【紫煙天龍】終戦記念日～69回目の夏～

硝煙と紫煙が最高な天龍改二bot @tbc_tenryuu_bot

「長門…いや、良い。星条旗を吊るされるなんて屈辱、思い出したくないもんな…」「気にしないさ、最後の最後に、連合艦隊旗艦の意地も見せつけたからな」「確かに。酒匂は絶対うちに迎えてやるからな、勿論矢矧もだぞ、大和」「浜風さんも是非…」「わかってるって」

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提督はスタンド灰皿に背を向けて、海を見つめる。「この海に、沈んだ連中が眠ってる。人も、飛行機も、船だった頃の艦娘も、だ。その海に深海棲艦が居て好き勝手やってる。とてもじゃないが我慢できんよ、花の一つも投げに行けないじゃねぇか」

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「おれが全責任を持つ。お前らで制海権を取り戻してくれ。クスリと淫行以外ならなんでも好きな様にさせてやる、お前らが沈まない前提だがな。思う存分殴り合いでも雷撃でもしてくれ」全員無言のままたばこに火を着ける。異論なんかあるわけない。今までも好き勝手やらせて貰ってるしな

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「特に大和と長門。思う存分自慢の主砲で暴れてくれ。資材計算はおれと天龍、事務職員の連中の仕事だ。お前らは目の前の邪魔な奴らを吹き飛ばすことだけ考えてくれ」「勿論だ、その為の主砲だからな」「私もです。妹がここに来たら、戦果を自慢したいですし」

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「そうだな、まだここに居ない奴が来たら、戦果を自慢できる様にしておかないとな。さて、そろそろ戻ろうか。おれも休憩終わっちゃってるし」全員で階段に向かうと、龍田が居た。「提督～？ここは使用届を出さないと立ち入り禁止ですよ～」「あっ」「次やったら1週間禁煙ですよ～？」「ふえぇ」