マグロ・サンダーボルト #7

日本語版公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 書籍版公式サイト http://ninjaslayer.jp/ ニンジャスレイヤー「はじめての皆さんへ」 http://togetter.com/li/73867
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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「デコイ遮断!ご、ご覧下さい……間もなく座標光点が修正されます!」ハッカーが声をうわずらせた。全員がモニタを凝視した!光点は、オミコシ・ディストリクトから正反対方向であるパンキチ・ディストリクトへと一直線に突き進む!「まさか奴は……まさか奴は……!」イナズマめいた速さ! 1
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「まさか……奴は…!」ブラックストーンは屋上ヘリに発進準備命令IRCを送りつつも、判断力を失わず問うた。「待て、奴はハッキングに成功したのだな?では何故未だに座標情報が送られてくる!?」「装置解除はハッキングでどうこうできる代物じゃねえんです!オイ、あれだ!」ウェイダが叫ぶ! 2
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「ハ……ハイ!」側近グレーターヤクザのオチダが血相を変え、銀色に輝くジョイスティックめいた合金デバイスを机から出し、ウェイダに手渡した。「何だ……それは……?」ブラックストーンは嫌な脂汗を滲ませながら、マップ光点とデバイスを交互に睨み、限界までアマクダリ本体への報告を堪えた! 3
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「起爆スイッチを……隠していたのではあるまいな!?」「こいつは制御デバイスです!この制御デバイスを装置にささねえ限り、奴が装置を解除することは絶対に……!」ウェイダがデバイスを握り、必死の形相で叫んだ!……その時、ヤクザビル最上階めがけ、鋭いロープアクションを敢行する者あり! 4
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次の瞬間!「Wasshoi!」KRAAAASH!赤黒い影が勢い良くガラス窓を突き破り、驚異的な判断速度でスリケンを投擲した!「グワーッ!」ウェイダは腕をやられ、デバイスを取り落とす!デバイスは床を回転しながら滑る!そして回転着地を決める死神とブラックストーンの中間地点で停止! 5
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刹那、シシオドシめいた死の静寂が、室内を圧した。ヤクザは反射的にチャカ・ガンを抜いたが、場に満ちるずしりと重いカラテが彼らを押さえつけた。二人のニンジャは睨み合い、アイサツした。「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン……ブラックストーンです……!」6
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「「イヤーッ!」」アイサツ終了から0コンマ5秒、両者は同時に、解除デバイスめがけ跳んだ!そして凄まじいカラテ応酬!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ノーガードの激しい打ち合い!ニンジャスレイヤーは疲弊に加え、装置への物理衝撃を避けねばならぬため、苦しい! 7
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「ザッケンナコラテメッウェイダッコラーッ!タマットルゾコラーッ!」そこへフスマを蹴り開け、マン・オブ・ウォー・ヤクザクランの刺客と化したハシバが、クローンヤクザを引き連れ登場!BRATATATATA!直結型ヤクザガンの掃射だ!「グワーッ!」「アバーッ!」ヤクザが射殺される! 8
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「グワーッ!ハシバテメッコラー!裏切ったかーッ!」サイバネ脚を撃たれ歩行不能と化したウェイダが、間一髪机の背後に隠れ、チャカで応戦!BLAMBLAM!「「「スッゾコラー!」」」他のヤクザも応戦!たちまち室内は、銃弾とカラテが乱れ飛ぶ、ネギトログラインダーの如き修羅場と化した! 9
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「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」ブラックストーンの拳が、死神の顔面に命中!(((……ニンジャスレイヤー=サンは疲弊している!カラテ殺害し、不名誉を帳消しに出来る……!)))ブラックストーンは打ち交わすカラテに確信を深めた!だがそれを乱す銃弾のケオス! 10
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BLAMBLAMBLAM!BRATATATA!乱れ飛ぶ銃弾!「イヤーッ!」「イヤーッ!」両者は移動しながら戦闘を続ける!ブラックストーンは、己のワザマエならば暫くの間、被弾を完全回避しながら戦えると踏んだ。一方ニンジャスレイヤーは捨て身であった!その覚悟がカラテに滲み出た! 11
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BLAM!銃弾がニンジャスレイヤーの腿に命中!この場に留まればさらに被弾する!だが彼は些かも揺らぐ事なく、ブラックストーンに対して、均衡を破る痛烈なカラテストレートを叩き込んだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」壁に弾き飛ばされるブラックストーン!BLAM!肩へ追加被弾する死神! 12
