【実況】ブレードヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス#2(発掘)
「何ィ!?」三人のグレーターヤクザは一斉に立ち上がった。「アイエッ!?」三人のヨロシサン社員も同時に立ち上がる。両者にとって青天の霹靂めいた事態が起こった事は明白である!「アバババーッ!」クローンヤクザはカウンターへ倒れこんだ。両腕の切断面から流れる濁ったバイオ血液が流水を汚す!
2011-08-29 01:39:54「襲撃か!?」「ヨロシサン!罠かコラー!」「こっちのセリフでしょッ!」六人が浮き足立つ中、もう一人、新手の闖入者が戸口からエントリーした。濃紺のニンジャ装束、キツネオメーンを身につけたその者は素早くオジギした。「ドーモ。ケジメニンジャです。貴様らをケジメする」
2011-08-29 01:42:42「出、出やがった!」金髪ヤクザがチャカ(ヤクザカスタム短銃)を素早く構えてケジメニンジャを狙った。「こいつだ!こいつ!ザッケンナコラー!」発砲!他の二人のグレーターヤクザも迷わずケジメニンジャへ発砲!
2011-08-29 01:54:16#NJSLYR 「バイオ悪事」は原文では"bioakuji"だったりするのだろうか。一回、原文掲載スペシャルとかやってほしいなー。近頃過重労働気味の翻訳チームの皆様も、翻訳しなくていいので楽ができるはずだ。
2011-08-29 01:54:17「イヤーッ!」ケジメニンジャはその場で高速回転した!両手で逆手持ちしたドスが全ての銃弾を弾き返す!「アバーッ!?」グレーターヤクザの一人が額に跳弾を受けて即死!金髪ヤクザとグリズリーヤクザは死んだ兄弟分を唖然と見下ろす!「イヤーッ!」ケジメニンジャが跳躍!
2011-08-29 01:58:56「アバーッ!」まるで超小型の竜巻が襲いかかったかのような惨事!ヨロシサン社員の一人が両手指全てをケジメされ、さらに一秒後には全身をナマスめいてバラバラに切断されて床に散乱した。課長サラリマンとニュービーサラリマンは死んだ社員を唖然と見下ろす!「イヤーッ!」ケジメニンジャが跳躍!
2011-08-29 02:01:04その時だ!「イヤーッ!」ドーナツ型円形カウンターの奥から毛むくじゃらの何かが跳び上がり、課長サラリマンめがけたケジメニンジャの跳躍攻撃をインターラプトした。切磋音が響き渡る!「アイエエエエエ!」ニュービーサラリマンが驚きのあまり再失禁!
2011-08-29 02:11:24ケジメニンジャは思わぬ新手に攻撃を阻まれ、バック転して距離を取るとドス・ダガーを構えなおした。毛むくじゃらの人影は背中を丸めて両手をつきだした。その指先に鋭利な爪が光る。彼の身を包む毛皮ボディスーツは……どうやらニンジャ装束なのだ!
2011-08-29 02:13:48異形のニンジャは獅子の下顎を模したメンポの隙間から獣じみた涎を垂らしてオジギした。「ヒヒッ、ヒヒヒヒ!ドーモはじめまして、ケジメニンジャ=サンとやら。私はサヴェージです」ニンジャ頭巾を突き破って飛び出したサーベルタイガーめいた犬歯をぎらつかせ嘲笑う!
2011-08-29 02:17:06「君ィ!」課長サラリマンが咎めるように言った。「タイミングが遅いんじゃないのかね?出世できないよ?ウチの社員が一人殺されたぞ?」「テメッコラー!」グリズリーヤクザがカウンターの反対側からチャカを課長サラリマンに向けて威嚇する。「どういう事だオラー!ニンジャ潜ませてたのかオラー!」
2011-08-29 02:20:48「当たり前だよ、我々は善良な市民なんだ」課長サラリマンは眼鏡を直しながら吐き捨てるように言う。「貴方がたのようなアウトローとネゴシエイトするにあたって、もしもの事を想定するのは当然です!」「うるっせェー!」サヴェージが大声で叫び、二者を黙らせた。「集中できねぇだろうが!殺すぞ!」
2011-08-29 02:23:19「アイエッ!」課長サラリマンは素早く部屋の奥へ引き下がった。「とにかくそのケジメニンジャとかいうヨタモノをやれ!頼みましたよ!」「言われなくてもやってやるぜェー!」サヴェージは地団駄を踏み、吠えた。「アォォーン!」ケジメニンジャは攻撃姿勢を取った。「……ならば貴様からケジメする」
2011-08-29 02:27:26(第二部「キョート殺伐都市」より:「ブレードヤクザ・ヴェイカント・ヴェンジェンス」#2終わり。#3へ続く)
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