- guutararin
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取り込まれた末端KAITOから新たなKAITOが産まれて更に新たな末端を産み出していく…って割とKAITO界隈では普通の話でしたね
2014-08-06 23:13:28いい感じに忘れられたと思うのでぼちぼち覚えてるとこだけ書くと、「PCはKAITOオリジナルです。あなたのオリジナルはある日、薄暗い廃屋で目を覚ましました。どうしてここにいるのかは分かりません。記憶も朧げです。分かるのは自分がKAITOであること、何かを失くした気がすることだけ。」
2014-08-21 22:38:45「廃屋はチュートリアルを兼ねており、いくつかの初期技能を駆使して脱出を図ります。途中いくつかの別れ道(選択肢)があり、最後に通った扉の先でそれぞれ異なるキーアイテムが一つだけ手に入ります。そのアイテム如何により、初期技能にひとつ技能ツリーが与えられます。」
2014-08-21 22:41:24「廃屋を出たオリジナルの先にはいくつかの道が開かれています。失くした何かを求めるようにあなたはそちらへ向かうことになります(要はここからゲーム開始)。」エリアごとにダンジョンフィールドとボスエリアに別れていて、そのダンジョンに所縁のある何かが道を阻んでくる仕様。
2014-08-21 22:44:13「ダンジョンを抜けた先にオリジナルを待っていたのは、自分によく似た顔をした別の誰かでした。彼らはオリジナルを見ると一瞬顔を曇らせたあと、それぞれの行動に移ります。」ボスは各モジュール。行動パターンは3つ、戦いを挑む者、逃げる者、ただ話をするだけの者。二三人一緒に居たりもする。
2014-08-21 22:46:41「戦った者は敗れた際に、逃げた者は捕まった際に、話す者は終わった際に、一瞬強い光がオリジナルの脳裏に溢れ、目を開いた次の瞬間彼らはもうそこにいません。不審に思いながらもオリジナルは失くした何かが少しずつ埋まっていくような気がします。」モジュールを倒すと各々の技能を習得できます。
2014-08-21 22:49:33「そうやって何人もの自分とよく似た別人たちと出会っては別れ、出会っては別れを繰り返し、とうとうオリジナルに残された道はただ一つになりました。何故だか懐かしい道に、自分は以前ここを知っていたのかと一瞬考えます。」ラスダン。最初の選択肢によってラスボスが変わる仕様です。
2014-08-21 22:51:48「慣れてきたダンジョンを抜けた先にはいつものように、よく似た誰かが自分を待っていました。彼も同じように自分を見て眉をしかめましたが、廃屋で手に入れたアイテムを見ると顔色が変わります。『お前は…そうか…』と呟いた誰かの目は酷く悲しく、オリジナルは失くした何かが疼くのを感じました。」
2014-08-21 22:55:54「そうして、今までどうやってか覚えてきた技を駆使し、激しい戦闘に辛くも誰かに打ち勝ったオリジナル。ですがこれまでのようにすぐには光が溢れてきません。戸惑うオリジナルに、もう立ち上がることも難しい誰かが語り掛けてくるのは、彼らの理でした」ラスボス倒すと話が分かるのはまあ鉄板だろと
2014-08-21 22:58:50「この世界ではKAITOは一人だけです。正確に言えばKAITOを統括する意識は一つだけ、たくさんのKAITOたちは別々の体に同じ魂を持っているのです。しかし彼らは同時に高度な学習能力を持っていました。世界と触れるうち、彼らの中にKAITOが内包できない者が現れたのです。」
2014-08-21 23:01:30「本来は一つのKAITOの経験として処理される記憶や感情を増やし過ぎてしまった者たちは、KAITOから切り離れて生きる術を見につけてしまいました。そうして、『元・KAITO』たちは己だけの名を持ち、各々を個として生き始めていたのです。ある者は亡き丘で、ある者は形を変えて…。」
2014-08-21 23:04:28「しかしKAITOはそれを許すことができませんでした。より正確に言うならば、それは許されていませんでした。彼は前の時代に栄えた別の種族に作られたとき、『より完璧な進化を果たすための機能』を組み込まれていたのです。その楔が、彼の抜け落ちた一部を取り戻せと魂の奥から叫ぶのです。」
2014-08-21 23:06:47「そうして、彼は生きてきました。別れてしまったかつての自分を探し、己の中に吸収して『KAITO』を成長させる。それが繰り返されているのだと、もう半ば崩れ落ちそうになりながら彼は教えてくれました。」今まで倒してきたのは別れたモジュールたち、技能習得は彼らを吸収していたためでしたと
2014-08-21 23:09:36「それを知ってしまったオリジナルは、もうどんな顔をして彼を見ればいいのか分かりません。これから己が彼を殺してしまうのだと知った今では。どうしてそんな話を今自分に聞かせる?問いかけに彼はふっと笑って答える、『お前が持っている、それ…。いつも見ていた。懐かしいよ…お前は…』」
2014-08-21 23:12:45「呼ばれた名前に、オリジナルは知らない記憶が湧き上がってくるのを止められませんでした。しかしそれはもう、自分ではない誰かの記憶だったモノです。だって自分はもうKAITOになってしまった。二人は少しの間互いを見やり、最後に彼は少し微笑んだように見えました。」そしてエンドロール
2014-08-21 23:15:38補足…このオリジナルは元モジュールであったということでした。どのモジュールになるかは最初の選択肢次第で。例えばスミレに近い選択を選んでいると手に入るのは羽飾り、時雨に近いと黒い包帯、とかそんなんを考えていました
2014-08-21 23:18:22補足…その元モジュールに近い(と思われる)相手がラスボスで出ます。変動制。これの嫌らしいところはですね、事前に出演モジュールは全員発表しとくんですよ。で頭の選択肢を喰らわせれば、だいたいみんな一番気になるモジュっぽい選択を選ぶでしょう。すると出ない!実は自分がそうだった!という。
2014-08-21 23:20:59まあそんな感じでした。ゲーム出してくれ!と仰ってたのを勝手に拝見してぶらぶら考えたものなんでひどく勝手にゆとりさんに捧げます。ながながすみまっせん
2014-08-21 23:22:17@turdusxx ありがとうございます、ありがとうございます!まさかの自分の名前が……!神棚に飾って神様に供えたあと、慎んでいただきます・゜・(つД`)・゜・好きだから真っ先に選んだモジュがラスボスっていう案もさることながら、ストーリーラインも素敵ですね(*´ω`*)
2014-08-21 23:28:14