@hiragana_deutch なくて、でもクリスマスプレゼントにもらえるはずだった「やわらかい手」まだもらえてなくて、せんせい…?って触ろうとするんだけどそれじゃあ先生傷つけちゃって、どうしよう、どうしよう、ってオロオロするの。「死」が理解できなくてね?でも「クリスマスに先生
2010-11-13 09:02:25@hiragana_deutch からプレゼントをもらう」っていうのはルートヴィッヒさんの、予定なの、しなくちゃいけないことなの(彼の認識では)だから、おきて、ねえ起きてせんせい、あと3日だよ、2日だよ、 …もう明日だよ、 しっかり触れると傷つけちゃうから倒れた彼を抱き起こすこと
2010-11-13 09:06:10@hiragana_deutch はできないんだけど、ゆさゆさ、ゆさゆさ、ってそっと揺さぶるの、ずっと、ずっと、でも、起きてくれなくて、 もう明日なのに起きてくれない、どうしよう、どうしようって泣きそうになったルッツさん、もうどうしようもない、って、先生に出ちゃだめだよって言われ
2010-11-13 09:07:29@hiragana_deutch てた家のお外に出ちゃうんだよ。お前はまだ未完成だから、ってその手ではひとに怖がられるよとか言われてたんだっけ?原作?なんか忘れてるけど、まあ要は、その手を隠して町に降りるんだよ。お薬?が欲しくてさ、(先生が目が覚めないのは病気か何かだと思って、)
2010-11-13 09:09:43@hiragana_deutch (病気はお薬で治さなくっちゃ、って) でもルッツさん、どんなお薬がいいのかわからなくて… で、原作では降りた街でヒロインと会うけど、なんかそこはこれ普独だから「ともだち」ができればいいと思う。フェリかアル。明らかに不審者(手をぐるぐる巻き?)な
2010-11-13 09:11:35@hiragana_deutch ルッツさん、ホリディで人もまばらな町へ降りてくる。まばらな人にも怪訝ていうか気味悪がられて(挙動とか?)(もの珍しそうにキョロキョロとかね)遠巻きにされるのに「ともだち」になる子だけはどうしたの?って声掛けてくれる(まあ最初は恐る恐るだけど)
2010-11-13 09:13:10@hiragana_deutch 「薬を探しているんだ」「くすり?」「せんせいが、たおれて、何度も何度も起こすのにもう3日も起きてくれなくて、今日はクリスマスパーティをしてプレゼントをくれるって約束したのに…」「……あぁ…」 わかっちゃう、「ともだち」。それは死んじゃったんだよ、
2010-11-13 09:14:49これね、要するに死んじゃったんだよ、って、理解してないらしい子に言えない「ともだち」が、じゃあ先生が起きるまで一緒に遊ぼう、きっと夜になったら起きるから、もし起きてなかったらお薬を持って行こう、って、(ともだち的には)慰めの、ほんのひと時のクリスマスの楽しさをルッツさんにあげる
2010-11-13 09:19:52はなしなんだよ。広場にある町でいちばん大きなクリスマスツリーを見に行って、ああ、これはせんせいが飾ってくれた。うちにもあるんだ。一緒に飾り付けたんだ、って嬉しそうに、おおきなぴかぴかを見上げるルツさん。教会で聖歌を聞く。ああ、せんせいはこのきれいなうたがすきで、レコードをかけて
2010-11-13 09:21:42くれた。あ、このうたはそれに入っていなかったからうたってくれたんだ、 きれいだな、ってにこにこ、聖歌隊のうたを聞くルツさん。 ディナー。あ、だめだ、せんせいと一緒にパーティをする約束なんだ。先生は七面鳥を焼いてくれるといったけど… ねてるからな、間に合わないな、ってちょっと淋しそ
2010-11-13 09:23:18うに言う子に(だから、もう先生は君にそんなことしてくれないんだよ、って)泣きそうになっちゃう「ともだち」が、じゃあ買って行こう。おいしいんだよここの店の。キット先生もよろこぶ、って買ってくれて、教会の鐘が鳴る。あ、そろそろ帰らなくては。 ありがとう。たのしかった、って言って帰ろう
2010-11-13 09:24:45とするルツさん。 あ、待って…! お花、花を持って帰ろう、 (死んでしまった)先生に、花束を。きれいな、うんときれいなのを。きっとよろこぶ、って花屋さんで買って、 あ、薬…っていうルツさんに、なんか薬屋さんで適当な(なんでもいいんだ。だって、絶対効かないもの、ってともだちは思って
2010-11-13 09:26:32るから)買って、 一緒に帰る。 せんせい、もう起きているかな、それともやっぱりこの薬が必要かな、って、そわそわ、家(研究所)へ帰るルツさんの隣でそうだね、って相槌うちながらも(ルツさんが見てないとこでは)悲しげな表情のおともだち。家に、ついて、 せんせい、せんせい! 友達ができた
2010-11-13 09:28:39んだ。 おきてるか…?って、 言いながら、ともだちの手を引いて「ほら、こっち、」ってせんせいのいるところに連れてって、でもやっぱり倒れたままで、 (あぁ…!)ともだち、自分の予想通りだって、泣きそうになる。 どうした…?その泣きそうな顔に不思議そうなルツさん。ああ、やっぱりこの子
2010-11-13 09:30:15はわかってないんだ、って、それにも泣きそうになりながら、 先生は疲れちゃってるんだね、寝かせてあげようか、って言って、ああでも俺はこんな手だから運べない、ってしょんぼりするルツさんにベッドルームはどこ?って聞く。眠らせてあげよう。この子が「眠っている」と思っているなら、って、
2010-11-13 09:31:34…あのね、一番最初に言ったけど、せんせいも実は機械なの。死んだんじゃなくて機能停止しただけ。「ともだち」は死んでると思ってるけどね。これだけは、実はカンチガイなんだけどルツさん本質的には正解。せんせいの寝室にね、ついてね、白衣、着たままじゃ苦しいねとか行って脱がせたときとかにそれ
2010-11-13 09:34:12友達が気付いてさ、(なんか機械的な何かが見えたとか都合よく)なんかスイッチ?とかないのかな、って探ってくれて、ぴこ、ってやったら起きるとかそういういい感じの奇跡起きるといい。(だって今日はクリスマスなんだ、いいじゃないか、人でない命にだって、しあわせな日で、あっても、)って
2010-11-13 09:36:09ともだちが祈るように押してくれたって、 でも、その時すぐには先生は起きてくれなくてさ、 寝かしつけ終わって(ああ、やっぱり、)そんなに都合よくはできていないか、現実は、ってまた泣きそうになりながら、じゃ、先生起きたらきっと一緒にって来るだろうから俺たちは先にご飯食べようか、って
2010-11-13 09:37:48言うんだけど、ルツさんそこはかたくなに、いや、先生と一緒にパーティをするから、って断る。今日はたくさんありがとう。ってお礼を言われちゃったら、どういたしまして、って言って帰るしかない。 日暮れから降り出した雪がいよいよしんしんと、降り積もるなか。玄関で、 送ろうか?いや、大丈夫。
2010-11-13 09:39:22さようなら。ああ、さようなら。メリークリスマス。メリークリスマス。あいさつをしあって、友達は帰るよ。奇跡がなんだ、クリスマスがなんだ、って、一人きりになってからやっと、泣きながら。 まっくらな、町への道。一度だけ振り返る。あとにしてきた大きな屋敷にはオレンジ色、あたたかそうな色の
2010-11-13 09:40:57