『一日一ウロバディ』まとめ
- s_konohanaTB
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「もし、僕がヒーローだったらどうします?」事後のベッドでバニーが変な事を言う。擦り寄るコイツの髪を撫でながら適当に返したら「ねぇ…聞いてます?」って…はいはい、お前の欲しい言葉なんて分かってるよ。「俺がお前をまたここに引き摺り落としてやるよ」ほら、満足げな顔 #一日一ウロバディ
2014-06-04 12:34:41「またセットが…」暗い裏路地を歩きながら、濡れてストレートに戻りかけた髪を鬱陶しそうにかき上げる。「どうして僕までこんな髪型を」苛つき愚痴ると「ご機嫌斜めだなぁ」と黒い傘で出迎える相棒。鬱陶しい雨も任務も、貴方が居れば… #一日一ウロバディ/雨が降る
2014-06-03 09:11:48生温かい液体を全身に浴びる。「帰りますよ、タイガー」「バラバラじゃねぇか。ここまでするなんて珍しいな」「コイツが悪いんですよ」貴方の事を貶すから、と喉まで出かかった言葉を飲み込んで歩く。血に染まった身体はそろそろ降る雨が洗い流してくれるだろう。 #一日一ウロバディ/雨が降る
2014-06-03 08:54:51広い背中に傷を付ける。深く深く刻まれた傷を返すように傷付け合う「仕事行くぞ」熱を持った身体は言うことを聞かない「一人で始末して来て下さい」さっきまでの熱などなかったかのように軽い足取りで「良い子で待ってろよ」貴方は僕に仕事をさせない…この身体を使う事を許さない #一日一ウロバディ
2014-06-03 04:17:45「あー血が足らねぇ」 「あなたいつから吸血鬼になったんです ?」 「んな御伽話みてぇな可愛いもんじゃねぇよ」 「あぁ…だからそんな目で僕を見るんですね?美味しそう?食べたい?」 「食っちまったら最後お前天国にイっちまうぜ」 「貴方となら」 「来いよ。地獄へ」 #一日一ウロバディ
2014-06-03 03:33:10跪き 懇願し 喜ぶ身体を抱き締める「もっと…」深く 熱く 欲を突き刺し腰を振って昇って堕ちて一緒にここまで来て。仕込まれた身体は貴方好みに疼いて動いて自分自身では制御出来ない。泣いて 啼いて 赤い目が嗤う瞬間がいつも見えなくて、目覚めた時には静寂な部屋に独り #一日一ウロバディ
2014-05-31 02:02:58時計の針がくるりと回る午前0時。暗い部屋、ベッドの上に誰かの重み。働かない頭でそっと目を開ける。「なぁーんだつまんねぇの」僕の上に覆い被さるその人からは甘い匂い、あぁ…また誰かと?「…夜這いですか?」「そういうの、好きだろ?」僕の気も知らないでこの人はもう! #一日一ウロバディ
2014-05-29 01:15:45「…僕、貴方の事は何よりも愛していますがそれだけはイヤです」「あー?…旨いのに」「食べ物に対する侮辱です」「そこまで言うかよ!」「当たり前でしょう!真っ赤かになったパスタが可哀想だ!」「タバラーには普通だっつの!」 #一日一ウロバディ
2014-05-25 18:29:51うちのウサギちゃんは寒がりだ。今日みたいに雨で肌寒い日はところ構わず引っ付いてきやがる。「バーニィ」「やです」「まだ何も言ってねーけど」「離れません」「…やっとこさ追い詰めたターゲットを目前にしてそれはどうなのよウサギちゃん」 #一日一ウロバディ
2014-05-21 16:01:37「雨は嫌いです」そう呟くバーナビーは雨に打たれながら空を仰いで動かない。「…痛むのか?」「僕の記憶じゃないのに、どうして」珍しく泣きそうな声で弱々しく、頬を伝うモノが雨なのか、それとも涙なのか俺には分からない。「おい、戻るぞバニー」「ねぇタイガー、抱いて?」 #一日一ウロバディ
2014-05-21 08:47:29「…バーニィ、俺、便所行きてぇんだけどいい加減離せそして起きろ」「だめです」「テメエ」「…らめで、ふ」「………」ベッドの中、俺を抱き締め離さない。舌足らずな口調で拒否して頬擦りしてくるこの相棒のギャップに毎回俺は心撃ち抜かれてる。…でも便所は行きたい。 #一日一ウロバディ
2014-05-19 07:37:35「10年先も愛してます」そう言ったお前は今存在するのかしないのか、誰も知らない。なぁ俺一人置いてどこ行った?10年経ったから、お前に聞きたいんだけど。「なぁバニー、今も俺を愛してる?」紡いだ言葉に風は答えを運んではくれない。 #一日一ウロバディ
