黄昏の王感想まとめ

読みながらの感想とか、読み終わっての感想とか。
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榊P @sakakiyukino

あ、これ、ひょっとしてL.4.UFONIAのトリフネ計画に繋がってるのか。でも戦うってーと違う気もする。なんだ、ダークブレインでも来るのか。

2014-06-16 18:16:38
榊P @sakakiyukino

仮面さんの本は感想書こうと思ったらまずサークル名を調べるところから始まる

2014-06-16 23:36:18
榊P @sakakiyukino

あ、特設の後書き読んでなかった。

2014-06-16 23:39:54
榊P @sakakiyukino

やっぱトコロテンの影響がwなるほどw

2014-06-16 23:41:18
榊P @sakakiyukino

というわけで黄昏の王の感想を連投していこうと思う。当然のようにネタバレする。

2014-06-17 00:42:13
榊P @sakakiyukino

La Mort Rouge(仮面の男さん)の「黄昏の王」を読みました。神霊廟の過去編、なんだけど他で類を見ない大胆な再解釈が光る一作。前日譚にあたるタイムマシンガールは読了済み。なので、青娥の存在とその大まかな目的は分かっている状態での初読となりました。

2014-06-17 00:43:00
榊P @sakakiyukino

まず、小野妹子が主人公なのに驚かされる。その勢いのまま、聖徳太子が厩戸皇子と豊里皇女の二人に分解されてたりと、後書きでも語られているように普通じゃないお話がずっと進行していく。登場時からいわゆる東方神霊廟キャラっぽさを漂わせているのは刀自古だけ。

2014-06-17 00:44:00
榊P @sakakiyukino

特に布都なんか、「これ、本当に布都ちゃんなの?」っていう疑問がずっと残ってて、これについては割と強引な手段で最後に合わせてきた印象。とはいえ、おそらくは膳美郎女の逸話と重ねて来たところは、「このためにか!」と唸った。それだけに、もう一つの名として明示しても良かったような気はした。

2014-06-17 00:45:01
榊P @sakakiyukino

特筆すべきはやっぱり厩戸皇子についてで、妹子視点でその誕生から死までを追っていくことになるわけだけど、最初は気弱で虐げられてて王のおの字もない彼がどんどんよく知る「豊聡耳神子」に近づいていく様は読んでて素直にぞくぞくした。生まれながらの王だった。お前がやっぱ太子だよ……

2014-06-17 00:46:00
榊P @sakakiyukino

対して、豊里皇女については語るのが非常に難しい。最初は心綺楼太子を上手く分離したのかな、と思ったけど、これが意外とそうでもない。絵的にも描写的にもいわゆる神子の外見をしているのはこちらなのだろうけど、豊聡耳神子とは似ても似つかない。なんていうか、災害。

2014-06-17 00:47:11
榊P @sakakiyukino

彼女については、毛人の存在も相まって、本当に「日出処の天子」の厩戸皇子っぽさが強い。つまり、必ずしも豊聡耳神子の分解とは言いづらい面もあるんだけど、神子の力の源泉、さらには精神形成の過程と考えると、作中において何よりも欠かせない人物ではある。不思議な按配だと思った。

2014-06-17 00:48:23
榊P @sakakiyukino

話変わって、第一章のクライマックスになるのは丁未の乱なんだけど、これまた小ネタの宝庫というか。守屋と洩矢で白蛇とか、あとアレな、布都ちゃん近親相姦な。ホントどの世界線でもまともな生き方してなくて最高だと思う。密かに刀自古だけ特別扱いなのもとても良い。ふとじこは飛鳥の真理。

2014-06-17 00:49:14
榊P @sakakiyukino

でも断章の仏像はアレ間違いなくサイコフレームでできてると思う。

2014-06-17 00:49:21
榊P @sakakiyukino

断章といえば、この「黎明の王、白昼の女王」初出はマミゾウさん合同「二ッ岩化物録」なのだけど、こちらは積んでたために今回が初読となりました。が、これ、ホント頭おかしいと思う。もちろん褒め言葉だけども、ある意味では一番頭おかしい。

2014-06-17 00:50:06
榊P @sakakiyukino

だって聖徳太子がいきなり二つになってて、サイコフレーム仏像使う豊里ちゃんと妖怪最終決戦なんだぜ?これが合同誌の初っ端に載ってるんだぜ?おまけに豊里ちゃんは仙丹にされていきなりお話が終わるし、何事だよ。現物確認したけどやっぱり最初にあるし。主催が荒ぶりすぎてて思わず吹いたよ。

2014-06-17 00:50:51
榊P @sakakiyukino

このマミゾウさん、ぬえに「ちょっと助けてくれよ~」って言われた時、どう思ったんだろうね。そりゃ戦わないだろうし、戦いたくもないだろうし。心綺楼で会ってもいるしね。太子のフリしながらなに考えてたんだろうね、とか、こういうとこ想像できるのはとても良いと思う。

2014-06-17 00:51:24
榊P @sakakiyukino

そんな断章も終わり、第二章は打って変わって一気に神霊廟キャラ臭が強くなったと感じた。元の流れに補正するため当然といえば当然なのだが、やはり布都姫が布都ちゃんになって、しかも美郎女相当の皇子の妻になるってのはとても良かった。温度差すごいけどこの爛れてる感じ、最高にみこふとじこだ。

2014-06-17 00:52:41
榊P @sakakiyukino

あと布都ちゃんの嘔吐ごちそうさまです。ありがとうございます!やっぱ布都ちゃんは吐かせてなんぼってとこある。

2014-06-17 00:53:04
榊P @sakakiyukino

というわけで、全編通して読んだ感想としては、「青娥×妹子。なるほど、そういうのもあるのか」ってところで、青娥はクソビッチなのに変に純情で可愛かったし、殺され続けて思い入れもひとしおだろうから、そりゃ本編ではあんだけはしゃいでるわけだよな、と。お疲れ様です、ほんと。

2014-06-17 00:53:50
榊P @sakakiyukino

最後に、布都と神子がどれだけ過去の記憶を持っているのかとか、青娥の一番酷いループの時はどんなんだったんだろうとか色々気になることも残ってるんだけども、キリがないので。とても面白かったです。長さを感じさせないパワーと新しさがあったと思う。読めて良かった。ありがとうございました。

2014-06-17 00:54:27
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