(第二話あらすじ オーエドにやってきたエージ達は追ってきた暗黒メガコーポ、ガラアルケミーの手先ヌエヤミーにレッドメダルを奪われてしまった。エージの中のバイオレットメダルへの追撃を迎え撃つ為にエージとアンクは戦いを挑む。)
2014-04-01 17:58:53エージとアンクの目の前に突如一団が現れた。オーエドの風紀を乱す彼らはあからさまにカイジンなのだ!「最後の手段だ。必ず奪い返せ。アバーッ!」アンクの腕がたちまちメダルに変わるとエージはその中から赤いホークメダルを掴んだ。1
2014-04-01 18:00:08「カラダニキヲツケテネ!」デッカー=サンの体を回収するヒナチャンカワイイヤッター!エージのヘンシン=ジツで体が彼らと同じカイジンになった。「ドーモ、ヌエヤミー=サン。オーズです。イヤーッ!!」多勢に無勢で突っ込むオーズ。2
2014-04-01 18:01:35しかし、ああ、もしこの物語の視聴者の中に心臓の弱い方がいたら、これから起きる出来事にどうか目を逸らしていただきたい!タトバコンボの拳は空をきり、代わりに兵士が囲んで棒で叩くのだ!そしてヌエヤミーの手の口が容赦無く襲いかかる!3
2014-04-01 18:02:24ゴウランガ!突如いななく馬と高らかな蹄の音がオーエドに響き渡った。兵士達は暴力をやめ、一斉にその音の方向に注目した。(こ、この音は……!)オーズ、もといエージはオーエドに来る前にこれを知っていた。4
2014-04-01 18:05:20テレビジョンの中の物語である。弱きを助け悪を挫く。白馬に乗ったそれはまさしく、アバレンボー=ショーグン=サマ!「オーズ!」「は、はい!」「戦っているのはおぬしだけではない」オーズは慌てて辺りを見回した。囲んでいた兵士達はとっくに散り散りになっていた。5
2014-04-01 18:10:47「ザッケンナコラー!」「スッゾコラー!」…オーエドの人が、トーキョーの人が、兵士達に攻撃している!カラテでもジツでもない動きは実にオソマツ!けれどやる気十分!ツキジめいた光景が広がり始め兵士達はジリープアー(徐々に不利)だった。6
2014-04-01 18:12:09「共に行くぞ!」「ヨロコンデー!」ショーグン=サマの白馬に並んでオーズのライドベンダーがオーエドを走り抜ける。「このままアタックだ!」マスクドライダーたるもののライディング=ジツによってヌエヤミーはネギトロ寸前!タツジン!7
2014-04-01 18:13:24オーズに箱が投げ渡された。「これは…」「トクガワに代々伝えられていたものだ。おぬしになら使いこなせよう」「ありがとうございます!」礼を言ってフタを開けると、中に入っていたのは前代未聞のオレンジメダル!8
2014-04-01 18:14:21「コブラ!カメ!ワニ!ブラッカーーーワニッ!」三色信号のオーズがオレンジの光を浴びて自ら輝き、インド人のような姿に変わった。頭に巻きついた蛇が睨みつけ、紫の瞳が光るメンポ、腕はカメの甲羅のように硬く、そのバストは豊満であった。9
2014-04-01 18:15:44「改めて、ドーモ、ヌエヤミー=サン。ブラカワニです」インドのオジサン、ターバン巻いて!オーズは落ちていた笛を拾い吹き鳴らす。(蛇は苦手だけど!)するとオーズの後頭部から巨大なコブラが姿を現した!10
2014-04-01 18:17:20「目には目、蛇には蛇」。江戸時代の旗本の三男坊にして八代将軍の、トクガワヨシマネのコトワザである。共鳴してヌエヤミーの蛇も首をもたげ、コブラはその隙に蛇をまる呑み!あとはトドメを刺すだけだ。11
2014-04-01 18:18:29「ハイクを詠め」「……江戸時代……錬金術師……インガオホー」砂埃が舞いオーズは地を駆けた!ブラカワニの見事なスライディング=ジツ!ヒサツ・ワザ、ワーニングライド!水陸両用のワニは地上でも実際早い。そのワニの力をもって走り、噛み砕く!12
2014-04-01 19:27:58「セイヤーッ!」「グワーッ!」爆発四散!「これからもよろしく頼むぞ」ヒーローの任を託しショーグン=サマは再び高らかに蹄を鳴らしていった。これで終わったのだ。けれど、エージ達は帰れない。「二度とやるか」13
2014-04-01 19:29:07デッカー=サンの体を再び乗っ取ったアンクが苦々しい顔で吐き捨てた。その時である!ショーグン=サマとは違う、忌々しい鈴の音が鳴ったと思うと、少女、ベルが現れた。ガラの……使い魔!「帰りたいですか?帰らせてあげましょう!」14
2014-04-01 19:30:53「ただし、帰れるのはあなただけ。他の人はみんな消えます!」なんということか!ヒーローである彼に、守りたいならキリステ!と選択を迫るのだ!「消える??」「消えたくない!」後ろで話を聞いている人々は嘆いた。15
2014-04-01 19:31:40「ぐ……」「だめ!エージ=クン!」「…いいから黙って!」おおヤスコ=サンよ、寝ているのですか!オニめいた選択に頭を抱えるエージ。そして唐突に振り向いた。「この子達もいいかな」シュンとヒナの肩を抱いて言った。「ご家族の方ですか?」「そんなもんだよ」16
2014-04-01 19:33:01「ご家族でしたら大丈夫です!」「じゃあ俺たちを、元の世界に!」「ダメーッ!」鈴の音が響き渡った。「あ…あれ?」ベルが慌てふためく。モージョーが通じない?!「アイエエエエ!?ナンデ!?オーズナンデ!?」17
2014-04-01 19:33:47「みんな一致団結してがんばった。もう家族で他人ではない。いいね?」「アッハイ」エージ=サンの巨大な欲望=ジツ!「ヤンナルネ…」ショッギョムッジョ!ベルもまた爆発四散!大地が回転し始めた。(トゥエンティワン・メダルズ #3おわり。#4に続く。)
2014-04-01 19:35:24◆注◆これはエイプリルフール用に作られたものだがほんやくチームの諸事情によりクオリティの低さと時間の遅さを露呈する形となった。よってケジメは既に行ったので許してほしい。なお、当アカウントとオーズ=サン、コバヤシヤスコ=サン、忍殺=サンとは何ら関係がない。◆意◆
2014-04-01 19:37:27◆販◆なお、基となったオーズ夏映画は忍殺語を使わなくてもとても面白い、ほんやくチームもイチオシのライダームービーだ。映像媒体を買っておいて損はない。SICにブラカワニコンボが近々登場するかもしれない。備えよう。◆促◆
2014-04-01 19:39:47