2014-05-19 03:16:49最近のジュニアの話は俺のオリジナルの話。ジュニア自身は自覚がないようだが…確実にジュニアは俺のオリジナルに惹かれている…こんな事ならあの時、俺も同行すれば良かった…街中に目を光らせオリジナルと会わないよう回避出来たはずだ…くそ…… #一日一ウロバディ
2014-05-11 14:04:19夜と朝が交差する時間、「仕事」を終えた貴方と行きつけのファストフード店へ。震え上がる程の殺気を纏っていたとは思えないスイーツを頬張るその顔は殺伐した組織に戻る前の安らぎの一時をくれる。タイガーさん、出会いが違ったなら僕らもそのへんのカップルと同じでいられたかな #一日一ウロバディ
2014-05-11 05:07:06抱かれながら背中に爪を立てた。僕のモノと跡を付けた。「なぁバニー?お前今日爪跡残しただろ」ベッドで煙草の煙を吹き掛けられる。「ちょっ…止めて…っ…」「どうしてくれるんだよ?お客さんに怒られちゃうだろ?」「…駄目?」嫉妬心と独占欲が強い僕をどうか怒らないで… #一日一ウロバディ
2014-05-10 22:20:18組織の目を盗んでは街中へ出掛けた。たまにタイガーのオリジナルを見るけれど、いつも誰かを助けてる…どうして他人なんかの為に自分を犠牲にするの?そんなの自己満足じゃん?…やってらんないよ…ボクのタイガーは他人の為に自分を犠牲になんかしない…ボクの為にはするけどね? #一日一ウロバディ
2014-05-08 01:26:14「タイガー…」汗ばんだ額にキスをして汚れた身体を軽く拭いて、噛み付いた胸、絞めた首、散らした痕を撫でながら自嘲気味に笑う。「こんなことしたって、僕だけのモノにならないんだ…貴方をいっそ殺してしまえたら…楽なのに」貴方を縛り付ける首輪と鎖を自分の手で再び付ける。 #一日一ウロバディ
2014-05-07 00:46:16「ねぇ、今日は上手く殺れました。だから…」ソファに座る俺に跨がってネクタイに手を掛ける。赤い瞳が熱を帯びて噛み付くようにキスされた。「ご褒美下さい。虎徹さんのアツいコレで、ぐちゃぐちゃにして?」「そんなおねだり誰から教わった?」「貴方しか居ないでしょ」 #一日一ウロバディ
2014-05-02 09:18:33あの日からタイガーがボクをたくさん求めてくる。まぁ、いいんだよ?キミとのセックスはキライじゃない。けどさ〜?別にキミだけのモノじゃないんだから他にシてもいいよね?「…ジュニア」その声は反則だよ?その声を聞くとゾクゾクしちゃうんだから…あんまりボクを呼ばないでよ #一日一ウロバディ
2014-05-02 00:55:11「おまえと顔似てたけど全然違ったよ」ジュニアが帰ってきたと思ったらそんな事を言い出した。やはり"オリジナル"と会ったか…ため息をつくとジュニアが唇を重ねてきた「…なに?ヤキモチ?」クスクスと笑いながらキスを仕掛けてくる…そんな感情なんかない…ただ…気に食わない #一日一ウロバディ
2014-04-20 12:07:57キッと睨んでから踵を返す。タイガーにも言われたのに早々に”オリジナル”と遭遇しちゃうなんてついてない…メンドクサイ…殺しちゃおうか?「あぶねー‼︎」声とともに腕を思いっきり引っ張られた。目の前を車が走る「ちゃんと前向いて歩け?」…今日は殺さないでおいてあげるよ #一日一ウロバディ
2014-04-16 18:34:31こんな日中に街に出たのは初めてで心がウキウキする。タイガーも来れば良かったのに…「なぁお前、バーナビーに似てるって言われねぇ?」ボクをナンパなんていい度胸だね?…っ⁈タ、タイガー?「やっぱ似てるわ」…なんだ”オリジナル”か…「似てないよ?目の色違うだろ?」 #一日一ウロバディ
2014-04-16 18:22:53「仕事」から帰ってきた虎徹さんをお酒とお肉、そして体で潤すのが僕の当面の仕事だ。「早く出ろよこんな組織」入った理由は聞かずそう繰り返す彼にそのまま鸚鵡返しすると生意気なんだよと頭を撫でられる。いつからか貴方といる為にここに居ようと思い始めたのは内緒にしておこう #一日一ウロバディ
2014-04-16 08:22:50施設の中だけじゃ退屈だよ…ねぇタイガー?ちょっと抜け出さない?上の命令は絶対?…フン!アタマ固いなぁタイガーは…んじゃボクだけで行ってくるよ。…何心配してんの?…大丈夫だよちゃんとアイツらにはバレないようにするから。んじゃ、ちょっと行ってくるね…(ちゅっ) #一日一ウロバディ
2014-04-10 22:41:30