- eighter_rieko83
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錦戸亮 1 新曲引っさげての音楽番組出演。 夜中にある番組らしく、メンバー全員でのコメントと歌録り。 わちゃわちゃしながらスタジオ入ったら、カメラの近くにおる彼女を見つけた…。 彼女の番組なんやぁ…! 思わぬ再会に、どうしよ、めっちゃテンション上がるやん!
2014-10-13 20:22:47錦戸亮 2 見てたら俺に気付いて、ちょっと微笑んでくれた…。 やっぱめっちゃかわえぇ! 安田「なぁ、りょおー?」 隣にいたしょおちゃんが小声で話しかけてくる。 安田「あのカメラ横の子…。」 錦戸「気付いた?」 あの頃、しょおちゃんにだけは色々相談しとった俺。
2014-10-13 20:23:10錦戸亮 3 安田「あ、やっぱりそぉなん?」 しょおちゃんは感もえぇし、覚えもえぇ。 錦戸「こないだ廊下で会ってん。」 安田「そぉなんやぁ。なんか、 めっちゃキレイなったな?」 錦戸「ちょ、あかんで?」 安田「なにがやねん!俺には かわえぇ、ラブラブ中の、
2014-10-13 20:23:25錦戸亮 4 安田「唐揚げ作るん、うまい彼女 おんねん!知っとるやろ!」 錦戸「はぁ~、そぉやった!」 安田「なにぃ、狙ってんの?」 錦戸「メシ誘ってんのやけど、 忙しいて会ってくれんねん。」 実際忙しいんは分かってんのやけど。 なんとか会ってくれんかなぁ?
2014-10-13 20:23:43錦戸亮 5 安田「そぉなんやぁ…。」 錦戸「なんかえぇ方法ない?」 安田「うーん…とにかく 協力するわぁ!」 そして、コメント録りが終わり、少しだけ休憩が入る。 彼女がスタジオ出るのが見えて、いてもたってもいられない気持ち。 安田「亮、行くで!」 低い小さな声。
2014-10-13 20:23:57錦戸亮 6 その声に黙って従って、スタジオを出た。 しょおちゃんの背中越しに見える彼女は男の人と一緒に歩いてる。 仕事の話をしているっぽい。 安田「あれ、確か彼女の先輩やな。 俺仕事したことあるわ。」 ひそひそ声でしょおちゃんが教えてくれる。 俺も小さな声で聞く。
2014-10-13 20:24:15錦戸亮 7 錦戸「どうすんの?」 安田「今、考えてる。」 見ると、真剣な難しい顔。 目を彼女に戻すと、サッと人通りのない所へ。 しょおちゃんと顔を見合わせ、そっとゆっくり彼女が男と消えた先を覗く。 覗いた先には小道具みたいなんが山積みになってて、行き止まり。
2014-10-13 20:24:29錦戸亮 8 小道具の山で、この位置からは2人の表情まではよく見えない。 でも、なんか怪しい雰囲気ちゃう? こんな誰も来んよなとこで2人きりて…。 なんかドラマみたいやん? なんか話してるけど…声もよう聞こえん…。 その時、ホンマに見たらあかんもん見てもうた…。 キス…した…?
2014-10-13 20:24:44錦戸亮 9 俺はパッと覗くのを止めた。 それは一緒に見ていた、しょおちゃんも。 お互い何も言わず、急いで来た道戻る。 すぐにスタジオ近くの人が行き交う場所まで戻ってきた。 錦戸「しょおちゃぁん…。」 安田「…あ、あれ…相手の人ぉ、確か 結婚してはる人やで…。」
2014-10-14 22:56:51錦戸亮 10 錦戸「ぇえぇ?」 安田「…不倫てやつ?」 錦戸「…えぇ…や、でも俺が知らん だけで、彼女が奥さんかも、」 安田「あんなコソコソせんやろ!」 錦戸「そ、そか…。」 安田「…よし、無理矢理に でもメシ行くで?」 なんか妙に男らしいしょおちゃん。
2014-10-14 22:57:07錦戸亮 11 錦戸「や、でも断られるやろ、 あんなんおるんやったら…。」 だからメシ行ってくれんかったんかな? でも連絡先交換した時は、連絡待ってる言うてくれたやん…。 安田「あんなんあかん!あー、 なんか腹立つわぁ…亮! 奪い取らなあかんで!」
2014-10-14 22:57:22錦戸亮 12 なんで俺より気合い入ってんねん…。 つか、奪い取るて…。 その時、マネージャーが俺らを呼んだ。 歌録りが始まるらしい。 一旦忘れて…いや、顔に出てたかもしらんけど…、仕事がんばった。 OKが出て、みんなが楽屋へ戻っていく中、しょおちゃんが俺を呼んだ。
2014-10-14 22:57:38錦戸亮 13 後についていくと、彼女の前へ。 安田「お久しぶりで~す! 俺のこと、覚えてますか?」 しょおちゃんのきらきらアイドルスマイルやぁ! 廊下で怒ってたんウソみたいや…。 @@「もちろん、覚えてます!」 彼女も天使のような笑顔を返す。 あ~ホンマかわえぇ!
