研修会「個人情報保護法の問題点と改正の方向性」

鈴木正朝先生(@suzukimasatomo)と岡村久道先生(@Lawcojp)ガチバトルですってよ、奥様!
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YUKI Keiichi @yuki_k1

個人情報保護法の問題点と改正の方向性研修会(大阪弁護士会)開始。まずは鈴木正朝先生の基調講演

2014-03-24 18:05:58
鈴木 正朝 @suzukimasatomo

新潟大学大学院現代社会文化研究科・法学部教授(情報法)、一般財団法人情報法制研究所(JILIS)理事長。一般社団法人次世代基盤政策研究所(NFI)理事。主に個人情報保護法関係を投稿。JISQ15001・Pマーク制度創設、マイナンバー制度、個情法改正:匿名・仮名導入、2000個問題解消(公民一元化)等に関与してきました。

rompal.org

YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:我が国の個人情報保護法を取り巻く内外の状況。

2014-03-24 18:07:55
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:パーソナルデータの利活用に関する制度見直しの背景および趣旨においてビッグデータという言葉が躍っている。

2014-03-24 18:10:20
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:なせビッグデータか。現状は人類未踏の超高齢社会。課題は医療年金の維持、安心社会。対策は医療ビッグデータを重視した医療イノベーション政策の実現。

2014-03-24 18:11:44
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:経済成長を目指す規制改革、産業改革。国際競争に負けると国内個人データが流出する。鎖国政策の帰結は→狭い市場・高コスト・高価格、財政インパクト

2014-03-24 18:16:32
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:国際競争に勝つためには→世界中の個人データがクロスボーダに日本に集積可能な情報法制度の整備。

2014-03-24 18:18:57
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:医療イノベーションと理郎情報保護の前提条件。1企業の資金力 2最先端の技術委開発力 3患者等医療情報の集積力 3についいてデータセンターを国内に置きたいところ。

2014-03-24 18:20:19
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:市場と法規制について。日本の国内市場にとどまるのではなく、OECDに寄せた形で考えている。

2014-03-24 18:22:23
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:パナソニックのライフサイエンス事業の株式譲渡の越境データ問題。他国へのデータ移転制限条項が必要ではないかと意識されるようになった。無制限だと日本がデータ流出のバックドア扱いされてしまうのではないか。何らかの制約が必要なのではないか。正面からの議論は必須。

2014-03-24 18:25:16
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:匿名データの流通について。民主党政権下の閣議決定で匿名データの同意なき移転を認めていくような話がもぐりこんだ。自民政権になってもそのままでガイドラインに入ってきた。

2014-03-24 18:28:41
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:ガイドラインではかなり無理筋というか違法。改正で手当てすべき。日本版FTC3条件をてこに考えるという提案をしてみた。Suica事案で検討してみた。無記名Suicaも規制対象になりうることに要注意。保護対象に入れるのが世界のトレンド。名前がなければOKというのは間違い。

2014-03-24 18:31:29
(:]ミ(:]ミ(:]ミ @KTets

顧問会社との電話で遅刻になりましたが、鈴木教授の講演に出席しております。

2014-03-24 18:33:12
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:Suica問題は統計データを売ることは問題ないが、その前提のデータ提供が第三者提供ではないかと問題になる。

2014-03-24 18:33:34
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:現行法ではJRが統計データにまで仕上げて販売するのは適法。再識別不可能データまで買おうして販売するのも適法。

2014-03-24 18:35:20
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:アメリカやEUでやってるビジネスを日本でもガイドラインの対応程度でやってしまおうという流れだった。法律論は関心ない、と言われてたのが、どうにか法改正でということに理解が得られてきた。

2014-03-24 18:39:03
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:法改正による日本版FTC3条件。1技術的措置 2提供先との契約 31と2の公表 1~3のいずれかに違反したときは立ち入り調査。

2014-03-24 18:41:07
YUKI Keiichi @yuki_k1

鈴木先生:基調講演終了。しばし休憩。対談準備中。

2014-03-24 18:46:18
YUKI Keiichi @yuki_k1

パネルディスカッションの導入として、豊永いいんちょから情報公開法と個人情報保護法の解説。もともと話す予定ではなかったが、急遽ネタを用意した。

2014-03-24 18:49:38
YUKI Keiichi @yuki_k1

豊永先生:市民オンブズマン勝利の方程式。情報公開請求→住民監査請求→住民訴訟→訴訟 情報公開請求は自治体の不正をあばく重要な武器。

2014-03-24 18:51:28
YUKI Keiichi @yuki_k1

豊永先生:情報公開法と個人情報保護法。個人情報不開示事由(情報公開法5条1号)と個人情報保護法の関係。照合識別性と照合容易性。禁止規定か除外規定か。個人情報概念の相違。

2014-03-24 18:54:44
YUKI Keiichi @yuki_k1

豊永先生:情報公開法制における識別性概念。規定にはプライバシー型と個人識別型と大きな類型があるが、実際の解釈論ではプライバシー型で概ねOKと思われる。

2014-03-24 18:57:05
YUKI Keiichi @yuki_k1

豊永先生:情報公開法も個人情報保護法も情報流通のルールを定めたもの。

2014-03-24 19:06:11
岡村久道 @Lawcojp

弁護士。博士(情報学)。専門は知的財産法、情報法。複数の中央省庁、自治体等で各種委員を歴任。京都大学法学部卒。学際的(クロスオーバー)を標榜する新京都学派の末裔たらんことを願っている。新刊「法律相談 個人情報保護法」新発売 https://t.co/fZHB2eh9kM

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