白くしなやかな指で腹を撫でて誇らしげに笑む彼女は全ての人に祝福されていて、自分も祝福の言葉をかけたわけだが、その声が震えていやしなかったか、目元が曇りやしなかったかと不安になる。街道沿いの花壇に咲くマリーゴールドをいたずらでも踏み潰せないほど自分は臆病で善人なのだ。 #夏ヒトヒラ
2014-08-20 08:44:52黄色い花を あげるよ マリーゴールド 私の想いを知って あなたは感じる 悲しい人よ 嫉妬するほどに あなたは輝いている 嫉妬するほどに あなたは美しい #夏ヒトヒラ
2014-08-20 10:51:40嘘を吐きました。 最期の言葉。幸せになってと笑いました。 あなたに笑ってほしかった。 忘れられるなら、わたしも笑えたでしょうから。 それで構わないと、思ったのです。 #夏ヒトヒラ 金色の花弁が空に映える。 けして萎れないまま今も咲き誇る、悲しみのカタチに似ていた。
2014-08-20 17:35:32小さな太陽は いつしか心を燃やす 真っ黒な炎へと変わる。 手二入ラナイ貴方ナンテイラナイ、 そう言えないほど貴方が欲しいから。 涙が頬を伝って落ちる前に 燃え尽きた心で呪いましょう。 貴方の隣にいない、この私を。 #夏ヒトヒラ pic.twitter.com/Vttiqk4vVh
2014-08-20 18:07:14虫も寄せつけないで 明るい顔で笑っている。 灼熱色が 冷たく拒んで。 火傷してもいいから 触れたらよかった。 #夏ヒトヒラ #マリーゴールド
2014-08-20 19:51:06私をあげます 暑い夏には 熱い想いが似合います 光る花も 太陽追いかける花も どれも熱い想い 夏の子だから 夏子は 黄色い花の季節に あなたを求める #夏ヒトヒラ
2014-08-20 19:58:50ひとはひらひらまいながら あちらこちらでこひをして くつうらで轢かれても なほ、こひをして 「くるしい」とじぶんにきずをつけて、よろこんでいる そらの真中から、ひらりと落ちた 夏をいちまい、肌の下に滑り込ませ隠し持つ いつでも着火出来るように #夏ヒトヒラ
2014-08-20 23:04:32真夜中の雲間から零れた、誰も気づかなかったちいさな感情に 色を灯した 足元の陽かり。 醜く歪んだ口元は わたしがヒトだったひとつの証 わたしが生きてるひとつの軌跡。 チカチカと、目が眩むほどのいろを 朝が来たら 足跡を残すいのちの中に認めていく、と #夏ヒトヒラ マリーゴールド
2014-08-20 23:05:19君のことで一喜一憂してしまう自分が嫌いだ。君の隣にいると際立つ僕の汚いところが嫌いだ。それでも君のことが好きな僕を否定することなんてできるわけもない。汚い僕が君を汚すことがないように僕ができることは何かな。汚いところも受け入れられたなら……僕は変われますか? #夏ヒトヒラ
2014-08-20 23:08:18