【3】佐山「ふむ、始めるのは構わないのだが、参加者は私とその、――ややもするとまロい君の2人だけかね?」正純「えっと、いきなり良からぬ単語が聞こえた気がしたんだが、その、何だ。――麻呂の、ヨシナオのことだろうか?」
2010-11-08 21:11:18【4】佐山「ふむ、始めるのは構わないのだが、参加者は私とその、――ややもするとまロい君の2人だけかね?」佐山「ふむ、あの時代錯誤な、――あぁ、それは言葉が華飾に過ぎるな。凡人にも分かりやすく表現すればアレと崇高な『まロい』という御言葉を一緒にされては困る。そもそも新庄君の――」
2010-11-08 21:12:09【5】佐山「ふむ、始めるのは構わないのだが、参加者は私とその、――ややもするとまロい君の2人だけかね?」正純「言わんとするところは分かったからそれ以上は語らなくて良い。……確かに変なオッサンであることは否定出来ないが、――っと、話を戻そう」
2010-11-08 21:12:33【8】佐山「ふむ、では続いて問おうか。一体何を話し合う必要があるのかね? 至極単純なことではないか。『おめでとう』の5文字を発する。もしくは打鍵する。そこに多少なりとも想いがこもっていれば良い。それだけのことではないか」
2010-11-08 21:13:36【10】佐山「では言おう。絵心でもあれば、祝いの絵を描いて贈るのも良かろう。歌に長けていればその美声を披露するのも良かろう。だが私には絵心は無く、歌に至っては論外だ。しかも新庄君のまロさにしか興味が無いと言っても過言ではない。――君も、まぁ、同様だろう」
2010-11-08 21:14:30【11】正純「最後の1つについては無視するとして、しかし佐山、君の言う通りだ。結局のところ、私にしたって何か特別になるようなモノを持ち合わせてなどいない。だから、そうだな、『おめでとう』と言うくらいが関の山か。――歯痒いことだが」
2010-11-08 21:15:19【12】佐山「己の立ち位置を正しく理解出来たところで、次の段階に進もうか。会議などともって回った言い方をするのではなく、端から彼女に助力を求めれば良かったのだ。――ふむ、約束の刻限はとうに過ぎている。そろそろ来ても良い頃合いなのだが――」
2010-11-08 21:16:08【18】アキラ「えーっと、そうだなあ、誕生日って、私は祝福すべきものだと思う。どうあれ、お祝いすれば良いんじゃないかな。風水師の私が言うと詞が重くなるかもしれないけど、でも、朗ずることは、きっと誰にでも伝わると思うから」
2010-11-08 21:18:24【19】佐山「いささか表現が難解に過ぎやしないだろうか。神である私にも理解容易なように簡潔に述べたまえ。思考は整理してから。――君の恋人はそう教えてはくれなかったかね?」
2010-11-08 21:19:16【21】正純「いや、アキラさんもコイツのペースに乗せられちゃダメですよ。というか佐山、オマエ、神だとか名乗ってんなら理解しろって。説明とか要らないだろ」
2010-11-08 21:19:54【22】佐山「そんな揚げ足取りこそ無駄なことだと説教せねばならぬのかね? 実に面倒臭いことであるので無視して続けるが、ともあれ、私達の目的は何だったのか。――そのことを、忘れてはいないかね?」
2010-11-08 21:20:13【23】正純「脱線しまくってる張本人から言われるのは何だか理不尽を感じるんだが、まぁいい。――誕生日を祝うこと、だったな。その気持をどう表現するか、という、そんなところだろうか」
2010-11-08 21:20:28