樹林氏の戦争観
僕がこの世で一番悲しいのは、こういう出来事です。bit.ly/1s3xyNa イスラエル軍、ガザへの空爆を続行 死者100人に
2014-07-12 01:28:46ナチスの例を見てもわかるように、民衆の支持を簡単に集める方法は、他国への怒りや憎悪を煽り、そこに乗ることです。でもその先にあるのは、悲劇でしかない。騙されてはいけない。
2014-07-12 02:08:46僕もさんざん経験あるけれど、つまらないことでケンカになり、殴り合ってお互いボコボコ、痛いめにあって禍根も残す。あとに残るのは、後悔だけ。 それが国家間だと人の命が奪われることになる。戦争とはそういうことだ。当事者になるのは最悪だし、巻き込まれるのも避けるべきだ。当たり前の話だよ。
2014-07-12 03:59:54戦争について。 アメリカはイラクに「大量破壊兵器を用意しているから」という理由で、戦争を仕掛けましたが、本当はイラクの資源利権欲しさに戦争を仕掛けたのです。 だから北朝鮮が本当に核をもっても、戦争を仕掛けなかった。なぜなら、北朝鮮には米国がほしい資源がなかったからです。
2014-07-12 05:33:16現代の戦争は、1)民族紛争 2)資源利権 3)宗教紛争 ……この三つの原因のみで起こります。だから日本は戦争に巻き込まれる理由がありません。日本にとっての『資源』とは、マンパワーなのですから。石油も天然ガスもでない日本の土地を奪っても、なにも得をしないのです。
2014-07-12 05:35:53集団的自衛権とは、なんなのか。それをきちんと考察する必要があります。アメリカとの関係を自国の安全より優先して、戦争に『積極的に』参加するのを良しとするか否か。一度でも戦争をして他国の人間を殺せば、日本国土もテロの対象となります。フランスやイギリスのように。
2014-07-12 05:38:16あくまで僕の認識ですが、武力衝突と戦争の境目は単純に規模の問題ではないと思います。前者は現場判断での突発的な争いで、通常は国家が収拾をつけるために動くし大きくはならない。戦争とはその国家・政府の命令によって敵を攻撃する行為。これはミサイル一発であろうと拡大するリスクがあります。
2014-07-13 16:26:38もうひとつ、海洋資源を狙って中国が戦争を仕掛けるのでは?という危機感。これを抱いている人は多そうですが、可能性はほとんどないように「僕は」思います。その根拠は、かつて海洋資源のみを理由に起きた戦争が見当たらないからです。理由は1)そもそも線引きが曖昧 2)人が住んでいない
2014-07-13 16:28:39最近よくテレビに出ている戦争ジャーナリストが、僕の30年来の友人なのですが、その彼に「中国が日本に戦争を仕掛けることってありそう?」と聞いたことがあります。そうしたら彼は一言「ない」と。なぜなら、損得勘定からしてそんなバカは中国政府の中枢にはいない、からとのことでした。
2014-07-13 16:31:07繰り返しますが、(武力衝突ではなく)戦争というものは、資源など、得られるものが失うものより格段に大きい場合か、あるいは民族同士の根深い憎悪、そして理屈抜きの宗教対立によって起こる場合がほとんどです。まれに『通行権』みたいなものを争う戦争もありますが、日本には起こり得ない。
2014-07-13 16:35:35まあこれらはあくまでも僕の考えであり、他人に強制するつもりもなければ、正誤を議論するつもりもありません。ただ覚えておいてほしいのは、単純な損得勘定だけで戦争というのはなかなか起こらないが、そこに両国民の不信感からの思い込みや憎悪が加わってくると事情が違ってきます。ナチスとかね。
2014-07-13 16:49:42大事なのは、絶対戦争なんかしたくないという気持ちを、当事者である国民同士がもち続けること、そういう努力をしていくこと。憎みあう方向に世論を向けていかないように、一人一人が意識するのが肝心かと思います。憎しみは一方通行で大きく育つことはありません。石を投げ合う中で育つものです。
2014-07-13 16:53:54