空想の街・とある一日

木船田ヒロマル @hiromaru712

目覚まし時計の音がした。 え？目覚まし時計？ 携帯のアラームで起きる私は、そもそも目覚まし時計自体持ってない。 あ、そうか。 今日は扉が開く日だ。 目覚まし時計は扉の向こうで鳴っている。 鍵はとっくにこの手にある。 扉の向こうはーーそう、 #空想の街

空想の街公式アカウント @humptyhumtpy

何処にもない､何処にでもある街｡空想の街｡時計塔の街のとある１日｡はじめましての貴方も､おかえりなさいの貴方も､街は全てを受け入れます｡どうぞ､お楽しみください｡　#空想の街

須賀夕純☃マイペース創作屋 @yzm_yksb

以前拾った色小瓶を頼りにもう一度ここへやってきた。大きな時計塔のある街。ここで間違いないだろう。あの日は何か祭りの後のような雰囲気だったが、今日はさてさて……どんな1日になることやら。何にしたって俺は楽しく「伝説」を売り歩くことにしようじゃないか。 #空想の街

須賀夕純☃マイペース創作屋 @yzm_yksb

さてさて、道の途中で自己紹介。俺は「伝説屋」のはぐるま。はぐるまが名前で「伝説屋」が屋号だよ。売り物は勿論「伝説」やそれにまつわる品々だ。物語と品物を抱き合わせで売るってことだな。ああ、お代はお金ではもらわない主義だ。何を要求するかは……交渉次第だな。#伝説屋はぐるま #空想の街

須賀夕純☃マイペース創作屋 @yzm_yksb

俺を見ると街の人は不思議そうに振り返る。うにに。確かに長い耳を生やしたガキがでっかい鞄をいくつも持ってうろうろしていれば怪しいに違いない。さあ、声を掛けてきちゃくれないか？　俺のこの街での伝説はそこから始まるのさ。 #伝説屋はぐるま #空想の街

萌葱［moegi］ @hmoegi

【 #空想の街 設定】 #色売り 。大きな帽子をかぶった年齢・性別不詳の行商人。籠に詰めた色小瓶を売り歩く。色の名前は物語の種としてご自由にご利用くださいませ。

須賀夕純☃マイペース創作屋 @yzm_yksb

うにに。それはそうと夜更けだというのに案外人が出ている。ここは不夜城か？　俺はまずどこかで腰を落ち着けて仮眠といきたいもんだ。俺の活動時間は基本的に夕方から夜にかけてで、夜中はおねむなんだよ。ああ、これだから他の伝説屋連中には馬鹿にされるんだ、うにに。#伝説屋はぐるま #空想の街

ルオ @ruo129

時計塔が、置時計が、新たな一日を指し示す。机の上で舞い踊る絡繰りの姫と王子の遊戯を見届けて、三人はいつもの挨拶を交わす。「おやすみなさい、兄様たち」「おやすみ、ルツィ、兄貴」「レオルも、ルツィも、良い夢を」 #空想の街　今日が、有触れた幸せの彩る、他愛無い夏の日でありますように。

日魚ときお @tokyosanfish

「いらっしゃいませ。ここは『喫茶馬頭琴』。夜はバーへと変わります。異型頭の方もそうでない方も、眠れぬ夜はどうぞ当店へ。それぞれ異なる時間が交わる空間を、カクテルと共に」 #空想の街 #喫茶馬頭琴

春が待ち遠しい @chabashira_okki

#空想の街 、今回は #迷夢 よりアーティで参加します。今日も普通に仕事です。8:45出勤、11:45-12:30昼休憩、17:30退勤、の予定。時計修理が業務の社畜。職場はリマニ駅が最寄。蓮根橋の向こう、西の森の塔に住んでいます。 mobile.twitter.com/chabashira_okk…

春が待ち遠しい @chabashira_okki

因みにアーティ、公式設定で身長382cm。一般的にイメージされる巨人にしてはなかなか小さい方です。 ※画像一ツ目注意 #空想の街後書き pic.twitter.com/6lNifeOW11

2014-07-07 22:40:12

萌葱［moegi］ @hmoegi

気づけば吸い寄せられるように、この街に辿り着いている。根無し草にもひとつくらい、そんな場所があっても良いだろう。肩を竦めると籠の中で小瓶が揺れた。私は #色売り 。とっておきの彩りを、またこの街に届けるとしよう。帽子の鍔を傾けて、いつものように挨拶、一礼。#空想の街

萌葱［moegi］ @hmoegi

今回 #色売り は、いつものように街の中をふらふらと歩いています。お気軽にお声掛けくださいませ。お気に入りの色味、思い出を彩る一色、どうぞ譲らせてくださいな。 #空想の街 （※中の人は外出しますのでお返事が遅くなるかもしれませんが、のんびり構っていただけたら嬉しいです）

