- antique_dealer_
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@coffindolldoll 「………………う、えっ」最後の言葉を耳にするなり顔から笑みが消え数瞬固まっていたが、突然口を抑えて蹲ると醜悪な音を立てて嘔吐した。
2014-07-17 21:54:46@coffindolldoll 「ひ、っ…………」喉から声にならなかった音が出る。怯えを含んだ表情で自分を見下ろす葬儀屋を見上げると、再び胃の中身を零した。醜悪な音と臭いが狭い店内に立ち込める。
2014-07-17 22:15:16@antique_dealer_ 「(目を細めて)…どうした。いつもの威勢は何処に行ったんだ?」相手の近くにしゃがみ込むと片眉をあげて尋ねる。
2014-07-17 22:17:03@coffindolldoll 「う゛、ぅあ、ご、ごめんなさ、すぐ、片付けます、からっ、ぶたないで……!」喉から濁った音を出すと這いつくばってあとずさり、腕で頭を庇うように覆って叫ぶ。
2014-07-17 22:29:30@antique_dealer_ 「………はぁ…俺はお前の主人でもなんでもないよ。少し落ち着いたらどうだ。ほら。」なんとなく察したようで相手に手を差し伸べる。
2014-07-17 22:34:11@coffindolldoll 「ひっ!」小さく悲鳴をあげて伸ばされた手を払うとより一層顔を青くし、再び口を抑えて背を丸めると、もう胃液だけのそれを口からぽたぽたと零して咳き込む。
2014-07-17 22:42:31@antique_dealer_ 「…はぁ。しょうがないか。」吐瀉物を避けて相手に近づくと汚れた手を取ると横から弱い力で抱き締めた。
2014-07-18 06:11:59@coffindolldoll 「ひっ…!いやだ、助けて、ごめ、なさ、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」半狂乱で泣き叫ぶと、男の腕の中でじたばたと暴れ出すが、もがく力はひどく弱い。
2014-07-19 20:42:14@coffindolldoll 「う、ぅ、………」がくがくと震える体から、やがて力が抜け男にしなだれかかる。小さく唸り声を上げる口からは時折、息の詰まる音がした。
2014-07-21 21:58:49@coffindolldoll 「…………」しばらく呆然と荒い息をついていたが、やがて濡れた眦を拭うとぐい、と葬儀屋の肩を押す。「は、は………何やってんですかぁ、あんた……あの奴隷を泣かせたこと怒りに来たんじゃァないんですかぁ……」
2014-07-22 13:37:05@antique_dealer_ 「…お前が普通の状態であればそうしたさ。殴り飛ばしただろうね。」深くため息をつきながら答える。「落ち着いた?」
2014-07-22 21:30:22@coffindolldoll 「………は…落ち着きましたよぉ…」自嘲するようにくぐもった笑い声をあげると、男に蔑むような視線を向ける。「ひひ…はは、は……普通の状態であればぁ?殴ればいいのに…だってそんなこと、あの奴隷には関係ないでしょぉ?ねぇ、何でできないんですかぁ……」
2014-07-22 23:21:34@antique_dealer_ 「……いや、もういい。自分のために殴りに来た馬鹿にはなりたくないからな。」深くため息をつくと視線を下に向けた。
2014-07-23 06:41:02@coffindolldoll ふ、と嘲笑を漏らし、肩を震わせて引き攣るように笑う。「結局あんたは、奴隷とあんたらみたいな人達とを、線引きして物を見てるんだ……」ぽつりと、誰に聞かせるでもない声量で呟くと視線を男へ戻し「………で?用がなくなったんならもう帰ったらどーですかぁ?」
2014-07-25 12:28:14@antique_dealer_ 「…?まぁ、いい。そうさせてもらおう。…あぁ、そうだ。またユーリスに手を出すようなら次は容赦しないよ。」いつものようにふわと微笑むと店を出て行った。
2014-07-25 18:25:20