転属調査兵フェリクス・ピッケンハーゲン(まい調) 終了済み

まいにち調査兵団にて遊んでおります。http://shindanmaker.com/352448 駐屯兵団より飛び出して調査兵団へ転属してきたローゼ出身のデカイじゃりんこが、巨人を倒して倒して倒しまくる(予定) 104期生16歳男子。
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ぱる @pulsar29

@dan_okamoti 「でっかいやつは丈が足りないって相場が決まってるんだよ。」シシシ、と笑った顔を真顔に戻して。「あの恐怖の塊みたいな巨人を前にして、目にして、逃げずに対峙して、屠って、そして無事で帰った。これ以上に凄い事がどこにある?

2014-10-19 21:32:10
ぱる @pulsar29

@dan_okamoti 数なんざどーでもいいんだよ、お前はこれから何があっても自分に勝てる。」大丈夫だ。呟くように言って、合わせる事を示唆するよう腕を顔の前に差し出しますね。ニヤリ。

2014-10-19 21:32:30
エコー之助 @dan_okamoti

@pulsar29 顔をそらし口元を覆って「くそっ」と、手の内だけで言う。なんか悔しい。「……そうだよ、俺すんげー頑張った!」少しやけくそ気味に笑ってみせる。「ちっちゃくてもルーチェはやっぱ先輩なんだな、ありがとな」差し出された腕に腕を合わせます。

2014-10-19 21:51:48
ぱる @pulsar29

@dan_okamoti よし、と合わせた腕がぴくりと固まります。「…おい。」同時に表情も。「ちっちゃい、は余計だ!前も言ったけどな、数年後にはお前を追い越すんだからな!」片手を拳銃の形にしてびしぃっとフェリクスくんの顔に突きつけますね。

2014-10-20 08:55:06
ぱる @pulsar29

@dan_okamoti 合わせていた腕を背中に回してばしばし。「うら、行け行け。」声は怒っていますが、口許を見れば口角が上がっているのは分かります。

2014-10-20 08:55:26
エコー之助 @dan_okamoti

@pulsar29 「ハハハ!」いたずらっ子の顔になって笑います。「俺を追い抜かすの、楽しみにしてるぜ先輩! じゃーな!」一矢報いて満足した笑顔で手を振り、駆け足で去って行きます。'`,、('∀`)ノシ '`,、

2014-10-20 17:35:07
ぱる @pulsar29

@dan_okamoti 呆れた顔で去る姿を見送りますね。「うらー、前見ろー、危ないぞー。」応じるように大きく手を振って、「またな!」フェリクスくんがきちんと前を向いたのを確認してから、踵を返しました。

2014-10-20 21:47:00

58日目 駐屯兵に戻ると決めた日。

エコー之助 @dan_okamoti

@tos 58日目 壁外調査から帰ってきて、ドア下の手紙に気がついた。宛名は俺、差出人は駐屯兵団の俺を馬鹿にしていた奴だ。班のやつが14m級を屠って気分よく帰ってきたってのに水をさされた。「んだぁ? 俺はこっちで活躍してんだぞ、何の用だ」誰もいない部屋では独り言も言う。

2014-10-20 21:42:46
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 俺は手紙をベッドに投げて、机に座って本を手にとった。読むでもなくペラペラとページをめくる。本から視線を上げる度、自然と目は手紙へと向く。「あー、くそ!」仕方なく手紙を広い、俺はベッドへ横になった。『親愛なるフェリクス』書き出しを見てから、差出人を確認する。

2014-10-20 21:43:41
エコー之助 @dan_okamoti

@tos ほんとにあいつが書いたのか? 筆跡は、俺に鑑定できるとは思えないが、普段のあいつの字とそんなに違わない用に思えた。「親愛ならねぇよ」読み進める。『大分寒くなってきたな、どうしてる? 調査兵団では上手くやってるのか?』「何だこいつ」いつになく俺の様子を気にしている。

2014-10-20 21:44:27
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 『この間、お前が巨人をまた討伐したって話を聞いたんだ。お前ホントに調査兵団に入ったんだな。てっきり俺は、お前が駐屯兵団を辞めて逃げたんだと思ってた。俺が悪かった、帰ってこいよ、お前が巨人に食われたなんて話は聞きたくない』「はぁ? 何言ってんだこいつ」

2014-10-20 21:46:38
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 俺は手紙を放り投げた。今さら何言ってんだ、こいつは。俺は調査兵団で上手くやってんだ、戻る理由なんてないじゃねーか。「俺が調査兵団で上手くやってて驚いたか、ザマミロ、俺は結構やれるんだぞ!」言ってみてちょっと虚しかった。散らばった手紙を集め、続きを読む。

