出撃後プレイまとめ7

提督と叢雲がゲームの事でだべったりなんだり 世界観の説明がてらあきつ丸編を開始
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提督「いない間にゲームやってたりした?」 叢雲「MOTHER2をひと通り」 ビス「あれはとてもおもしろかったわ」 提督「次は何をやらせようか」 叢雲「クロノトリガーとか?」 提督「あー……有名ドコロを攻めるね」 叢雲「面白いから有名なんでしょ」 提督「一理ある」 #出撃後プレイ

2014-09-28 13:44:46
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叢雲「ドイツって殺していい敵キャラ何がいるのかしら」 ビス「ゾンビとか敵のエイリアンとか。それでも欠損はないけど」 叢雲「Quake2とか発禁だったわね」 ビス「動画で見たことあるけどご飯食べられなくなったわ」 叢雲「4の改造されるシーン見せてやりたいわ」 #出撃後プレイ

2014-09-28 16:13:33
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叢雲「あんまゲームやらないくせにそれなりに知識はあるのね」 ビス「テレビでよく特集されるのよ、こんなゲームにはこんな要素があって悪影響だって」 叢雲「ふぅん……っていうかゾンビって元人間だからアウトじゃないの」 ビス「死んだ人間を使った化け物って扱いだから」 #出撃後プレイ

2014-09-28 16:20:13
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叢雲「なんか定義が曖昧ね」 ビス「実際祖国でも規制が緩くなったり厳しくなったりの繰り返しで何が悪くて何がいいのか解りづらくなってるわ」 叢雲「難儀なものね」 ビス「まぁ当時の私はあまりゲームに興味なかったからさほど問題視してなかったけど」 #出撃後プレイ

2014-09-28 17:14:02
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ドアノブが軋む音で夢見心地のあきつ丸は目を覚ました。店員だろうか、ならまずノックをするはずだ。 では別の人物がドアノブを握っている。ゆっくりと回転するそれを見て、あきつ丸は音を立てぬように椅子から立ち上がり、クローゼットの方へと向かった。 #出撃後プレイ

2014-09-28 21:46:02
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この位置なら入ってきた時に丁度死角となって姿は見えない。 すると、今度は誰かがドアをノックした。声を出さずに暫く待つ。2,3回程繰り返された後、また金属が軋む音がした。 あきつ丸の隠れた壁のすぐ隣にまで、外の光が差し込む。 「お客様……?」 店員の小さい声がした。 #出撃後プレイ

