- eighter_rieko83
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大倉忠義 1 “もう俺のこと好きにならへんの?” これって、つまり、 “俺のこと好きになって”ってこと。 ずるい俺は“好き”って伝えんと、そんなこと言うたりして。 ちょくちょく会うようになったけど、なんかお互い曖昧なまま、単なる“幼なじみ”なまま。 何度か抱きしめたけど…、
2014-10-17 21:06:46大倉忠義 2 キスもしてへんし、もちろんそれ以上もない。 会う度に好きになるけど、会えばいつもアホな会話ばっかり。 お互いの部屋に泊まったりしても、一緒には寝ぇへん言うてソファーとベッドで別々に寝るから、やっぱ好きとかちゃうんかなって…なんか告白できんかったりする。
2014-10-17 21:06:49大倉忠義 3 でもそろそろ限界ちゃう? キスかて、それ以上かてしたいって思うもん………。 ◇◇「いらっしゃい!」 それかてもう、“おかえり”って言って欲しいわ。 ◇◇「オナカすいたやろ?」 料理なんか用意してくれて…こんなんは、なんか期待させるやん?
2014-10-17 21:06:53大倉忠義 4 俺もついつい「こんな時間に食べたら太るわー!」とかかわいくないこと言うたりして。 でも嬉しくて、おいしくて、結局完食してもうて。 それを見た彼女が嬉しそうに笑うから…また好きなんねん…。 ◇◇「映画もうすぐやねぇ? 見に行ったるから!」
2014-10-17 21:06:55大倉忠義 5 大倉「……ええよ、見んといてぇ?」 ◇◇「はぁ?なんでぇ?」 大倉「恋愛モンやから。」 ◇◇「知ってるよ?」 大倉「キスシーンとかあるやん。」 ◇◇「…知ってるよ?」 大倉「お前には…そこ見て ほしくないやん?」 ◇◇「………なんで?」
2014-10-17 21:06:58大倉忠義 6 大倉「そんなん分かるやろ。」 ◇◇「……わからんし…。」 大倉「……なぁ、俺んこと 好きになった?」 ◇◇「・・・・。」 目おっきくして、顔真っ赤なって、俺を見とる。 気ぃ強いくせに、こんな時はめっちゃ照れる…そこがまたかわえぇわ。
2014-10-17 21:07:00大倉忠義 7 好きやから、そんな反応なんやって、信じとるけど…。 違うとか言われんのイヤやから今まで聞かんかったけど、今日はもう聞くで? 大倉「俺、◇◇んこと好きや。」 ◇◇「えっ………!」 大倉「え、ちゃうやん。 分かっとったやろ?」
2014-10-17 21:07:03大倉忠義 8 もっと真っ赤なって、目を逸らす。 大倉「もう幼なじみ、えぇ加減 卒業したいわ。」 彼女の両肩に手を乗せて、ちょっと力入れたら、逸らしていた目をまた戻した。 大倉「もっかい聞くで? 俺のこと好きなった?」 ◇◇「…うん…スキ…。」
2014-10-17 21:07:06大倉忠義 9 やっと言ってくれた。 嬉しくて笑ったら、彼女も照れくさそうに微笑んだ。 そのまま抱き寄せてキスしたら…なんか止まりそぉにない…。 押し倒して馬乗り状態。 ◇◇「わっ!な、なにすんの!」 大倉「決まってるやん。」 彼女が目一杯俺の体を押し退けようとする。
2014-10-17 23:50:42大倉忠義 10 大倉「なんでイヤがんねん… 傷つくわぁ…。」 ◇◇「や!えと、心の準備…ってか、 お風呂まだやから…!」 大倉「・・・なら、一緒入ろ?」 ◇◇「はっ?!何言うてんの! いきなり入れるわけ、」 大倉「入ってたやん、いつも!」
2014-10-17 23:50:57大倉忠義 11 ◇◇「いつの話して、きゃっ!!」 彼女を抱え上げて、無理やりお風呂場へ。 小さなユニットバス。 あんまりギャーギャー言うから、電気付けんとちょっとだけドア開けて、漏れ入る部屋の明かりだけで入ることにした。 服脱がしたら、諦めたように大人しくなった彼女。
2014-10-17 23:51:19大倉忠義 12 むしろ静かなって…ちょっとつまらん…なんて。 洗ったる言うたら、いい!って完全拒否…怒ったん? 暗くて顔がよぉ見えんから、分からへん。 結局それぞれで身体洗って、お湯溜めながら向かい合って体育座り。 狭いユニットバスで、でも精一杯距離とられてる…。
