わたじゅうプラスまとめ　4

しお @sio66800768

隼2：後につなげた言葉にはじかれたように、隼は私を抱きしめた。「そんな事言われたら我慢できないんだけど。」「焼けるまでもうちょっと待ちなさいよ。」微妙な顔をされた。「それって勘違い。」その言葉の後に落とされたキスで私は自分の勘違いに気づいて赤面した。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼：粉と格闘している時に隼が帰宅。「あれ姉貴何か作るの？」「夕飯でここ使うんだよね。今クッキー焼くところ。」「やった、それ俺の分ってある？」私は手を止めて、隼を見つめた。「好きなだけどうぞ。」顔を綻ばせた隼の笑顔が好き。「隼のために焼くクッキーだから。」＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

穂積2：「うん。」何気なく返事をしたつもりだけど、真っ赤になる穂積さんを見て私まで真っ赤になった。そんなにお菓子が欲しかったのかと、笑いがこぼれた。「穂積さん、本当お菓子好きだよね。」「バカ、お前が作ったからいいんだって、何いわせてんだ。」＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

穂積1：本当に穂積さんは甘いお菓子が好きだ。穂積さんが家に来る直前に焼きあがったクッキーの香りに反応した。「なんか美味そうな匂いがする。」「今、クッキー焼きあがったから？」穂積さんは唾をゴクリと飲み込んだ。「それって。」私が見つめる。「俺の為に作ったりしたの？」＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

歩：真っ赤に頬を染める僕。その前には、上目遣いで僕を見上げる希美ちゃんがいた。身長差があることはしょうがないとおもっている。結構みんなに見上げられるし。でもいちいち全てが上目遣いで、なんて、僕の心臓が持たないんだけど。君といると毎日ドキドキしっぱなしだよ。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼：例の写真を眺めている。姉貴可愛すぎ。そしてやっぱり俺が一番だよな・・・うん。自分で自分に納得してみた。しかし脳裏よぎったのは、あの写真。有はよっぽど姉貴との写真欲しかったんだろうなぁ・・・明日学校でどんな顔で会えばいいか、微妙に悩むんですけど。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

穂積2：「くっそー、移してやりてぇ！！」唇を塞がれたのはその1秒先。残念、キスじゃ花粉症は移りませんが。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

穂積：鼻声で涙目、まるでいつもの穂積さんじゃな様に笑いがこぼれた。「お前あとで覚えてろよ。」「穂積さんの花粉症、かなり弱ってる姿なんて今しか見れないしね、ちゃんと焼き付けておかなきゃ。」私は口角をあげて、ニヤリと笑った。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有：図書室での勉強中思わず出たあくび。「飽きてきた？」彼女の言葉に首を振った。「いえ、全然。昨日予習をしてて遅くなったから、少し眠くて。」俺は言い訳めいた言葉を吐いた。本当は、今日一緒に勉強する約束をしてたことを心待ちにしすぎて眠れなかっただけ。そんな事は秘密。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

歩：空を見上げて雲を数えた。どちらからともなく始まったが、いくつもある雲を数えてもキリがないことはわかっているけど、隣にいる彼女と一緒だと止められないでいた。「きりがないね。」「そうだね。」そんなほんのりとした時間は、僕にとって宝物かもしれない。＃わたじゅうプラス

トラ✲*ﾟ@稚(わか @torabina01

歩 空を仰ぐと、そこにはぽつんと一つだけ絵に描いたようなわたがし。 そして、何かがこぼれ落ちてくる。それは僕に向かって速度を増し、慌てて後ろによけた ドゴオオオオオンッ！！ 「お前に、力が欲しいか？」 そこに居たのは、不思議な男 ……ていうアニメあったなぁ#わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼2：みるみる頬が染まる姉貴を見て、俺もつられて赤くなった。え、え、そういうこと。今更ながらに、俺、賢者やってる自信ないんですけど。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼1：ふわぁ・・、と姉貴のあくびが止まらない。お肌に悪いとか言いながら、昨日もヴァルト様と密会か？と思っていたら目があった。「ちょっと眠れなかったのよ。」端的な言葉の後、ついと目を逸らされた。ふーん・・、ついからかいたくなった。「俺のこと考えて眠れなくなった？」＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

