世界観まとめ

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イツナ2@yuruyakatutanai ケイ達が逃げた後は水に溶け込んだユマを引きずりだそうとうろついていたがニチワに遭遇、慢心によって片腕を砕かれ拉致される 宮に閉じ込められたがそこにはルースは誰一人としておらず、イツナは宮にいたルースたちになにが起きたのかを探り始めた

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イツナ3@yuruyakatutanai 宮を抜け、王城に潜入した彼女は地下に怪しげな実験室を見つける そこにはルースだった骸が転がり、金をも溶かす水瓶のなかを鉱石の臓器が揺蕩う「処置室」であった 悲鳴を押し殺し、イツナは『母岩』のもとへと逃げ帰った

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カテジナ@kaoj_ita ルビーのルース 山ではぐれてしまったケイを救い仲間と合流させて『母岩』までみんなを導いた その後は城に向かうケイたちの仲間となり、一般兵を蹴散らした 非常に男前で顔や体に傷跡が多少あるが頑丈でとてつもなく硬いため体術のみでもかなり強かった

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カテジナ2@kaoj_ita 実はホタルに仕えていたメイドであり、殺されかけて虫の息となった彼女を背負い、ルースの案内で山の中まで逃げていた が、毒矢を受けてしまいルースにホタルを託し死亡 そのまま亡骸を放置されみかねた『母岩』が永い時間をかけてルースへと蘇らせた

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ワトソン@nijinokuruma 鉱物加工学者 ルースの持つ不思議な力を解き明かし、それを軍事技術に転用できないか研究している やせぎすの背が高い男で自分のことには無頓着ないかにも不健康といった風ではあるが、食事などはイヴに管理されている

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ワトソン2@nijinokuruma 最初はイヴも材料にしようとしたがどこか懐かしい雰囲気に惹かれて個人的に所有しようと決めた 家事をさせるなど一般的なルースとしての使い方とは大いにかけ離れているが、そのあたりは気にしていない 王との関係はそこそこ良好であり、期待もされている

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ワトソン3@nijinokuruma ケイの正体は王から知らされており出来ることならその目に触れたいと思っていたが、研究所に迫られた際には彼女の純真さに自覚していない今までの悪事を突きつけられる不安に耐えきれず毒薬を煽った

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イヴ@koeda_25 グラナイトのルース 数年前にワトソンに拾われた 特にこれといって特殊な能力はないがワトソンに愛情を感じるため、彼のために家事をこなしている 鉱液の研究に没頭するワトソンを誇りに感じながらもきなくさい噂を聞くためとても心配している

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イヴ2@koeda_25 ワトソンが自殺した直後はショックを受けたものの、彼の研究が他者に悪用されないように、またそのことによって汚名を被せられないようにするため鉱液を全て廃棄した そして彼を抱き締め、誰にもその体に触れさせることのないよう自らの体を溶かし亡骸を覆いつくした

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イヴ3@koeda_25 実は何年も前に亡くなったワトソンの実姉 山に埋葬された亡骸が『母岩』の手によって新しく生まれ変わったのが現在のイヴである 生前のことは忘れてしまっているが、弟への愛情は無意識的に残っていたらしい

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シアン@kurousax3 ペリドットのルース 永いこと宮に囚われていたが王の命により解放された と思いきや鉱液精製の材料にされることを知り逃げようとした しかし逃亡に失敗し追い詰められてしまう あわや間一髪といったところでイヴに助けられ、研究所で使われていない部分に匿われた

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シアン2 @kurousax3 閉鎖されたそこはシアンのことを知っているイヴ以外誰も近寄らず、埃っぽい空気と陰鬱な雰囲気が漂っており兵士達からは霊が出るともっぱらの噂であった ほぼ一日この一角で過ごし、夜更けに隠し通路を通って城をこっそり徘徊する生活を送っていた

