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あら、皆まで言わなきゃいけない? この私が気付いてないとでも思ったのかしらぁ? 「…いいんだよ。 女ってのは、一番好きな奴と一緒になんのが一番幸せなんだからな。 『最後に隣に居るのは、私じゃなかった』…それだけさ」
2014-10-13 22:24:54「とにかく、今回の件はひとまず一件落着だ! 今夜は飲むぞ!」 …そうね。 私も、あのコには借りがあるし…これで少しは返せたのかしら。 今夜はお気の済むまで付き合うわよ。次長さん。
2014-10-13 22:27:27…やはり、こちらが「適解」だった。 一度のやり直しでこれに辿り着くとは…流石は彼女らだ。 …前の世界が迎えた結末は、アンジュが「毒」を用いたことに起因していた。 この世界ではそれを回避することができたが故のこの結果であろう。
2014-10-14 00:11:00それに係り大きな役割を担ったのが、未來の存在… …いや正確には、彼女が継承した「前の世界の記憶の片鱗」。 それによってもたらされた彼女の言葉がアンジュに届き、大事なことを思い出させた…。 …その事実に、鑑みれば…。 前の世界でのナナの行動が、功を奏したとも言えるだろう。
2014-10-14 00:13:46…前の世界での記憶は、「基本的に」持ち越すことができないが… 低い確率で、今回のように一部を継承することもある。 今まで幾度となく"やり直し"を続けてきた過程で、その確率を上昇させる二つの要素が存在するということに辿り着いた。
2014-10-14 00:17:58一つは、「前の世界において強烈なインパクトを伴う経験をしていること」。 そしてもう一つは…「前の世界で死亡していること」。
2014-10-14 00:21:05…前の世界で未來は、最愛の者が目の前で殺されるという、この上なく衝撃的な体験をしている。 よって、主要な人物の中では最も記憶を継承できる確率が高い…ナナはそう考えたのだろう。
2014-10-14 00:22:14次の世界でも同じ結末を迎えることを回避するには、誰かが記憶を継承することが必要… ナナはそう考え、「少しでも勝つ可能性を上げる」ために、あのような行動に出た…。
2014-10-14 00:23:20…私もナナも、最終的な目的は同じ。 その過程で何が起ころうが、最大の目的さえ果たせれば…という点で、私たちはある種"割りきって"いる。 …だが、メモリアは恐らくそうは思わないだろう。 幸いにして、メモリアとナナは立場上記憶を継承できないが…… 「懸念」、ではあるか…。
2014-10-14 00:29:43従業員「…支配人。 あの男、しくじったみたいですね」 …そうね。 いくら馬鹿でも"捨て駒"くらいにはなると思ったのに、それすら果たせないなんて…。 やっぱり、"駒"集めの労力は惜しんじゃダメね。
2014-10-14 00:42:42…いいわ、お嬢ちゃん。 今回は、負けを認めてあげる。 でもね…貴女は現状を維持したにすぎないのよ。 本当の意味で貴女が私に勝つなんてことは、絶対に有り得ない…。 次の勝負を、楽しみにしているわよ。
2014-10-14 00:46:39「…ちょっと、忘れ物をな。 それより、何をそんなに張り切ってるんだ?」 もちろん、槍間の件よ。 あいつったら面白いのよ。次から次へと余罪が出てくるんだから。
2014-10-14 19:43:54「…ほう。ちょっと見せてみろ。 …休日出勤の強要、残業代未払いに女性社員へのセクハラ、強制わいせつ… それに、贈収賄に脱税か…まるで犯罪のバーゲンセールだな」 でしょ? 今朝からもう楽しくてしょうがないわ。
2014-10-14 19:48:38「…フッ。お前らしいな。 そうだ、槍間で思い出したが… 数年前の女性暴行事件の被害者たちが、今回の奴の逮捕を受けて裁判のやり直しを求める動きを起こしてるらしい。 検察も支持してるみたいで、近々再審が始まるだろう」 …そう。 後ろ盾がなくなった権力者って、こうも脆いのね…。
2014-10-14 19:51:57「そういうことだな。 …おっと、もうこんな時間か。私はそろそろ帰るぞ。 お前も楽しいのはわかるが、明日の仕事に差し支えない程度にな」 ええ、わかってるわ。お疲れ様。
2014-10-14 19:56:23「…アンジュ。 お前は強い。肉体的にも精神的にも、刑事としても人間としても。 大抵のことは、一人で解決できるだろう」 …? いきなり何言いだすのよ。
2014-10-14 19:59:17「…だが、同時に弱くもある。 それは、『何でも自分一人で解決できる、あるいは一人で解決しなければならない』と思っているところだ」 ……!
2014-10-14 20:01:56「…他人が信用できないから自分一人でやる、という奴も世の中にはいるが…お前はそうじゃないだろう。 …もっと頼れ。 同僚を、協力者を、そして家族を。 ただでさえ離れて暮らしてるんだ。母親にあまり心配をかけるな」 ……。 そう、ね…。
2014-10-14 20:04:54「…もちろん、私も頼っていい。 今は上司と部下とはいえ、元は同期だ。頼みづらいなんてこともないだろう。 …『メグリネ次長』、『メグリネ警視』…他の連中の手前、そう呼ばなければならないだろうが… 二人きりの時くらい、昔みたいに『ルカ』と呼んでくれないか?」
2014-10-14 20:10:07…そうね。 今回だって、アンタの助けがあったからうまくいった。 …ワタシったらダメね。 「一人で解決しなきゃ」とか思いながら、思い返せばいつも誰かが助けてくれてる…。 …じゃあ、お言葉に甘えて頼らせてもらうわね。 これからもよろしく。「ルカ」。
2014-10-14 20:12:58…今回の件を通して、図らずとも彼女も重要な意味を為したか…。 これで、彼女はもう大丈夫だろう。 学べ、己の強さと弱さを。そして仲間の存在と力を。 さすればその"刃"は、より一層研ぎ澄まされる。 私は望む。 君が、仲間を護り悪を挫く、黒くとも清い"正義の刃"であらんことを…。
2014-10-14 20:33:28