2014-10-14 22:57:53錦戸亮 14 安田「この前、亮と会うたんやて?」 @@「え、あ、はい…。」 彼女が後ろを気にしとる…なんやぁ…アイツおるやん…。 安田「今日は?この後メシ行こ! 懐かしい話でもしよぉ?」 @@「あ、すみません…この後 編集作業に立ち合わな…、」
2014-10-14 22:58:08錦戸亮 15 安田「えー?!もうこんな時間 やでぇ?まだ仕事すんのぉ?」 @@「はい…。」 安田「女の子やのに、そんな遅く までぇ?せっかく久しぶりに 会えたのになぁ…。」 しょおちゃん…今度は泣き落とし…? @@「あ…す、すみません…。」
2014-10-14 22:58:22錦戸亮 16 困り顔の彼女…そこに後ろの男が話に入ってきた。 男 「行ってきたら?編集は 俺が立ち合うから。」 @@「えっ、でも、」 安田「わーホンマですかぁ?!すごい えぇ先輩やなー?じゃ、彼女 連れて行きますね!ホンマ ありがとうございます!」
2014-10-14 22:58:37錦戸亮 17 ものすごい笑顔で話しまくって…強引…。 しょおちゃんっていつもめっちゃ優しいのに、こういう時…めっちゃスゴイなぁ…。 絶対敵に回したないわぁ…。 「じゃあ、どうも~♪」とか最後まで、めちゃめちゃ笑顔で彼女の背中を押してスタジオを出た。 俺、突っ立ってただけやん。
2014-10-14 22:58:55錦戸亮 18 彼女を逃がさないようにか、「すぐ着替えてくるから!」「荷物すぐ取ってここ来て!」って、尚も強引なしょおちゃん。 ホンマすごい…。 でも、おかげで一緒にメシ行けるみたいや…。 安田「亮、わかってるよな?」 錦戸「え?何が?」 安田「一気に勝負決めなあかんで?」
2014-10-15 20:15:13錦戸亮 19 錦戸「しょ、勝負?!」 安田「強引にでもえぇから、助けて あげな!不倫て…。 泣くんは彼女なんやからな?」 そ、そぉやな…原因とかわからんけど…相手が俺じゃなくても…彼女には幸せになってもらいたいし…。 楽屋を出る前、電話するしょおちゃん。
2014-10-15 20:16:14錦戸亮 20 安田「あ、○○~?ごめんやけど、 5分後に電話くれへん? うん、うん、そぉ、へへ、 ごめんなぁ?」 何したいん?しょおちゃん。 安田「よし、行くで、亮!」 錦戸「え?おん…。」 楽屋出ると待っていた彼女。 安田「お待たせぇ♪」
2014-10-15 20:16:28錦戸亮 21 並んで歩くしょおちゃんと彼女の少し後ろを歩く。 そんな俺を彼女がちょっと気にしたようにチラリと見て、また前を向いた。 安田「あ、そこやねんけど…、」 と店を指した時、しょおちゃんの電話が鳴る。 まぁ、○○ちゃんやろな。 だいたい5分経ったわ。
2014-10-15 20:16:48錦戸亮 22 安田「あ、ちょ、ごめん…、あ、 もしもしぃ?えぇっ?! えー…ホンマぁ?えー…? わかったぁ…。」 電話を切って申し訳なさそうな、しょおちゃん。 安田「ホンマごめん…ちょ、 どうしてもな用事できてもた。 もぉ、店予約してもぉたし、
2014-10-15 20:17:06錦戸亮 23 安田「 2人で行ってくれへん?」 錦戸「えっ?!」 そぉゆーことなぁん?! や、そら2人なんは嬉しいけど…。 安田「ホンマごめん!」 彼女に謝って、俺の耳元で彼女に聞こえんように言った。 安田「俺の名前で個室の予約 取っとるから。」
2014-10-15 20:17:24錦戸亮 24 安田「しっかりがんばるんやでぇ?」 錦戸「えぇ…?おん、わかった…。 ありがと…。」 俺の隣離れると「じゃあね~!」と言って去って行った。 はぁ…急すぎる展開、緊張するわー…。 でも折角、しょおちゃんが用意してくれたチャンスやんな? 錦戸「入ろか?」
2014-10-15 20:17:39錦戸亮 25 頷いて素直について来る彼女。 しょおちゃんが言った通り、予約がしてあって、個室に通された。 いつの間に予約してたんやろ…。 錦戸「なんか…強引に誘ってもぉて ごめんなぁ?」 「ううん」って笑顔の彼女。 こおせんと来てくれんかったやろ?…は言わんとくな。
2014-10-15 20:17:53