連続王手の千日手は禁手かどうか

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桃燈 @telnarn

連続王手の千日手は成立時点で連続王手をした側が反則負けとなるという暫定規定の成立によって連続王手の千日手を禁手と見ることが出来るならば最後の審判は完全となる、との意見をこれまで何度か述べてきたが、「連続負うお手の千日手を禁手と見ることが出来るならば」という部分が怪しいことに気づく

2014-01-15 02:28:42
桃燈 @telnarn

と言うのも、千日手は「同一局面が4回出現したとき」に成立するものであり、連続王手の千日手もこれに則る。つまり王手側の指し手によっても被王手側の指し手によっても成立し得ることになる。王手側にとっての禁手という形で理論化する場合、

2014-01-15 02:39:12
桃燈 @telnarn

「王手側が千日手を成立させる着手を禁手とする」及び「被王手側が千日手を成立させる着手の直前の着手について非王手側が千日手を成立する着手をすることを停止条件として禁手とする」と考えるほかないことになる。とりわけ後者の被王手側が千日手を成立させる場合の解釈が苦しい。

2014-01-15 02:40:54
桃燈 @telnarn

本来、千日手は4回の同一局面という時間的(手数的)に幅のある概念によって規定される規則である。そうすると、反則負けの根拠を特定の着手や局面に限定して考える必然性はないと言えるかもしれない。即ち、連続王手の千日手が反則負けとなる根拠は

2014-01-15 02:44:15
桃燈 @telnarn

「千日手が成立した時点で、千日手の根拠たる4回の各局面間で連続して王手をかけていたこと」と見るのが自然な考えではないだろうか、という理論である。この理論を前提にすると、連続王手の千日手は特定の局面ないし着手が禁じられているのではなく、一連の着手全体を通して反則なのである。

2014-01-15 02:46:07
桃燈 @telnarn

千日手が時間的に幅のある概念であることを根拠に、個々の局面や着手それ自体に禁手としての性質を認める必要性はない、とするならば、連続王手の千日手が成立したときのどの局面を切り取っても禁手であるとは言えないことになる。この理論からは最後の審判は不詰め作ということになる。

2014-01-15 02:48:19