『映画ジャンル論』まとめ

加藤幹郎『映画ジャンル論』に関するツイートまとめ
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伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

『映画ジャンル論』(平凡社)。そういえば、新しい『トランスフォーマー』の中で、主人公が住むテキサスの家にも、ポーチとロッキングチェアがありましたね。マイケル・ベイは、西部劇のトポスにどのていど意識的なのだろうか。 twitpic.com/eah4mv

2014-08-20 23:44:18
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伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

『映画ジャンル論』(平凡社)。ポーチに西部劇の特権的イコノグラフィがある、という視点がおもしろい。「じっさい保安官とはポーチの住人のことである。それどころか、西部劇は何かと問われれば、わたしは西部劇とはポーチの力学であると答えよう」と断言されると、それだけで感激してしまうのだ。

2014-08-20 23:25:44
伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

『映画ジャンル論』(平凡社)。西部劇で重要なのはポーチ(家の入口にある、屋根のついた空間。ここには椅子やロッキングチェアが置かれる)だという解説をしていて、おもしろいなーと思った。このポーチが、西部劇の本質を示すトポスなのだという。 twitpic.com/eah2hk

2014-08-20 23:17:30
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伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

加藤幹郎『映画ジャンル論 ハリウッド的快楽のスタイル』(平凡社)読了。やはりミキローこそが、現役最強の映画批評家なのではないのかと感服せずにはいられない。フィルム・ノワール論、スワッシュバックラー論、西部劇論など、どれも刺激的で思考が活性化される。ただただ堪能。

2014-08-20 08:04:17
伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

『映画ジャンル論』(平凡社)。515事件の実行犯が、犬養毅とチャップリンを一緒に暗殺する計画を立てていたと初めて知った(来日中のチャップリンは、思いつきで相撲観戦に出かけて命拾いしたそう)。へぇー。知らなかったよ。このトピックから論考が広がる、「道化喜劇映画論」もこれまた秀逸。

2014-08-20 08:20:02
伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

前掲書引用。「映画的空間には四つの与件がある──①空間を切り取るフレーム、②フレーム内に被写体の位置を決定するパースペクティブ、③被写体を浮かび上がらせる光源、そして④空間の肌理である」。その通りっ! と興奮する記述。④は意外に言及されないけど、画面の質感とは、まさに肌理なんだ。

2014-08-20 08:28:50
伊藤聡(2/24に本が出ました📕) @campintheair

加藤幹郎『映画ジャンル論』(平凡社)。惜しむらくは絶版であり、古書を探すしかない点。超絶興奮の一冊『映画とは何か』(みすず書房/絶版)と合わせて、もう一度入手容易な状態になればと思います。

2014-08-20 08:41:19