2014-10-20 21:47:20
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 『最近はお前の活躍が結構耳に入る。ハンネスさんも”あいつは凄い奴だ”とか言ってるんだぜ。みんなお前が調査兵団で上手くやってる、活躍してるって感心してる。でも、心配してる奴も居るんだ。俺もそうだけど、ギーゼラが特に心配してる。最近は、元気も無い』

2014-10-20 21:48:46
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 「ギーゼラが、俺を心配する?」元気がなくなるほど? 意味が良くわからなかった。そんなに心配されるような覚えはない。『聞きたくないニュースをいつ聞かされるか怖がってる。”もっと強く止めれば良かった”って、いつも言ってる。ギーゼラのためにも帰ってこないか? ディグ』

2014-10-20 21:49:12
エコー之助 @dan_okamoti

@tos ふと、調査兵になる決意をした時の事を思い出した。こいつは俺の立体機動の腕を持ちだして馬鹿にした挙句、『デカイ図体をして腰抜けだ』と抜かしたんだ。『巨人を前にして一歩だって動けやしない』って。俺は頭に来て『そうじゃないってことを証明してやる』って啖呵を切った。

2014-10-20 21:49:38
エコー之助 @dan_okamoti

@tos ギーゼラはそれを苦笑しながら見てた。それから俺は移動願いを出した。荷物をまとめてた時にあいつが『死ぬかもしれないんだよ、今からでも遅くない、行くのはやめなよ』って言うから、俺は頭にきてたし『うっせー! お前も馬鹿にすんのか!』って怒鳴って……。

2014-10-20 21:50:20
エコー之助 @dan_okamoti

@tos あいつがどんな顔をしていたのかは覚えてない。俺はてっきり、俺を馬鹿にしてるもんだと思ってたんだが。「違ったのか」手紙をめくり、二枚目を見る。『親愛なる』「ん?」最初の一枚と二枚目を見比べる。両方共、最初の一行目に『親愛なるフェリクス』と書いてあった。筆跡が違う。

2014-10-20 21:54:05
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 一枚目のこいつが追加したわけじゃなさそうだ。だが、二枚目には文末にも差出人の名前はなかった。「誰だ?」『きみが無事帰ってくる事を願っている』思わず噴出す。「ギーゼラか!」なんだかおかしくて堪らなかった。『最近ますます、きみの活躍を耳にする機会が増えた』

2014-10-20 21:54:29
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 『きみは、私がきみを馬鹿にするのかと言ったけれど、そんなつもりはない。仲間がいなくなるのは悲しい。それだけだ。きみの活躍が広まって、称えこそすれ、きみをバカにする者はもう居ないだろう。私もきみを称えたい。美味しい食事を御馳走したい。その時には詳しく話を聞かせて欲しい』

2014-10-20 21:55:55
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 『きみの無事な姿を見られることを期待している。出来るならまた同僚として、仲間として共に過ごしたい。きみの無事を祈る』「無事を願い過ぎだろお前……」若干引いた。けど、少し嬉しかった。俺は見返せればよかったんだ。心配するやつが居たなんて思いもしなかった。

2014-10-20 21:56:42
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 一枚目のこいつが本気で俺を心配してるかどうかなんてのは分かんねぇ。けど、少なくとも二枚目のやつは、心配してくれてるんだろう。最初の目的より大きい物を、俺は手に入れたと思った。「……帰ってやってもいいかな」手紙を仕舞い、部屋に入った時よりも少し良い気持ちで目を瞑った。

2014-10-20 21:58:08
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 「フェリクス、帰るって、実家にでも戻るのか?」眠そうな声に俺は酷く驚いた。「おま、いつからいた、じゃねえ、いつから起きてた?」「んー、『俺はこっちで活躍してんだぞ』くらい?」俺の居るベッドの上の階、二段目のベッドに居る同室の奴はあくびを噛み殺して答える。頭に血が上る。

2014-10-20 21:59:19
エコー之助 @dan_okamoti

@tos 「何で気配消してんだてめぇ、誰も居ねぇと思ったじゃねーか!」我ながら、理不尽に怒っている気はする。同室の奴は上のベッドから手だけを出して下を示した。「でも、下に靴があるし、わかるだろ? あ、靴履いたままだったわ」「お前はー!」こいつと別れるのは少し惜しいなと思った。終。

2014-10-20 21:59:45
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