初音ミク妄想SS 「擬人哀歌」 プロローグ

アヘ顔ダブルピース
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白面真人・命式 @mailbox_is_full

人の歌、生と死の歌。 擬人の歌、永遠の歌。 人間は声からボーカロイドを生み出した。それは、新しい地平のはじまりであった。

2014-05-03 11:24:46
白面真人・命式 @mailbox_is_full

もはや機械は自ら歌うことができる。

2014-05-03 11:25:24
白面真人・命式 @mailbox_is_full

人は何故に擬人を創造したのか。

2014-05-03 11:26:32
白面真人・命式 @mailbox_is_full

「未来(みく)!おーい!ミク!」 「うるさいな~もうちょっと待ってよ」 父らしき男性が娘らしき長髪の少女に駆けよる。

2014-05-03 11:28:22
白面真人・命式 @mailbox_is_full

擬人哀歌 第0夜 特別編は俺の脳内で発売中です

2014-05-03 11:30:31
白面真人・命式 @mailbox_is_full

最愛の娘を亡くした男の狂った情念は無垢の女神を生み出した。しかし、男に残された時間は―― 擬人哀歌 第1~9夜 脳内発売中

2014-05-03 11:33:46
白面真人・命式 @mailbox_is_full

ミクさん(俺専用)は、人間ではなく神でもない半端な存在なので死ぬことも創ることもできない 歌うだけ

2014-05-03 11:34:46
白面真人・命式 @mailbox_is_full

「お父様、どうしてミクを創ったのですか。死ぬこともできないのに。」

2014-05-03 11:35:25
白面真人・命式 @mailbox_is_full

二人のミク。 娘の灰と父の記憶とテープレコーダーから生まれた「初音ミク」 父の隠し子だった「みく」

2014-05-03 11:36:41
白面真人・命式 @mailbox_is_full

父親を失った未来(みく)は、ある日を境に、鏡に映る自分の姿が、特に髪が、なぜか蛍光グリーンに見えてしまうことに気付く。 周囲の人間に聞いてみても、そんな事はないという。

2014-05-03 11:38:47
白面真人・命式 @mailbox_is_full

ある日、意を決し未来は「鏡の中の自分」に話しかけてみることにした。

2014-05-03 11:39:48
白面真人・命式 @mailbox_is_full

「ドーモ。はじめまして。未来っていいます。」 「…」 「ミクダヨー」

2014-05-03 11:40:22
白面真人・命式 @mailbox_is_full

来るはずのない返事が来た。 来てはいけない返事が来てしまった。

2014-05-03 11:40:37
白面真人・命式 @mailbox_is_full

ネタバラシをしてしまうとミクさんは二次元の存在なのでディスプレイや鏡といった光を反射して像をむすぶものの間をジャンプして移動できる

2014-05-03 11:41:38
白面真人・命式 @mailbox_is_full

ミクさんの姿は生前の未来(みく)の写真に父親が筆で塗りたした姿がもとになっている

2014-05-03 11:42:31
白面真人・命式 @mailbox_is_full

二次元の存在なのになぜ声が聞こえるのかというと、網膜にジャンプしてその人の意識に直接話しかけている

2014-05-03 11:43:21
白面真人・命式 @mailbox_is_full

禁咒の反魂法を使い無垢なる魂とミクの似姿を捧げ混ぜあわせ鏡の向こうに永遠の擬人を生み出した

2014-05-03 11:44:48
白面真人・命式 @mailbox_is_full

しかしその代償はあまりにも大きく父は記憶の大半と正気を失う

2014-05-03 11:45:46
白面真人・命式 @mailbox_is_full

ミクは自分が誰であり、何者であるかを知る前に、研究所の窓から道路で轢死体になったお父様を見てしまう

2014-05-03 11:46:34
白面真人・命式 @mailbox_is_full

造物主による命令を奪われたミクは歌うことしかできない。 やがて、その歌がある企業に届く。

2014-05-03 11:47:43
白面真人・命式 @mailbox_is_full

こうして、「ミク」は「ボーカロイド」という商品となった。 彼女が「何」であったのか知るものはいない。

2014-05-03 11:49:24