まどマギを鑑賞するたらればさんを鑑賞しよう

たられば @tarareba722

あの、勘違いさせてしまった方、すみません、会社はクビになってません。大丈夫。「ＧＷ中の予定ですか？　まどマギってアニメ観ます」と言いました。なんかニヤリとされました。

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それでえーと、なんだこの世界の色調がちょっと沈んだ感じは。４話以降は明日にします。つーか続けて観られねーよこんなん。しかし鎖、出てきましたね。ほむらサンを縛るマミさんの能力として。でも鎖、まだ続きがありそう。それとＱベエ、すげえ憎たらしい顔に見える。この無表情も演出ですか。鬼め。

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（どう考えても３話見終わった直後の私よりそれを眺めていた皆さんのほうが楽しそうなのがなんか悔しいけど気持ちはわかります）

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おはようございます。昨晩は『まどマギ』１〜３話まで観て、なんだか突然酷い目に遭わされた気分です。なんだろう、友達と居酒屋で飲んでたらいきなり殴られた感じ。これから４〜５話を視聴します。のちほど感想をツイートしますので、ネタバレや連続ツイートが迷惑な方はミュートをお願いします。

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（４話冒頭視聴中）またリフレインかよこのシーン！　えーっと、女子の皆さんはたまに男子が「キンタマがヒュイーンって持ち上がる感じ」と言ってるのを聞いたことがあって、「なんだそれ」と思ってたと思うのですが、これです。「マミさんが喰われるシーンをリフレインされた感じ」がかなり近いです。

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４，５話の視聴終了、キリがよさそうなので６話まで観てしまいます。ＴＶシリーズの折り返し地点なのだし。もう少々お待ちを。なんだろうこの、何ひとつ問題が解決しないまま、不確定要素が積み上がっていく感じ。あと雰囲気が今敏監督の『パプリカ』に似てきましたね。

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見終わったので、つらつら連続ツイートしまーす。『まどマギ』ネタバレが嫌な方、興味ない方はミュートお願いします。いやしかし凄い作品やね。とりあえず今日が晴れててよかった。雨降ってたら鬱が加速してたよ。え、これ本編は夜中放送だったの？？　す、すごいですね皆さん。よく見れてたなあ。。

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①『まどマギ』４〜６話を視聴しました。以下、感想や考察、メモ的なものを書いていきます。流れとしては、３話でのマミさんの死を引きずりつつさやかさんが恭介のために魔法少女となり、新キャラ杏子さんが登場、さやかさんと対立するという構図。あとＱベエが袈裟の下から鎧を出してきました。

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②まずこの物語の作中では「選択」として提示されるものが、実は全然「選択」ではないということが案外重要か。マミさんは救命、さやかさんは愛する人の救済。一見これは「犠牲を払った選択」に見えるけど、こんな状況で「魔法少女にならない」という選択肢はあり得ない。つまり脅迫だよね。これ。

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③次に前TWと関連して「インセンティブ（動機付け）」の欠落。簡単に言えば、現状まどかさんに「魔法少女になること」のマイナス面が見あたらない。魔女の脅威は魔法少女であろうとなかろうと降り掛かる。現状魔法少女でないまどかさんは単なるお荷物。仮に魔法少女になっても魔法を使わない限り

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④ソウルジェムは汚れないし「魔女と闘わないこと」への罰則もなさそう。マミさん達のように救命や救済などの動機付けがないまどかさんは、なぜ魔法少女になるのをためらうのか？　どうやら「ほむらさんが止めるから」という理由しか見あたらないが、それがわざと目立たないよう仕掛けられている感じ。

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⑤ここで「マミさんの残虐な死」という演出が効いてくる。あの印象が強いから「魔法少女になったらあんなふうに」と思ってしまう。実際は魔法少女だろうとなかろうと「死のリスク」は存在する。そもそもなぜほむらさんはまどかさんが魔法少女になることを止めているのか？　これが物語のキモっぽい。

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⑥「動機の欠落」は魔女側にも言える。ここまででもかなり丁寧な演出と設定があるのに、カウンターパートであるはずの「魔女の目的」がとことん不明確。世界を不幸にすることが魔女の目的？　鷹の爪団だってもっとマシな理由がある。つまり「説明されないこと」が不自然。たぶんこれも演出……か？

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⑦さらに「世界を救うには魔法少女である必要はないのでは」という視点も丸ごと欠落。あの世界の中の不幸だけ見ても、すべての原因が魔女のせいとは言えない。例えば恭介の事故はたぶん無関係。誰かを救いたいなら警官や消防士や宗教家を目指す手もあるのに、Ｑベエは執拗に言う。魔法少女になってよ。

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⑧６話で新ルールが複数開陳。「ソウルジェムの汚れを吸った種はＱベエが回収」「魔法少女化とはソウルジェム化である」。そんな大事なこと最初に言えバカ。つーかこの「説明の遅れ」も演出の一環だとするといろいろ納得できる。あの白い化け物は恣意的に登場人物を視野狭窄に追い込んでいないか。

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⑨事実、Ｑベエの（現時点での）説明は論理的なようでいくつかの点で破綻している。先述した動機付けの弱さにしても能力の説明不足、不備、執拗で不自然な「契約」の要求。一気に黒幕化してきたなぁ。あと破綻ぶりでいえば６話後半のさやかさんがだいぶヤバい。否応なく精神の外堀が埋まっていく感じ。

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⑩６話までの小考察まとめ。「選択の機会が与えられていそうで、実はそんな機会など全然なく理不尽なまま闘わされる」、「なのに逃げても負けても【自分のせい】ということにされる」、「その世界を支配するルールはゲームに半強制的に参加したあとからだんだん（うっすらとだが）明らかにされる」、

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⑪「心を許せるような仲間も重大な責務も、突然与えられ、突然奪われる」。ザッと本作品の特徴を列記したが、私はこれらの要素に既視感がある。もうご承知の方も多いだろう。『エヴァンゲリオン』、『進撃の巨人』、そして我々が生きているこの世界である。優れた物語とは、そういうものかもしれない。

たられば @tarareba722

とりあえず今日はここまでです。７話以降は４月30日か５月１日あたりに見る予定です。ご静聴ありがとうございました。

たられば @tarareba722

Kawase先生の「キュウべえ＝メフィスト」というご指摘はハッとしました。言われてみれば、誘惑者、契約、魔女と、『ファウスト』を連想させる言葉が散りばめられているなあ。そのうち「時間よ止まれ、汝は美しい！」とかセリフで出てきそう。 http://t.co/v41bt9LCMQ

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たられば @tarareba722

まどマギの製作サイドって、世の中の「美少女が出てくれば【美少女アニメ】とカテゴライズされる」という風潮を完全に利用していて、それって20世紀初頭に【「私は…である」と書いてあれば私小説である】、という風潮の中で『吾輩は猫である』を書いた夏目漱石に通じる諧謔を含んでいる気がします。