【実況】 クライ・ハヴォック・ベンド・ジ・エンド #6(発掘)
(前回あらすじ:機関室がニンジャの血に染まった!ハッキングの兆候を読み取り様子を見に行ったヴォルテージは背後から首を切られて無残に死亡。恐るべき暗殺を行ったのは狂ったニンジャ、フォレスト・サワタリであった。ナムサン!彼はトコロザワ・ピラーで死んだはずなのに!なんたるしぶとさ!)
2011-09-23 16:59:52フォレスト・サワタリが「ジェロニモ」と叫び、発狂のスピードで部屋を飛び出して30秒。あっという間に足音が聴こえなくなったのち、機関室隅のロッカーがガタガタと揺れ、内側からガチャリと開いた。
2011-09-23 17:03:20中からあらわれたのはガンドーである。190センチの長身をいかにも窮屈にロッカーに収め、彼は息を殺して一部始終をやり過ごしていたのだ。「……ウープス」血飛沫で染まったデッキと凄惨な臭気に彼は蒼ざめた。
2011-09-23 17:06:14そう、数分前……ハッキング作業も大詰め、いよいよ仕掛けにかかろうとしていたガンドーは、接近する微かな足音を聴いた。それはブッダの啓示と言うべき気づきであった。彼は反射的に室内のロッカーに身を隠した。一分後、ゲリラめいたスニークウォークで、編笠姿の異様なニンジャが現れたのである。
2011-09-23 17:11:02ニンジャ、しかも全く脈絡の無い出で立ち。ロッカー内のガンドーはひどく当惑した。同時に、死を覚悟した。とにかく相手はニンジャだからだ。彼は息を殺し、49口径のマグナムを扉の内側にぴったりとつけて構えた。ニンジャがこちらに気づいた瞬間にマグナム弾を全弾撃ち込み応戦するつもりだった。
2011-09-23 17:17:21だが、その時は来なかった。もう一人近づく足音があったのだ。こちらはさほど警戒の無い、うるさい歩みだった。編笠姿のニンジャは入り口の脇の壁に背中をつけ、それを待ち構えた。その手に恐ろしい形状のナイフを構えて。
2011-09-23 17:20:16入って来たのはこれまたニンジャだった。顔面や腕にサイバネティクス改造が目立つテクノニンジャだ。編笠姿のニンジャ、そしてガンドーは、どちらも息を殺して見守った。奇妙な空間であった。テクノニンジャがUNIXモニタを調べようと身を乗り出した時、編笠姿のニンジャが仕掛けた。
2011-09-23 17:26:07フォレスト=サン、非ニンジャに足音を察知され、しかも慌ててロッカーに隠れたそいつに気づけないとかウカツすぐるでしょうw ここがナムじゃなくてよかったなナムだったらお前もう死んでるぞ #njslyr
2011-09-23 17:32:26あの迷い無き致命の一撃……ゾッとするワザマエであった。鮮血が室内を汚し、編笠姿のニンジャは瀕死のテクノニンジャを引きずり出す。そしてアイサツしたのち……どうやらニンジャというのはアイサツの前にアンブッシュを仕掛ける事ぐらいは許されるものらしい……無慈悲にとどめを刺し、殺害した。
2011-09-23 17:41:25次は自分の番だ。ガンドーはいよいよ覚悟を決めた。息を止めていようと、ロッカー越しに心臓の鼓動音を聴かれればおしまいだ。何よりあれほどのタツジン。室内のクリアリングを必ずするはず。
2011-09-23 17:43:14しかし、フォレスト・サワタリ……そうアイサツしていた……は、よくわからぬ熱狂とともにUNIXを操作し、わけのわからぬ「ジェロニモ」の叫びを上げ、一目散に機関室から走り出て行った。何もかも意味がわからぬが、とにかく九死に一生を拾ったのである。
2011-09-23 17:44:38#NJSLYR 忍殺を読む。ガンドー=サン、本当によかった……ジェロニモ=サンが戦闘を通じて妄想の中への没入を深めていて本当によかった。
2011-09-23 18:25:40アンブッシュで即死→ウカツ アンブッシュ失敗の後、アイサツしない→シツレイ アンブッシュ失敗後、逃げようとした所で相手がアイサツ→グワーッ! #NJSLYR
2011-09-23 18:25:42#NJSLYR 「実力者だけど暴走して(結果的な)ミスをする」キャラは多用すると陳腐化するだけに、サワタリ=サンのキャラクターがこれほど深められていることは実際スゴイ級資産。
2011-09-23 18:27:44