穂積1：調子が悪いのを全て月のせいにした。月が近い時は、引力で体調を崩す人が多いということを聴いてからの責任転嫁。本当の理由はわかっている。不足してるんだよな。ため息をついて、電話をかけた。呼び出し音の後は、そう話すこともないから、月の話でもするか。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼：お月見の団子を具えて、すすきを飾る。別にお月見をしたいわけじゃないけど、姉貴が楽しそうにしてるのを見るのが楽しかった。「隼、お月様の中にうさぎいた？」「ん、どれ？」「ほら、あそこ。」指差した先を見てもわからないけど、姉貴と共有できる時間が嬉しいからいいや。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有2：もう狂った俺は、貴方を独り占めしたくてしょうがなくて、この世界さえ終わってしまっても構わないと思っています。貴方を独占できるんなら、この月に魂を捧げてもいいですよ。ただ、そんなことできるはずもなく、僕は狂うことも叶わない。そして月はやがて沈んでいく。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有1：あまりにも大きな月が目の前を独占している。その月の魔力にとりこまれそうな自分に笑いがこぼれた。月が大きな時って人が狂うって知ってますか？＃わたじゅうプラス

トラ✲*ﾟ@稚(わか @torabina01

歩 まだ肌寒い季節。僕の隣では清々しい表情の彼女。 「泣かないんだね」 そう聞いてきた。卒業した僕たちは、校舎を眺めながら、肩を並べる。 「うん･･･これからも、一緒にいれるから」 「歩くん･･･」 これからくる春の季節に備えて。僕は今を感じた#わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有：もうすぐ進級です。来年一年を同じ後者ですごした後貴方はここを卒業するでしょう。俺は、また貴方を追ってその場所へ。そんな妄想を抱いていてもしょうがないですね。そろそろ僕もあなたから卒業しなくては・・・。「卒業か・・・」口からこぼれた言葉に冷笑した。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼2：「もぉやだ。」「なに切れてんのよ。」俺の努力が理解される日っていつ来るんだろう？＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼1：暦の上では春でも寒い日が続く。「姉貴、いい加減離れろよ。」「えぇだって寒いし、隼、あったかいし・・。」俺の背中に張り付いた姉貴は、うっとりした表情を貼り付けている。嫌でも姉貴の感触を感じて、俺の賢者としてのスキルが今試されているのか？＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼2：こんな関係すぐにでも崩れてしまうのに、なんてことを言ってしまったんだろう、って後悔した。「ごめん、考えなしだった。」呟いた言葉に姉貴は鳴き声で答えた。「本当に隼のバカ。」姉貴との縁が切れるのが怖いことって思い知らされて、今日は眠れないかも。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

隼1：「もう隼ったら、知らないから。」本当はそんな事思ってないくせに。俺は売り言葉に買い言葉を投げ返す。「姉貴となんか絶交！！」その言葉のあとにしまった、と思った。凍りついた顔をした姉貴と目があったから。瞬間、抱きしめていた。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有2：そっと手を引いた。安心したように足を踏み出す貴方に、安堵のため息が溢れる。怖いものって人それぞれなんですね。＃わたじゅうプラス

しお @sio66800768

有1：放課後一緒に歩いていると、貴方が立ち止まった。振り返ると顔を引きつらせた貴方がいました。「大丈夫、ちょっと苦手でね。」視線の先には鳩？「昔見た映画に出てて、それから苦手。」俺が一緒にいるから大丈夫ですよ、口からこぼれそうな言葉を押さえ込む。＃わたじゅうプラス