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シアン3 @kurousax3 ところでペリドットは鮮やかな薄黄緑色の石である この石はわずかな光でもそれを捉えて輝くため、城を警邏していた兵たちは突然宵闇のなかに現れる二つの奇妙な目に怯えていたとか、いなかったとか

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『母岩』@m_hiragana この小さな国を取り囲む山の化身、あるいは神 世界の始まりと同時に自らの体を使い地を作り、永い間夢を見続けていたのだが最近目覚めた 山に埋葬された骸たちは『母岩』の夢に取り込まれ再び世に放たれた それこそがルースであった、彼らはもともと人間だったのだ

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『母岩』2@m_hiragana 無意識に産み出したルースをとても気に入り、もとになった人間という生き物がどういうものであるのか気になった『母岩』はイツナに様子を報告するよう命を出した 形跡をみる限り旅立ったルースたちは山に戻っていないようだった

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『母岩』3@m_hiragana 『母岩』は人間とルースが仲良くしているのだろうと思っていた しかしその予想は血相を変えて走ってきたイツナとどこかで見たような気がする幼い少女、ケイによって破られた 「人間は、ルースを食い物にしている」と 「ルースの真似事をさせられた人間がいる」と

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カイン@kui_mi 小さな国を統べる王 才覚はあるもののどこか暗い雰囲気を持っていて畏れられている ワトソンの研究を気に入っており鉱液の量産化に成功したら戦争をしている他国の死の商人となるつもりであった この小さな国ばかりでなく大きな土地、力、権力、財を望んでいた

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カイン2@kui_mi そもそもこの小国は罪人の流刑地であり、土地も痩せていたためやむなく山を掘ることで財を築いていく他に方法がなかった それも人口が増えるにつれ採掘だけで賄うのも難しくなり他国に傭兵を出すようになった 戦争の拡大に伴い贅沢品の宝石も売れなくなっていった

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カイン3@kui_mi そこへ末妹であるホタルの目が石を嵌め込まれたことにより新たな目を得たことを知り、鉱石に不思議な力があるとカインは考えた そしてカインは宮にいるルースをほぼ残らず分解し、武器に転用する手立てをワトソンに研究させた すべては国のためであった

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ヨキ@zenzai_mrr 青いトルマリンのルース 心優しく穏やかで宮に迷いこんだホタルの話し相手になった ホタルは何も知らず無垢であった そしてヨキの目の美しさを知らなかったため対等の人間として話してくれたホタルをとても気に入った ヨキはこっそりと宮を抜け出し『母岩』に願った

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ヨキ2@zenzai_mrr 友達の目を治す石がほしい、と するとピカピカに磨かれた紫色のフローライトが手に入り、ヨキはそれをホタルの両目に嵌め込んだ ホタルは世界を見せてくれたヨキに感謝し、囚われているルースたちを解放するよう兄王に掛け合うと約束した

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ヨキ3@zenzai_mrr しかし交渉さえ認められず、なおも食い下がるホタルをカインは殺そうとした ホタルはカテジナに背負われ、ヨキとシジマの案内により山へと逃げた 『母岩』に頼めばホタルを救うことが出来るかもしれないと思ったのだ しかし逃げる途中カテジナは死に、ホタルも虫の息

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ヨキ4@zenzai_mrr シジマが追手の気を引くため離れることになり、ヨキは告げる 「どこかでホタルを見かけたなら、どうか彼女を助けてほしい」と ヨキはホタルを背負い『母岩』のもとへたどり着いた ホタルの心臓は止まっていた 『母岩』は代わりの心臓があれば助けられると告げた

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ヨキ5@zenzai_mrr ヨキは迷わなかった 自らの心臓を差し出し、ホタルを助けることを選んだ

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ホタル@colam22 全てを思い出したホタルはカインを弾劾した 怒りとともに鼓動が速くなりバチリバチリと奇妙な音が中から聞こえた トルマリンから放たれる電流が血潮に混じり異様な音を出していたのだ カインは興味深そうに言った 「それを応用すれば化け物じみた力が出せるな」