J2第25節 湘南vs千葉 関塚千葉の戦術とは?

2014年8月3日BMWスタで開催されたJ2リーグ、湘南と千葉の一戦を羊さんがプレビュー。興味深い読み物になっております。
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湘南vs千葉、まずは千葉の守備面から。451中盤3センターを用い、湘南のサイド攻撃に対応しようと考えた関塚監督。5バックの数合わせではチームの重心が後ろに下がってしまうので、4バックを堅持したまま応対しようと考えた結果がこの形 twitpic.com/e9j4jg

2014-08-05 19:15:35
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オーバーラップしてくる湘南のCBにはWGが応対し、WBはSBが応対。ボールサイドの湘南のシャドーとボランチの所をインサイドとアンカーで受け渡しながら上手く見ているな、という印象だった。奪ってからはWGの走力を活かしてのワイドカウンター。湘南のWBの裏に広がるスペースが狙い

2014-08-05 19:15:38
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関塚監督「343の形だと、攻撃の時にサイドに3枚が仕掛けてきます。通常の4231、あるいは442だとどうしても3枚目が釣り出されると中央が空く。同じ343という戦いよりは後ろしっかり4を考えながら前の所で勝負したいなという所でした」 goo.gl/VC0Z7W

2014-08-05 19:15:41
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次に遅攻。湘南は守備の際は541。そこからトップのウェリントンを始め、シャドーやボランチが連動して前プレを仕掛けてくる。なのでそれをいなしてボールを前に運びたい千葉はCBとアンカー兵働、時たまインサイドも加わってプレス回避を試みる twitpic.com/e9j4o7

2014-08-05 19:15:45
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中盤は2対3で千葉が数的有利。よって、湘南のプレスを躱しながらフリーの兵働を中心にボールを巡回させる千葉。そこでSBにボールが入った所で千葉のターン。前線の前プレ隊を頓死させるわけにはいかないので後ろも連動してプレスの湘南。千葉のSBに対してはWBが飛び出してくる。が、それが狙い

2014-08-05 19:15:48
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5バックを崩してWBがプレスに来れば、WBCB間にギャップができる。ここぞとばかりにそのギャップに動き出す千葉WG。サイドでポイント作られちゃ敵わんと、今度はCBがプレスに来る。そうするとCBCB間にギャップができる twitpic.com/e9j4oi

2014-08-05 19:15:51
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このように段々ゴールマウスに近い方向へ危険なスペースができ始める湘南。千葉のインサイドはそのスペースを狙って飛び出そうと伺っており、特に大岩、山中、井出を要する右サイドでそれは顕著だった。一体いつの間にこんな仕組みを仕込んだんだよ関塚監督、と叫びたかった前半なのであった

2014-08-05 19:15:55
@GP_02A

湘南も流石に「これはたまらん」と541で引いてシャドーがサイドの守備に参加したり、ウェリントンが兵働にプレスバックに来るシーンも度々見られるようになったが、恐らくそれも千葉の狙い通り。湘南の最大の武器は攻守の切り替え、トランジションである事は誰もが知っている事だと思う

2014-08-05 19:15:58
@GP_02A

シャドーがサイドの守備に参加すればウェリントンとの距離が遠くなり、カウンターの際にウェリントンが孤立する。ウェリントンが兵働にプレスバックに来れば、今度は前線の起点すら失ってしまう。こうして湘南は得意のカウンターを繰り出す機会を奪われ、千葉の術中にまんまとハマってしまったのだった

2014-08-05 19:16:01
@GP_02A

兵働アンカーという奇策には正直驚いたけれど、関塚監督は攻めて湘南を押し込む事で湘南から最大の攻撃の機会を奪った。その分、兵働の守備面の不安も顕在化するまでには至らなかったという。仮に狙い通り得点して勝ち点3もぎ取ってたら土下座する勢いだったよマジで

2014-08-05 19:16:05
@GP_02A

【湘南vs千葉 中継でのひとコマ】 水沼「(ウェリントンとケンペスの)髪型がちょっと入れ替わった感じですね」 レポーター「ウェリントン選手、千葉まで行ってケンペス選手と同じ美容院の方に作ってもらったそうです」 水沼「あ、そうなんすか!いやー、良い振りしたなぁwww」

2014-08-05 19:21:28