【夢小説】自己投影ありきの夢主について togetter.com/li/132900 いろんな考えの人がいるのね。私は投影して読む派だけど夢主が魅力的なのはいいと思うの。魅力的な少女漫画のヒロインに自己投影して読むことだってあるし
2013-07-05 02:06:15これ、ほんと気付いたら固定ヒロインと夢絵がかなり受け入れられるようになっていて、むしろ夢主・うちの子っていう潮流が強くなったんだよね。ある種のNLカップリングのような。感情移入型が一部キモチワルがられる分、オリキャラの方が違和感のない層がいるもんなあ。
2013-07-21 21:29:53できるだけ無色透明なヒロインを目指しているけどクリアすぎるとつまらないわけで。今のオタク文化のキーワードって、「空っぽの器」なわけよ。消費者がどれだけ好きなものを詰め込めるか。自分好みを探すより作る時代だから、そういった点では名前変換ていうのは進んでたと思う。
2013-07-21 21:38:25自分が自分であるというのは誰にも定義できなくて、アイデンティティとか自己同一性というものなんだけど、これを仮にフックのようなものとして考える。ただのフック。性格とか見た目とか名前とか全部取っ払って、ただの「フック」。このフックが自分自身だとする。
2013-10-16 18:54:34そこに、先程取っ払ったものたちをひっかけていくとしよう。多分、見た目とか喋り方は可変的だから、軽いもの。逆に、母語とか名前は重いもの。そういう風に人間は作られている。現実/非現実にかかわらず。自分という無標のフックと、そこにぶら下げる属性。属性には軽重がある。
2013-10-16 18:58:30で、フィクションの話。特定のキャラが居て(フックがあって)、そこにかかっている属性のアクが強いと、私たちは自分の属性との違いにオエーっとなってしまって、自分と重ねにくくなる。特に重いものであれば、フックがもたない。つまり自分が揺らぐ。
2013-10-16 19:03:57属性のうち重いものが無標に近ければ近いほど、自分と重ねやすくなるのでは。その顕著な例がDQの主人公で、彼らは喋らない。喋らないから特定の言葉遣いも生まれない。名前なんかこちらが決めてしまえる。軽い要素=可変的、重い要素=不変的、だったはずなのに。重いはずの名前が可変。
2013-10-16 19:11:10重いとフックがもたない、っていうのはちょっと違うな。重い属性は一度フックにかけたら、簡単には動かせないというか。で、この名前が可変というのは、まんま夢コンテンツですよね、ってことで。強固なフックと属性の組み合わせがあって初めて、強固なキャラとして成立する。
2013-10-16 19:49:35名前とフックとはかなりの深さで分かち難い。フックと属性があって、キャラが確立するとしたら、じゃあ名前の決まらないヒロインは「誰」なの?てな感じで、フックがあいまいな存在、自分自身が誰を指すのか分からない、つまりキャラ未満の存在でしかない。
2013-10-16 19:54:43その中でキャラを立たせよう!個性的にしよう!と考えると、フックをいじれないから属性をどんどんてんこもりにするしかないのね。見た目、話し方、性格、どんどん具体的になるわけで。そうすると、軽いものの集合体でも積もり積もって重くなるし、自分と遠いステレオタイプな属性には共感しづらい。
2013-10-16 19:57:20で、名前もデフォルト名をつければ、逆説的に属性に強化されたフックが、個としての存在を強める。誰だか分かる「こういう」キャラになる、と。そうなるともうキャラ未満だった夢コンテンツのキャラはオリキャラと遜色ない確固たる存在になる。
2013-10-16 20:01:47その出来上がったキャラを見た人たちが、オリキャラ萌えにかなり近い感じで消費しているのが今のいわゆる「夢主」「うち(よそ)のこ」みたいなものではないのかなあ。一度切り替わればそのあとの世代はだんだんそれが夢コンテンツだと思うようになって、中身が実質すげかわる、ような。
2013-10-16 20:05:07二次の夢小説というのは、原作の舞台を借りて作中に名前変換できる人物という空っぽの器を作り、そこに各々の読み手が自己の分身なりオリキャラなりをぶち込む作業だと思うのですよ。
2013-12-30 19:54:50こういう風に思って書いてる人間と、キャラメイキングから始める方では、最終的にできるものがまるで違っていて当然だと思います。私は容れ物を作っています。
2013-12-30 20:01:00私のドリー夢は本当に文字通りの「夢」なんですよ。夢に見てる時って自分視点のときとか、自分を見ている神視点のときとか、他人の中に入っている自分視点のときとか、色々あるじゃないですか。
2014-01-25 01:03:13二次創作やナマモノは夢小説っていうけどオリジナルだと名前変換機能があっても夢ってあんまり自称してなくて、名前変換小説って言われると一次創作のイメージ。なので夢/名前変換の使い分けは二次/一次創作で使うのが妥当かと思ってた。
2014-07-12 16:15:50しかし夢主固定(オリキャラ)派といわゆる自己投影派の棲み分けで区分けを変えるのが分かりやすいというのなら賛成です。名前変換小説という大カテゴリの中の夢小説という小カテゴリではあるけれども。
2014-07-12 16:18:38名前がないことと名前が変換可能なことは一見煮ているようで全然違う。名無しは名無しという立派なラベルだよ、名前が可変っていうのは根本的な個のゆらぎと隣り合わせだよ。
2014-07-22 13:14:06ゆめこうさつぶさん読んだ!愛がすごい、、名前変換ってやはり容れ物だなーと感じます。何にでもなるってとこがミソなんだよ。以前のフックの話で言えばフックの部分が可変、ってところに焦点があるのだ。
2014-08-10 22:02:07ふと思ったのだけどオリキャラ派の人の脳内にはオリキャラのビジュアルが多かれ少なかれあるのだろうな。モブ派は極端な話女の子っちゅうくらいしか決まってなくても書けるよ。
2014-08-10 22:05:02原作沿い長編男主恋愛要素皆無で名前変換対象がほとんどおっさんとしか呼ばれないっていう、そば屋に入ったらいきなりサイドメニューのいなり寿司出てきたみたいな体験ならある。
2014-08-11 07:58:50夢主作ってる中でもうちのこかわいいの人たちには企画大好き一次創作の出身が紛れているのでは…?と勘ぐっている。オリキャラ創作とか擬人化とかが主食の民ね。
2014-08-11 08:19:32