- kinugasa_nakami
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恋愛が愚行だなんて言えるのは、恋愛を知っている人だけだから。私は、そう言えるようになりたかった。あなたもね、最初は私とおんなじだって、そう思ってたんだけど。
2014-09-16 21:33:27私は一人で生きていけると思っていたし、何でもやってやれないことはなかった。でも、そうじゃないんだと、周りの人が教えてくれた。私は普通の、ありふれた特別でもなんでもない人間で。守りたいものができた。私は弱くなった。失うことが怖くなった。今度は何を失えばいいの?
2014-09-16 21:40:56私は諦めそうだった。弱くなった自分を理由にして、何度も挫けそうになった。もう疲れたから、全部荷物下ろしたって良いよね。だって弱いから。私は特別なんかじゃないから。って。
2014-09-16 21:46:30壊れた私を拾い上げてくれたのは貴方だよ。私はね、できる限り同じことをしてあげたい。貴方にも、和音ちゃんにも、みんなにも……鹿屋さんにだって。
2014-09-16 21:51:21直接言うの、恥ずかしいから…これは、独り言ね。うん。 私は…うん。人を好きになるって、分からなくなっちゃったの。いつの間にか。中学出る頃くらいからかな。色んな本を手当り次第読んでたら、いつの間にか、誰の事も信用できなくなっちゃってた。
2014-09-16 22:31:12だって、世の中にはあんなに色んな考え方の人がいる。色んな思いを持つ人がいる。そう気付いちゃったら、目の前にいる人が今何を思ってるか、分からなくなっちゃって不安で。私の言いたい事も伝えたい気持ちも、本当は何も理解されてないんじゃないかって怖くなっちゃって。
2014-09-16 22:33:25おんなじように、人を好きにもなれなくなった。 ううん、少し、違うかな。自分の気持ちが伝わらないって不安になるのと同じ。相手の気持ちを正確に理解するのって、無理なんじゃないかって思っちゃったから、信じちゃったから。私が好きになったら迷惑だろうなって抑えるようになって、いつの間にか…
2014-09-16 22:35:37高校で出会った紫歩ちゃんは、一目で私とおんなじなんじゃないかって思って。だから、シンパシーを感じたの。 でも、あの子は甲埜先輩のことを好きになって、話してるうちにそれが本当だって知って…でも、折角縁ができた子だから、せめて最後まで見届けてから離れようって、思ったのに…
2014-09-16 22:38:46紫歩ちゃんと先輩の邪魔になるからって、思ったのに、離れられなくて。それとは逆に、恋愛と友情はちがうんだよって言い聞かせる声も、完全には従えなくて。どっちつかずで、滅茶苦茶になってたら、紫歩ちゃんが「恋愛なんて愚行」って言うから、頭にグワって血が上っちゃって…
2014-09-16 22:41:46今、こうして文章にして、ちょっと離れた視点から自分を見直すことができてるけど、どうすれば良いのかなんて、そんなの、まだ、まだ…
2014-09-16 22:42:57だから、紫歩ちゃん。ごめんなさい。やっぱり、離れたほうが良いと思うの。私は、こんなに身勝手な人間だから。紫歩ちゃんに迷惑かけちゃうから。ね…?
2014-09-16 22:43:49