2014-09-28 21:54:01
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差し込んだ光から見える影は最低でも3つある。店員と、後二人。 一つの影がゆっくりとこちらへと近づく。あきつ丸は己の拳を握りしめた。あと少しもすれば相手が顔を出す。 その前に、あきつ丸は先制攻撃を仕掛けた。影から躍り出て拳を相手の顔に直撃、させるつもりだった。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:02:13
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「おっと!」 まるで位置をわかっていたかのように男はあきつ丸の拳をかわしてその腕を掴んだ。身長はあきつ丸の二倍はあるだろう。腕を掴まれたまま彼女の体はぶら下がる形となった。 「ああ、失敗」 「大抵の奴はその影に隠れるかベッドの下かクローゼットの中にいるんだよ」 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:05:23
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「なるほど、勉強になるでありますな。しかし悲しいかな失敗となっては将校殿にビンタ5発はもらってしまう」 「安心しな、将校殿の所には帰してやらねぇからよ」 ぶら下がったままあきつ丸は顎に手を当てて少し考える。 「察するに人身売買のバイヤーか何かでありますか」 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:08:45
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「すみませんねぇお客様」 隣にいた店員が営業スマイル全開でこちらに笑いかけた。 「これも商売のウチでして、悪く思わんでください」 「いえいえ、お気になさらず」 あきつ丸もにこりと笑い返す。それを見て腕を掴んでいる男は眉をひそめた。 「お前今の状況解ってんのか?」 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:11:20
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「恐らくはこのまま自分は売りに出されて娼婦なりメイドなりにされてしまうのでありましょう」 「諦めてるのか?」 「いえいえ、抜け出すのはたやすいのであります。もう片方の拳は空いておりますので」 そう返した途端、男は一瞬吹き出しそうになるのをこらえた後、大爆笑した。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:13:12
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「女のお前がか? やってみな」 「いいのでありますか?」 「いいさ、当てやすいように顔も差し出してやる」 男は頬をあきつ丸へと向けて愛他方の手で指をさした。ここを殴ってみろと言うらしい。 「お気遣い感謝致します、では遠慮無く」 あきつ丸の拳は男の顎を掠めていった。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:15:58
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隣で眺めていた店員は一瞬あきつ丸が拳を外したように見えた。 だが、腕を掴んでいた男は少しだけ頭を揺らすと、そのまま何も言わずに膝をついてゆっくりと床に倒れた。 「ふむ、当たりは上々でありますな」 一瞬何が起きたか理解できていなかった。小娘如きが大男を倒したのだ。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:18:16
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「お前っ、なにをっ」 先ほどの営業スマイルはどこへやら、店員は怯えた顔であきつ丸を見ていた。 「最初に名簿に書いたではありませんか、艦娘であると」 「しかし、海に出ていないお前は」 「残念ながら自分は陸軍の訓練も受けております故」 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:23:54
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あきつ丸は部屋に戻ってクローゼットからランドセルとコートを取り出した。ランドセルの中に入った紙を一枚取り出す。梵字が記されたそれを折りたたんで口元に寄せる。 「カ号」 一言呟いてからあきつ丸は紙へと口付けした。すると、梵字が虫のように蠢き始め、寄り添い始めた。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:37:16
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梵字の塊が一つの影となり、それはヘリコプターのような形へと変わる。それからあきつ丸はポケットから皿のようなものを取り出してそれに紙を当てはめた。 「あっ」 そこであきつ丸は思い出したように手を止めた。見ていた男たちも首を傾げる。 「甲板出しきれるかな……」 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:42:48
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「おい、なんかやってる所悪いがそろそろ捕まえていいか?」 「ああ、少々お待ちを、準備がまだ――」 「待てねーよ!」 もう一人の男はナイフを取り出してあきつ丸へ跳びかかった。あきつ丸はバツが悪いと言った顔で仕方なく皿ごと紙をランドセルにしまった。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:44:49
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ランドセルを抱きかかえながら転がるようにしてナイフをかわし出口へと向かう。店員が怯えながらも立ちふさがるので飛び蹴りを食らわせてやった。 勢い余って廊下に激突させてしまうがそのまま階段を降りる。没収された軍刀と銃を取り返せねばならない。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:46:49
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後ろから男たちの怒声が聞こえるが無視して、カウンターへと駆け込む。中にはロッカーが大量に並べられていた。 「まったく」 あきつ丸はため息を尽きながらも1つずつ開け始めた。違う、違う、これも違う……一つだけ鍵のかかったロッカーに当たった。先ほどのキーを思い出した。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:50:02
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カウンターから出た所で目の前にナイフを突きつけられ、あきつ丸は思わず足を止めた。 「逃げられると思うなよ」 先ほどのナイフ男は不敵な笑みを浮かべていた。捕まえるというよりかは殺してやるといった顔だ。 「逃げませんよ」 あきつ丸はすかさず左手でナイフの刃を掴んだ。 #出撃後プレイ

2014-09-28 22:55:13
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手袋をしているとは言え刃を掴まれるとは想定外だったらしく男はぎょっとした。そのままあきつ丸は右手で男の腹に一撃さらに足で男の足を思い切り踏みつける。 男は耳をつんざくような悲鳴を上げてナイフから手を離しその場でうずくまった。 あきつ丸は適当にナイフを投げ捨てる。 #出撃後プレイ

2014-09-28 23:00:22
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「カ号を出してみたかったのに、とんだ邪魔でありますな。まったく」 あきつ丸は再びランドセルを取り出して中から先ほどの皿とカ号の絵が描かれた紙を取り出す。今度は邪魔をされずにそれらを組み合わせると、走馬灯が出来上がった。底の裏面に付いているスイッチをつける。 #出撃後プレイ

2014-09-28 23:21:40
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壁にカ号の影が映しだされる。 「うむ、明るさも丁度ヨシでありますな」 一人頷いて、あきつ丸はランドセルの脇に取り付けられていた同じく梵字の描かれた棒状の部分を軽く引っ張る。またまた梵字と飛行甲板が描かれた巻物が広げられた。 「では、これで準備万端、であります」 #出撃後プレイ

2014-09-28 23:38:53
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くるくると映しだされた影が動き始める。影絵は徐々に速度をあげていった。あきつ丸は影が飛行甲板の描かれた部分へと合わせる。 そこで、彼女はイメージをする。プロペラを回転させ空を自由に駆けまわるオートジャイロの姿を。影はさらに加速していく。 #出撃後プレイ

2014-09-28 23:45:49
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あきつ丸は思わず口に出して名前を呼んだ。 「カ号!」 瞬間、回転していた影が飛行甲板の上で先端から実体化を始めた。徐々に姿を表し影にそって形を作り始める。やがてカ号は室内へ向けて飛び出した。かとおもいきや、勢い余って店のガラス戸を突き破って行ってしまった。 #出撃後プレイ

2014-09-28 23:53:03