『世界』2014年9月号「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか

島薗進 @Shimazono

１中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「私は、本誌4月号で、官邸の出方によっては創価学会が強く反発し、公明党が連立離脱する可能性もあるとの見通しを示した。」

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２中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「だが、学界はこの問題の判断を公明党に委ねてほとんど議論せず、それが自公協議の決着を早めることにつながった。」どうしてそんなことになったのか？

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３中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「同時に、政権側から最も弱い部分を攻められたことも早期妥結を促すことになった。」この「最も弱い部分」とは何のことだろうか。

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４中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「集団的自衛権については本部の副会長クラスの幹部たちの間でも、絶対に妥協すべきではなく、安倍が撤回しないのなら連立離脱すべきだとの考えを示す者も少なくなかった。」

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５中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「婦人部の現場の活動家の間でも、振るｋからの熱心な会員ほそ「安倍の暴走」に徹底的に反対すべきとの声が強かった。」

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６中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「内閣官房参与の飯島勲が、6月10日、ワシントンでの講演の中で、公明党と創価学会の関係について、憲法の「政教分離原則」に反しないとの従来の政府見解を」

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７中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…「内閣法制局が見直す可能性もあり得るとの認識を示した。この発言は、学会・公明党双方に襲撃を与えた。それが彼らの「急所」を突いていたからだ」

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修正８中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」「「政教一致」批判は、かつて公明党が小沢一郎らと組んで自民党を野党に転落させた際、自民党の亀井静香あらが一部の有識者らと組んで猛烈な反学会キャンペーンを繰り広げた際の中核的な主張だった」iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…

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９中野潤「「平和の党」はなぜ集団的…」『世界』9月号「当時、亀井らは、宗教団体の政治活動に対する法規制や宗教法人課税の見直しなどを次々と打ち出した。さらに名誉会長・池田を国会に招致すべきだとの主張を執拗に展開。これが創価学会に対する決定打となり、公明党は…自民党に擦り寄っていく」

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１０中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号「飯島発言は、当時の「悪夢のような経験」（公明党幹部）を思い出させた。この亀井らの活動には当時、まだ1年生議員だった安倍も積極的に加わり、反学会キャンペーンのビラを選挙区で大量にばら撒いていた。」

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１１中野潤「「平和の党」はなぜ集団的…」5月17日、朝日新聞に集団的自衛権に対する創価学会コメントが大きく掲載された。「（解釈変更は）憲法改正手続きを経るべきだ」等、集団的自衛権容認に反対する内容。これに対して、多くの公明党幹部からiwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　

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１２中野潤「「平和の党」はなぜ集団的…」「この見解の発表で、我々が徹底的に反対すれば『政教一致』と言われかねない。自民党との協議がかえって難しくなる」という懸念の声が上がっていた。飯島発言は露骨にそこを突いた形だが、自民党内からは、iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　

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１３中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」「その前から、「政教分離と言っているのだから支持母体の言うがままということはないだろう」などと公明党を牽制する発言が出ていた」。「最も弱い部分」とか「急所」というのはここを指すらしい iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…

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１４中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号。しかしこれはおかしい。宗教団体の要求を政治に強く持ち込んでいる点では、日本会議の影響が濃い自民党も同様。アメリカの共和党も。かつて攻撃されたときは「池田喚問」問題があったが今はどうなのか。この問題で慌てるのはおかしい。

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１５中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号。むしろ、強烈な選挙活動で、構成員の割合以上の影響力を政治的に行使しているあり方こそが問題。自組織の利害が政治に持ち込まれていることに創価学会＝公明党問題の核心がある。「政教一致」というとき、真に問われるべきはこちら。

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１６中野潤「「平和の党」はなぜ集団的…」『世界』9月号。「今回、「政教一致批判」が政権側から出てくると、公明党は譲歩を求める姿勢を後退させ、合意を急いだ。幹部たちの間にかつて創価学会会長の秋谷栄之助が自民党の要求で国会に呼ばれたことが想起され、「学会に迷惑はかけられない」との」

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１７中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号「「学会に迷惑はかけられない」との意識が働いたことは否定できない」。今、喚問されて創価学会は何が困るのだろうか？困るのは公明党では？「政教一致」について何が問題と考えているのか、明確にすべきだ。

島薗進 @Shimazono

１８中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号。中野氏の稿は、公明党を小選挙区から離脱させるという案が創価学会内で出ていることも示している。この数年、公明党の衆院選での得票数は下降が続く。2009年の「総選挙で歴史的大敗を喫した後、公明党も学会も」

島薗進 @Shimazono

１９中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権…」『世界』9月号」得票数低下の「「原因は長年の自公政権下で、庶民の目線に立った平和と福祉の党という立党の原点が失われたことにある」などと分析していた」。もっともな分析だ。原発政策でもそれは露わtogetter.com/li/705832

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２０中野潤「「平和の党」はなぜ集団的…」『世界』9月号「だとするならば、今回の安倍政権との妥協によるマイナスの影響は深刻なものになる可能性がある」。創価学会の掲げる理念とここまで乖離してしまっては、支持する意味がなくなるのは当然。iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　

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１中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「私は、本誌4月号で、官邸の出方によっては創価学会が強く反発し、公明党が連立離脱する可能性もあるとの見通しを示した。」

島薗進 @Shimazono

２中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「だが、学界はこの問題の判断を公明党に委ねてほとんど議論せず、それが自公協議の決着を早めることにつながった。」どうしてそんなことになったのか？

島薗進 @Shimazono

３中野潤「「平和の党」はなぜ集団的自衛権の行使を認めたのか」『世界』9月号iwanami.co.jp/sekai/2014/09/…　「同時に、政権側から最も弱い部分を攻められたことも早期妥結を促すことになった。」この「最も弱い部分」とは何のことだろうか。