法月綸太郎×東浩紀「ふたたび謎解きの世界――名探偵と愛のゆくえ」@ゲンロンカフェ #genroncafe
のりりん「それは書き方として正しい」 あずまん「自分の無意識の論理的一貫性を信じる」 のりりん「本格ミステリはそこから一番遠い書き方をしてると思う。パズルのピースを集めて書く。それでぼくはそれで悩まされている。」 #genroncafe
2014-03-14 19:24:31ふたたび~は変な小説。ミステリ以外の部分が過剰。 のりりん「なんかやったら出てくるだろうと思って…でも、自分では出てこなかったかな」 あずまん「ぼくは出てきたと思ってる(ってのが水色本)」 #genroncafe
2014-03-14 19:26:49二の悲劇はコントロールされている。ふたたび~はコントロールされていない。それが面白い。僕にとっては容子の存在が。容子をなんで出したの、とあずまん。密閉の延長としてなことは当たっているとのりりん。 #genroncafe
2014-03-14 19:29:46あずまん「容子(宛先)を封印することで綸太郎シリーズが始まった。それがふたたび~で繰り返された。」 のりりん「あってる。でもどうしてそうしたんだろう」 #genroncafe
2014-03-14 19:31:29あずまん「エヴァではアスカが要らない。それで完結してるはず。アスカの登場でエヴァの世界が壊れた。庵野さんのみやむーへの愛着とかが歪で豊かなものになってしまう。そもそもなかったであろうロジック。」 #genroncafe
2014-03-14 19:33:11東:本来ならばありえないものがそこにある。すごく変なこと。電波っぽいことをいえば、人間たちの世界に神(作者)の世界が降りてくる。純文学は登場人物の世界で完結する、しかしスポンサーや打ち切りのせいで世界が歪む。ぼくはそれがエンターテイメントとして面白いと思う #genroncafe
2014-03-14 19:34:50「エヴァにおけるアスカ。本来のストーリーとは異なった成分がアスカの登場によってもたらされた。」 ⇒新劇だとマリでさらにいびつになったと思う。新劇に”本来のストーリー”があったかは別として #genroncafe
2014-03-14 19:35:19容子(のりりん(作家)世界のキャラ)登場→後期クイーン問題に繋がる。けど綸太郎はそれに気づかない。 #genroncafe
2014-03-14 19:35:43エチカが死ぬまでの時間、ジャンル小説と心中するかという断念、に時間がかかった。 #genroncafe
2014-03-14 19:40:05のりりん:母としての警視を見たときに痛いとこをつくな、と思った。過去のものを読んでいると変な記述をみつける。『功績』の『以心伝心』内で親子が語り合うのを見て気持ち悪くなった。二人とも老人ホームに入ってるみたいで。この短編は母娘の話。母が娘から離れられない。 #genroncafe
2014-03-14 19:42:31警視は母の気持ちがわかる。でも綸太郎は娘サイドに立つ。捻れた父と子の関係、書かれている通りではない、それが反映されたのでは。 のりりんに引っ張られてゆっくり喋るあずまん。 #genroncafe
2014-03-14 19:45:01男性同士の関係っぽくない(男女関係っぽい)会話をする法月親子。砂漠に行く前に独り暮らしをしろよ、というのが水色本の話。 #genroncafe
2014-03-14 19:46:20クイーンをそのまま引き写しで書き始めた法月綸太郎シリーズ。 あずまん「作家クイーンは二人組→クイーン親子も二人。作家数との反映と考えるとわかりやすい?」 #genroncafe
2014-03-14 19:50:02本格とハードボイルドの関係を母が包み込んでいる。妻は殺すけど母とは生きる。エラリィクイーンは二人だから二人。あっちこっちにダブルのイメージ。法月さんは一人、でもツインの作家から引っ張ってきてる。 #genroncafe
2014-03-14 19:58:28あずまん「あれ、たそがれって読むんですか?あれはたそがれって読む小説だったんですね?あぶないとこでしたね」 のりりん「宇山さんがタイトルを考えた。誰彼と書いて『たそがれ』です、といわれた」 #genroncafe
2014-03-14 20:00:11のりりん「主体は誰か、という話でタイトルをつけたのが宇山さん」 あずまん「法月さんの小説では母のイメージが強い。父と戦ってると思いきや母と戦っている」 #genroncafe
2014-03-14 20:01:18あずまん:宇野さんのセカイ系批判を予見的に書いてるのがふたたび~。表面的には父、でも母について書いてるのが三部作 #genroncafe
2014-03-14 20:02:38