「アナと雪の女王」自分の感想メモ

まーちゃん @machansaboten

アナと雪の女王見た。雪や氷の描写は圧巻。それぞれのキャラクターが果たす役割もはっきりしていて、テーマ性が強い映画だった。

まーちゃん @machansaboten

それまでのディズニー映画でいうところの、ヒロインがアナ、魔女がエルザという構図になっていた。で、終盤までハンスを運命の王子様として描いておきながら、それは違うと…。

まーちゃん @machansaboten

アナは、世間知らずで奔放な性格。 でもしっかりロマンチストで、運命の人との出会いを信じていた。 この辺が、まんまディズニーのヒロインって感じなんだけど、運命の人論はクリストフに思いきり批判される。 「鼻くそほじって食うようなヤツだったらどうするんだ（男はみんなそうだ）」とｗ

まーちゃん @machansaboten

でも、じゃあクリストフが運命の人なのかと言えばそれも保証されない。 なぜなら、エルサの魔法でアナが永遠に凍りかけた時、結局キスしなかったから。 アナとクリストフの間に「真実の愛」が芽生えていたかどうかは、誰にもわからない。ここは画期的だった。

まーちゃん @machansaboten

くわえて、「真実の愛」はなにも恋愛に限って存在するものじゃない。 例えば、オラフもアナに対して「真実の愛」を持っていた。 彼は「人を愛するってことは、自分より相手のことを思うことだ」と言いながら、自分の身をかえりみず暖炉に火をつけることでそれを実践して見せた。

まーちゃん @machansaboten

そして、最終的にアナを治したのは、エルサの愛だった。彼女が愛を知って、魔法の力を抑制できるようになったから。 序盤にトロールが言ってた「魔法の力を恐れるな」というのは、 「魔法で人を傷つけることを恐れるあまり、人と関わり、人を愛することを拒絶するな」という忠告だったんだと思う。

まーちゃん @machansaboten

トロールも面白いと思った。 せわやきで声が大きく、心を開いた人にしか姿を見せない。 トロール達がアナとクリストフに結婚しろと迫るシーンで、クリストフが「彼らのしたいようにさせてやってくれ」と言うセリフも印象的。

まーちゃん @machansaboten

彼ら独自の文化や、コミュニケーションの有り様を尊重してやってくれ、と。 何かの社会的集団のメタファーだったのかもしれないけど、勉強不足でハッキリとは言えない。

まーちゃん @machansaboten

しかしまあ、何もハンスを完全な悪役にしなくてもよかったんじゃないか。そこはちょっと、勧善懲悪過ぎて不自然だった。ハンスはハンスで誠実にアナを愛したあげくふられる展開でも構わないと思った。終盤まで味方だっただけに展開としては意外性があるのかもしれないけど、個人的には逆に萎えた。

まーちゃん @machansaboten

私、ディズニーのラブストーリーは「美女と野獣」くらいしか読み込んでないんだけど、結構共通点があった。ヒロインの性格、城に攻め入るシーン、ギャクキャラの雰囲気など。

まーちゃん @machansaboten

アナの奇人っぽい性格はベルに似ている。純白でもピンクでもなく、黄色や緑のドレスを着たがるセンスも。エルサの城に攻め入るシーンは、ガストン率いる村の人々が野獣の城に向かうのとだぶる。孤独な心の中に他人が集団で押し寄せる。その中で、人一倍勇敢にふるまう悪役。

まーちゃん @machansaboten

オラフは、ガストンの手下のドジッ子なあいつとか、城にいた時計とろうそくのコンビ思い出した。違ってた点は、黒髪のキャラクターが登場しなかったとこが気になったかな。

まーちゃん @machansaboten

あと、これはなんの推察でもないんだけど、終盤で神が真っ白になったアナが、ジブリ映画「ハウルの動く城」のソフィにそっくりだったｗドレスも青かったし、おさげだし。

まーちゃん @machansaboten

ジブリといえば、別垢でも書いたけど「かぐや姫の物語」と共通するシーン。エルサが「Let it go」歌いながら手袋を捨て、マントを捨て、髪をふりほどく。かぐや姫が十二単を脱ぎ捨てるシーンと酷似。女子の自分探しは「素っ裸」になるところから、っていうのを推してくるね。