイクルの全質量を上半身に叩き込まれれば無事では済まない!ギャルギャルギャルギャル!無慈悲に回転するアイアンオトメの車輪!
2011-08-22 19:35:48「グワーッ!この、この苦しみ!」カブトの奥からキャバリアーの苦悶の声が漏れる。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはさらにアイアンオトメを押し込む!「ヌウーン!」キャバリアーはカタナブレードツルギを取り落とし、両腕でバイクを抱きかかえるようにした。そして……「イヤーッ!」投げ飛ばす!
2011-08-22 19:49:41なんたる怪力!投げ飛ばされたアイアンオトメはスピンしながら転倒、ニンジャスレイヤーは車体から転がり落ち、そのまま七連続バック転を繰り出して着地した。「お、おのれーッ!」ボーツカイが毒づく。「カタナブレードツルギを!カタナブレードツルギを拾えキャバリアー=サン!」「ヌウーン!」
2011-08-22 19:57:29チャリオットが停止すると、キャバリアーが台車から飛び降り、やや離れた位置に置き去りにされたカタナブレードツルギに向かってノシノシと歩く。「イサオシ……我がカタナブレードツルギ……」「させぬぞ」ニンジャスレイヤーは短距離走者めいてトップスピードでダッシュする!
2011-08-22 20:14:56ニンジャスレイヤーの狙いは当然、丸腰のキャバリアーである。カタナブレードツルギが無くばあのゾンビーニンジャは鈍重なスモトリと大差無し!得物を拾い上げる前にケリをつけるつもりである。「そうはさせぬぞ!イヤーッ!」ボーツカイがバイク上からニンジャスレイヤーへスリケンを七枚投擲!
2011-08-22 20:52:27「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは眉一つ動かさず、全力疾走しながらスリケンを十一枚投げ返す!七枚がボーツカイのスリケンとそれぞれぶつかり合い破砕消滅!残る四枚がボーツカイの体軸に突き刺さる!これは単純極まる引き算の演習だ!「グ、グワーッ!」
2011-08-22 20:54:26ニンジャスレイヤーは言い放つ!「下がっておれ!急がずともオヌシのことは痛めつけた後に殺す!」「グ、グワーッ!」そしてキャバリアーめがけダッシュの勢いを乗せたスピニング・ドロップキックを繰り出す!「イヤーッ!」「グワーッ!」キャバリアーは脇腹にヤリめいた突撃を受け、よろめく!
2011-08-22 21:17:12さらにニンジャスレイヤーは踏み込みながら連続攻撃!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」嵐の如きチョップ突きの連打である。これは実際テクニカルな攻撃であった。甲冑の繋ぎ目を狙い、最大のダメージを与えていくのだ!「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」腐った血が噴き出す!
2011-08-22 21:22:05「この痛み!イヤーッ!」キャバリアーがゴリラめいたハンマーパンチで反撃!だがニンジャスレイヤーは流麗なステップでこれを受け流しワン・インチ距離まで踏み込むと、下腹に拳を叩き込んだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」ゴウランガ!完璧なタイミングで放たれたポン・パンチのクリーンヒット!
2011-08-22 21:28:56ついにキャバリアーのニンジャ耐久力の限界を超え、9フィートの巨体は回転しながら吹き飛ばされ、競技場の壁に叩きつけられる!「キャバリアー=サン!」ナムアミダブツ!ボーツカイの叫びも虚しい!ニンジャスレイヤーは地面に転がるツーハンデッド・カタナブレードツルギに飛びつく!
2011-08-22 21:31:09「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの上半身に縄のような筋肉が盛り上がった。そして、見よ!あの巨人がようやく両手で扱えるほどの大業物カタナブレードツルギの柄を、ニンジャスレイヤーはゆっくりと持ち上げ、そして、ゴウランガ!自らの体を軸に、ハンマー投げ選手めいて遠心力で振り回し始める!
2011-08-22 21:33:46