リヒター会自主予習その1(続くか不明)

ボイスについての岡林洋氏の文章 「ヨーゼフ・ボイス ― 流動する形式と彫塑的なもの 」http://goo.gl/PRqm を中心に。
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n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 岡林洋「ヨーゼフ・ボイス 流動する形式と彫塑的なもの」を読んでる。ボイスが1964年に「マルセル・デュシャンの沈黙は過大評価されている」というAktionを行ったことを知る。

2010-11-03 23:21:17
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno デュシャンが「フルクサスとかネオダダとか、もう俺がやっちゃったもんね、新しくないよ」というようなことを言って新しい動向を批判していたことに対する反批判であったという(誤読かも)。

2010-11-03 23:22:23
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno では、デュシャンのダダと、ボイスとはどう違うのか。そこを岡林はドイツロマン主義のシュレーゲルとノヴァーリスの対比構図に、ボイス以外のフルクサス運動とボイス自身の活動の対比構図の相似を見出すことで指摘していく。

2010-11-03 23:23:52
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 結論から言えば、ボイスの活動は「霊活化された生動的自然の精神的および創造的な主観性への変更」であった、と岡林は言う。つまり、「生成、認識、教育、意識の陶冶および変化であって、全実存を彫塑的原理として引き出し、表現すること」。

2010-11-03 23:28:33
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno ロマン主義と彫塑という概念を考えると、ヘーゲルの「彫塑」概念に注目したカトリーヌ・マラブーを参照したくなるのだけれど、残念ながら手元にまったく本がないのでそれは今回はあきらめた。識者からのコメントを歓迎します。

2010-11-03 23:29:38
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「ボイスによれば、古代ギリシャの文化には、一方で意識の陶冶という意味での人間形成(教養)と他方で彫塑的造形という意味での形成との間に同一性が存在していた」(岡林)

2010-11-03 23:30:45
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「<シベリア交響曲>は、それ自体としてはピアノ曲である。ボイス自身が制作した第一楽章から始まり、次に彼はサティの作品を差し挟んだ。兎が黒板に吊るされ、ピアノから針金が高圧電線のようにさし渡された。兎からは心臓が取り出された。当然兎は死んでしまった。

2010-11-03 23:33:41
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno これがボイスが1962年に公開の場でおこなった最初のフルクサス・アクションだった。当時を振り返り、彼は「このアクションがダダイズムのコンセプトとは一般にまったく何の関係もないということ」が観ていた人に伝わっていたと語っている。

2010-11-03 23:35:53
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 前回までのリヒター会では、デュシャンの切り詰められ沈黙によって完結された芸術活動は、それゆえに議論を呼び起こしたというポジティブな面を確認したけれど、どうやらボイスにとっては、その「沈黙によって議論を呼び起こす」態度は不十分と看做されたようだ。

2010-11-03 23:38:10
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「このアクション及びそれ以後のアクションの中で、ある物質や生命の誕生を、彫塑的な物質化plastische Materialisationや受肉過程として認識できるようにすることを目指している。」

2010-11-03 23:40:43
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「暖かさと冷たさ、無定形と結晶、はじまりと終わりの二極構造がまずその残りもののような物質のなかで分析され、次に力とそれに反発する力ならびに混沌と形式との間に緊張状態を作り出し、それを表現することが問題になる」(岡林)

2010-11-03 23:42:11
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「近代においては、人々は彫塑的(芸術的)という概念で、美的に装飾されたもの、外面的効果をねらったものしか理解してはいない。それはしかし表面的なものにとどまっており、ボイスはそれを打ち砕かねばならないと考えたのである」(岡林)

2010-11-03 23:43:50
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 今回、ボイスのことを調べ始めたきっかけであり、ボイスの教え子でもあるゲルハルト・リヒターにおいてもっとも重要と思われるのは「仮象(見かけ)」である。ボイスとリヒターの対比は、まずはこの点を重視したいと思う。

2010-11-03 23:45:25
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「彫塑的ならびに物質的な性格を理解し、更に特定の原材料の中の法則性を見分ける能力は、脂肪が体内で燃焼し、それ故有機エネルギーを作り出す潜在的な力であることを見つけ出す」(岡林)

2010-11-03 23:47:19
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「脂肪はそのような潜在能力をもっており、混沌とした無形式から単純な形式へ、…精巧な四面体へ向けて移動していくことができる。」(岡林)

2010-11-03 23:48:55
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「とりわけ素材の本来の価値と極端なまでに単純な幾何学的な形態が強調されることによって、それ自体としては形態も内容もない、取るに足らない物質が重要な実質になる。」(岡林)

2010-11-03 23:51:37
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「取るに足らない物質」を扱うことでそこに「重要な実体」を作り出すというのは、リヒターにもポルケにも言える。レディメイドの産業社会(とそれへの批判)の側面とは違う、より歴史的に根の深い問題系だと思う。

2010-11-03 23:53:40
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno ちなみに美術手帖2010年1月号で、サワラギノイとクレサワタケミさんがボイスについて文章を書いてて、それは非常に示唆的なので是非読んでほしい。新宿のジュンク堂にバックナンバーがあります。

2010-11-03 23:59:50
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 特にノイさんの、ボイスの死後の作品から受ける印象と、ウォーホル(および彼の周辺の作家たち)の活動との対比についての論考が興味深い。

2010-11-04 00:00:44
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 「ジョン・ケージの方にボイスは興味を抱いていた。この音楽家の存在を抜きにしてボイスとフルクサスの関係を語ることはできない。…ジョン・ケージは、まず手始めにサティとデュシャンの研究に没頭した。」(岡林)

2010-11-04 00:08:57
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

@psydem 飛び入り参加大丈夫です!今度の土曜のテキストはこちらにまとめてあります。半分以上ネットで読める(いま僕が引用しているのも)ので、読んできてくださるとより楽しいかと思います。:リヒター会20101106テクスト - http://goo.gl/vVdp

2010-11-04 00:11:05
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno サティとマラルメら象徴主義との関係についてスッと思い出せない自分の脳内の混線ぶりが悲しい。誰か教えて。

2010-11-04 00:12:16
Yoshiharu ISHIOKA @yishioka

@nnnnnnnnnnn ドビュッシーを挟むとつながるんじゃないでしょうか。Prélude à "L'après-midi d'un faune"

2010-11-04 00:14:05
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno 以前から気になっていた杉田敦さんの「ナノ・ソート」でもボイスが言及されていたので読んでいる。ここでエーコの『開かれた作品』が参照されているのだけれど、そこで例にあがっているシュトックハウゼンの作品は、僕の記憶が正しければケージの影響を受けている。

2010-11-04 00:14:50
n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn

#Richterueno そのあたりも含めて、これに書いてあった気がするんですがこれも手元にないので:エリック・サティ覚え書 - http://goo.gl/Koxjl RT @yishioka ドビュッシーを挟むとつながるんじゃないでしょうか。

2010-11-04 00:23:17
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コメント

n11個さん/永田希 4/17『積読こそが完全な読書術である』 @nnnnnnnnnnn 2010年11月4日
#Richterueno これは端的に僕の勘違いかも知れないんだけど、ボイスの見た目ってすごく開拓期のアメリカ人に似てる気がする。これって重要なことなんじゃないのかなあ、、、。
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