【実況】 ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル #2(発掘)
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「昨夜、ネオ・カブキチョの相撲バーで…」オイランは訊ねた。あの男とどこか似た、不吉な影のある雰囲気を、フジキドが持っていたためだろう。常人もしばしば、そのような形でニンジャソウルを感じ取るものなのだ。「相撲バー?何の話か皆目検討が…」フジキドはそう答え、オイランは人違いを詫びた。
2011-09-04 22:49:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【2ch】ニュー速クオリティ:教師「新幹線に乗ってはいけません」 子供「何で?」 教師「新幹線は軍人を運ぶ侵略兵器だからです」 http://t.co/DdBGT6Q ザイバツ・シャドーギルドがニンジャ運ぶのに使ってるからか #njslyr
2011-09-04 22:50:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「残りのお客様、ゲートが開きましたので、10分以内の乗車に御協力ドスエ……」無表情な電子マイコ音声が流れる。フジキドは乗車し、72号車B2番席を探した。床の升目を頼りにB2の位置を探し、その升目からはみ出さないように、天井から垂れた吊り革を握る。マケグミ・クラスに座席は無いのだ。
2011-09-04 22:59:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「間もなく出発ドスエ……」車内にマイコ音声が流れた。ジェットエンジンの轟音が聞こえ始める。ナンシーの偽造パスポートとチケットは正しく機能したのだ。胸を撫で下ろすフジキド。そしてふと右隣を見ると……何たる偶然であろうか、彼の右隣のB3番席には、先程のオイランの姿があった。
2011-09-04 23:03:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「手作業精神を重点する日本社会においては、新幹線のようなハイテク列車もまた手洗いの対象なのだ!」 #njslyr シャレになってねえ(w
2011-09-04 23:05:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
新幹線なのに立ったままか!飛行機でも7時間以上かかるような距離だぞw QT @NJSLYR: フジキドは乗車し、72号車B2番席を探した。床の升目を頼りにB2の位置を探し、その升目からはみ出さないように、天井から垂れた吊り革を握る。マケグミ・クラスに座席は無いのだ。#njslyr
2011-09-04 23:05:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
シンヨコハマからキョートまで立ちっぱなしで新幹線に乗ったことあるので想像できる 実際足がボー #NJSLYR
2011-09-04 23:06:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#njslyr ジェットエンジンで動く新幹線につり革で立って乗車。ジェノサイド=サンが心配するのも分かるが実際耐えられるのか
2011-09-04 23:06:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
オイランのユリコは、まだ自分が白昼夢の中にいるようだった。昨晩、ウェスタン相撲バーで起こった殺戮は現実のものだったのか?彼女が気絶から目覚めたとき、相撲バーはゴアまみれのジゴクめいたキリングフィールドと化しており、マッポが来る前に彼女はそこから逃げ出したのだ。
2011-09-04 23:07:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「あの人、あの人の名は…」オイランはぶつぶつと独りごちる。昨夜何があったのか、思い出すことも難しい。カソックコートを着た、ニヒルなあの男…。極度の精神的ショックにより、ニンジャやゾンビといった要素は、彼女のニューロンから欠落していたのだ。唯一つ覚えている単語は……「ジェノサイド」
2011-09-04 23:12:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「AAAAAARRRRRGH!」暗い鋼鉄の棺桶の中で、ジェノサイドは獣じみた唸り声と共に、その両腕に力をこめた。しかし彼を拘束する特殊合金製の鎖付き手錠が腐った手首に食い込み、腕の肉をいくらか削ぎ落とすだけで、棺桶は開こうとしない。無駄な努力であることが解ると、彼は一層苛立った。
2011-09-04 23:17:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「おい、あっちの鋼鉄棺桶……」荷物車両警備員の一人が、車両の隅に立て置かれた積荷をマグライトで照らした「何か音がしなかったか?」。「気のせいだ」ともう一人の警備員「ジェットエンジンの音だろ。それにありゃあ、ダイミョ・クラスのお客様の荷物だぜ?下手に触ったら、ケジメじゃすまねえよ」
2011-09-04 23:22:01