和伊啓太 @waikeita

#空想の街 の #ルグッグ蜜蜂の巣箱 のネバは、蜂蜜を届けに自転車で走り回つたり、蜂蜜採集したり、店舗にゐたり、特に決まつたストーリィもプロットもなく、みなさんの絡みを待つてます！ #空想覚書

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

AM0：00 #ヴィトの場合 ふと時計を見ると日付が変わったところだった。「そろそろ寝ないと」独り言を呟きデスクの上に散らばった資料を一まとめにし、辞書を本棚にしまう。森の方角から時折涼しげな風が吹いてくるが、熱帯夜に変わりはなかった。 #空想の街

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

AM0：00 #ヴィトの場合 母国に自生するアイサという名前の樹。それをこの国でも根付かせようとしているが、気候の違いからか上手くいかず現在森の近くの小さな研究所で研究をしている。 #空想の街

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

AM0:00 #ヴィトの場合 最近は世界中でこの樹が注目されるようになってきているので母国はもとより他国の研究論文も増えてきている。そういったものを取り寄せては辞書と首っ引きで翻訳したりもしている。 #空想の街

須賀夕純☃マイペース創作屋 @yzm_yksb

どこか眠れる場所を捜してふらふらしていたら、海の匂いがした。懐かしい匂いだ。環状線の線路を越えて、海の匂いのする橋のたもとで休むことにする。ああ、もし「伝説屋」に用があるなら書置きでも何でもしていってくれ。起きたらとっておきの品と物語を披露するよ。 #伝説屋はぐるま #空想の街

すなお＠創作 @rullino_s

時計塔のある街で迎えた、何度目かの夏の一日――あの日は暑さで頭がぼうっとしていたのかもしれない。いつもの通り商品の小山を積んだリアカーを引き、えっちらおっちら歩む道は、頭上から降り注ぐ日差しと路面からの照り返しで脳みそが溶けて毛穴から噴き出しそうな暑さだった。 #空想の街 #街商

すなお＠創作 @rullino_s

シャツの肩口で拭っても拭っても額から汗は流れ出てくるし、そもそも最早布地がぐっしょりと濡れそぼっていて拭う意味をなしていない。ただでさえ体力の要る売り歩き業にこの暑さはちと厳しい。出歩く人間も心なしか少なく、ゴロゴロと北区を流して歩く間も客の声は掛からない。 #空想の街 #街商

すなお＠創作 @rullino_s

「はー、あっち」日差しを避けて俯きほぼ垂直に視線を落としながら呻いた時、「いっ」がくんと身体が下がって危うく舌を噛みそうになった。いつの間にか下り階段に差し掛かっており、ジロが一段下に落ちたのに続いてリアカーの前輪もワンテンポ遅れてがくんと落ちた。いや危ねえ！ #空想の街 #街商

すなお＠創作 @rullino_s

重量の塊であるリアカーが暴走したら大変な惨事になりかねないので咄嗟に踏ん張って、前面の木の板に腰と背中を押し付け、傾きのせいで重さを増しているリアカーを強引に後退させた。渾身の力で持ち上げた前輪が、がっ…たん、と音を立てて階段の上に着地する。し、心臓に悪い…。 #空想の街 #街商

咲良 潤　#言の葉の点綴 @sakura77_sosaku

コウを見送ったあの日から、わっちはずっとこの街におる。コウと共に街を出れば、コウが付いて行きたいと言い出しそうじゃったからじゃ。だからわっちはこの街にコウを残って見送った。男たるもの、自分で生きていかねばならん。それにあずきの願いでもあったからの。#空想の街 #黒猫

咲良 潤　#言の葉の点綴 @sakura77_sosaku

本当は2ｰ3日したらわっちも街を出るつもりじゃったが、やっぱり居心地良い場所は長居してしまうの。絵本屋に行ったり、ダーツを投げたり、歌を聞いたりウサ耳としゃべったり。さて、今日はどんな一日になるかのぉ。#空想の街 #黒猫

すなお＠創作 @rullino_s

ひとまず安堵しつつ、張り出した鉄パイプの持ち手の間を抜け出して改めて押し戻しにかかる。いやはや十数段ある石の階段に向かってまっしぐらに歩いていたとは我ながら危なっかしい――と呆れながら、しかし未明に雨が降って地面がぬかるんでいる事には注意を払い損ねていた。 #空想の街 #街商

すなお＠創作 @rullino_s

持ち手を掴んで「よっこらしょっ」と前輪を持ち上げようとした時、思いがけず、目一杯踏ん張るつもりでいた脚がずるっと後ろに向かって勢い良く滑って足場を外れた。そして更に悪いことに、持ち手を掴んだ汗だくの掌までもが何の抵抗もなく滑った。手が空をかいて一瞬の浮遊感。 #空想の街 #街商