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即座に前傾疾走し、追い打ちを狙うニンジャスレイヤー!だが次は、オートマチック・ヤクザガンの斉射弾幕が両者の間を横切る!この弾幕を通過せんとするのは、いかな死神とて自殺行為!BRATATATATATA!「ヌウーッ!」ニンジャスレイヤーは咄嗟の連続バック転で緊急回避!アブナイ! 13
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「ヌゥーッ!」机の背後まで弾き飛ばされたブラックストーンが、ネックスプリングで立ち上がる。だがその足元にすがりつくのは、部下からリレー方式で渡された制御デバイスを握るウェイダ!「ブラックストーン=サン、すまねえ、ヘリまで一緒に連れて行ってくれ……!敵クランのレイドだ……!」 14
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「調子に乗るなイディオットめ!イヤーッ!」「グワーッ!」デバイスを奪われた上に蹴り飛ばされるウェイダ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーがトビゲリ!「イヤーッ!」ブラックストーンは一瞬速く八連続側転で回避し、割れたガラス窓から屋上へ向かう!「イヤーッ!」それを追う赤黒の死神! 15
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「誰かいねえか!?ラッキー・ジェイクの野郎を捕まえた!……オイ!何が起こってる!?誰か!返事してくれ!」前が見えず足元のおぼつかないジェイクを後ろから蹴って追い立てながら、じりじりと廊下を進むアベ!そこかしこに死体がある。コンクリート越しに銃声が聞こえ始めた。だがまだ遠い。 16
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「……誰だおめえ……うちのレッサーだな……?」先の十字路、壁際にもたれかかった瀕死のグレーターヤクザのシンダが、その声を聞いて霞む目を開いた。「シンダ=サン!一体何が!?」アベが問う。「……敵クランのレイドだ……内部に誰か裏切り者が……!」その時!「ザッケンナコラーッ!」 17
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BLAMBLAM!通路の先にいた敵クランの刺客クローンヤクザが射撃したのだ!「グワーッ!」弾丸は前を歩いていたラッキー・ジェイクに命中!彼は死を覚悟し、サイバネの火花が散る!「スッゾコラー!」アベは咄嗟に屈み姿勢を取り、ジェイクを遮蔽に使い連続射撃!「アバーッ!」敵を射殺! 18
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「グワーッ!」盲目状態のジェイクは激痛と恐怖で倒れ、身動き不能となる。「……もうジェイクなんざどうでもいい。ウェイダ=サンが……アブねえ……司令室へ……急げ!」「ヨロコンデー!」弾切れの大口径銃を捨て、シンダのチャカを受け取ると、アベは単身駆けた!そしてフスマを蹴り開ける! 19
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「スッゾコラーッ!」腹の底から沸き上がったヤクザスラングを叫び、アベはチャカガンを前方に突き出した!そして困惑した!死体まみれの室内にではない!銃弾で半ば破壊された遮蔽ヤクザデスクを挟み、タタミ5枚の距離で膠着状態に入っていた二人を見たからだ!片方はハシバ!片方はウェイダ! 20
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銃口を両者の間に向けたまま、アベは視線を右へ左へと動かす!どちらを撃つか、一瞬で判断せねばならぬ!その迷いを見てハシバが叫ぶ!「アベ!そのジジイを殺れッ!殺れーッ!」「ハシバを殺れ!裏切りおったわーッ!」ウェイダも顔面を覆うシリコン皮膚を半ば破壊された状態で、必死に叫んだ! 21
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「……ダッテメッコラー!」BLAMBLAMBLAM!アベは撃った!ハシバを!「グワーッ!」銃弾はハシバの利き腕を破壊!BRATATATATA!ハシバはアベに向かって闇雲に銃撃!銃弾が身体をかすめる!「ウワーッ!」アベは遮蔽を取るため、ウェイダの横へと無我夢中で飛び込んだ! 22
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ハシバは後方に弾丸をバラまきながら、フスマを抜けて逃走した。まだ追っ手の気配は無い。ヤクザはあらかた死に絶え、アベはウェイダを助けようと抱え起こしていたからだ。「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ!」ハシバは必死で駆け、そして廊下に転がるイルカを見て、止まった。 23
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「……何者だテメッコラー!どこから出て来やがったコラー!」ハシバは激しい動揺を見せ、屈み込んでイルカの襟首を掴んだ。その横でシンダはすでに力尽き、死体へと変わっていた。「た、頼む、助けてくれ……。ここから逃がしてくれ……」血塗れのイルカがわらにも縋るような声で言った。 24
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