2014-10-17 23:51:44大倉忠義 13 大倉「なぁ~、怒ったーん?」 ◇◇「べ、べつに…怒って へんけど…。」 大倉「じゃなんでそない離れるん?」 ◇◇「…恥ずかしいからに 決まっとるやん!あほ!」 大倉「何回も一緒に入ったこと あるやん!」 ◇◇「だからいつの話…!」
2014-10-17 23:52:00大倉忠義 14 大倉「昔と違うの確認させて くれんから分からんやん。」 ◇◇「確認って…何言うて…あほ!」 大倉「また、あほあほってぇ…。 ちょ、手、手貸して?」 ◇◇「手…?」 彼女の前に手を伸ばして、掌を上に向けて軽くヒラヒラさせた。
2014-10-17 23:52:15大倉忠義 15 薄暗い中で、彼女の不思議そうな顔が見えた。 そして、ゆっくりと俺の手の上に手を乗せた。 その手を一気に引っ張って、うまいこと俺の足の上に乗っけた。 胸の下まで溜まっていたお湯が大きな波を起こす。 ◇◇「きゃっ!なっ、なっ、 なにすんの、忠義…!」
2014-10-19 23:31:37大倉忠義 16 大倉「こっちの方が自然やって。」 ◇◇「はぁ?何言うて、」 大倉「おっぱい大きなったなぁ。」 ◇◇「なっ!」 俺の目の前にある胸を慌てて隠す彼女。 逃げようともするけど、もちろん逃がさへん。 腰を両手でがっちり。 大倉「もう、お湯ええんちゃう?」
2014-10-19 23:31:40大倉忠義 17 大倉「止めてや?」 ◇◇「蛇口、忠義の後ろやん…。 自分で止めたらいいやん。」 大倉「俺、今、手離されへんもん。」 ◇◇「な…!」 大倉「ほら、早よ止めんと 溢れんで?」 ◇◇「……じゃ、目瞑って…!」 大倉「えー?」 ◇◇「瞑って!」
2014-10-19 23:31:45大倉忠義 18 彼女にも見えるように目を瞑る。 それを確認してゆっくり蛇口へ手を伸ばした様子…。 てか、まぁ、目開けるよな。 左手を湯船の縁に置いて、右手で蛇口を閉めよる。 当然、目の前には彼女の胸。 これは、もういただかんと男ちゃうやろ? いきなり食べるように唇をくっつけた。
2014-10-19 23:31:49大倉忠義 19 ◇◇「ひゃっ!!」 変な声出して、それから俺の肩に手を押しつけて離れようとする。 離すわけないやん…! 腰にあった手を背中に回して、抱きしめるようにしながら、唇や舌で刺激を与えた。 右も左も、吸ったり舐めたり…。 ◇◇「んっ…あ、忠義っ…!」
2014-10-19 23:31:52大倉忠義 20 彼女の色っぽい声とともに、抵抗する力もどんどん無くなっていく。 完全に抵抗せんようになってから、片方の手で唇ついてない方の胸に触れた。 大倉「やわらかいな… 先の方は逆やけど…。」 ニヤリとして目だけ彼女の顔へやると、困ったような恥ずかしいような顔。
2014-10-19 23:31:55大倉忠義 21 大倉「なぁ、チューしてや。」 ◇◇「・・・・。」 大倉「ほら、早よ。」 顔を近付ける。 そしたら、観念したようにキスしてきた。 そのまま離れんように手で頭の後ろを押さえた。 しばらくして息苦しい感じで離れた彼女。 ◇◇「…なんか…のぼせた…ぽい。」
2014-10-19 23:31:58大倉忠義 22 大倉「え?」 暗闇でよう見えんけど、なんか様子がおかしい…。 大倉「えっ!!」 慌てて抱きかかえて湯船から出す。 タオルで身体を拭いたげて、バスタオルを身体に巻いた。 自分も急いで身体拭いて、パンツとTシャツ着た。 彼女を再び抱え上げて、そのままベッドへ。
2014-10-19 23:32:01大倉忠義 23 顔が赤い彼女。 大倉「大丈夫?」 ◇◇「うん…お水飲みたい…。」 急いで台所へ。 再び戻ってグッタリしとる彼女に水飲ました。 しばらくして、少し落ち着いた様子の彼女の隣に寝転んだ。 大倉「ごめんなぁ?」 ◇◇「エロ忠義!」 大倉「…ごめんなさい。」
2014-10-19 23:32:19大倉忠義 24 大倉「でも俺やって 男やねんもん…。」 ◇◇「だからってお風呂で…。」 大倉「でも…いい声出てたで?」 ◇◇「なっ!反省してへんやろ?!」 大倉「してますしてます! ごめんなさい! …もぉ…寝る?今日は一緒に 寝てもえぇやろ?」
2014-10-20 19:24:27大倉忠義 25 ◇◇「…うん…許可する。」 大倉「許可てぇ…やっとや…。」 ◇◇「電気消してきてぇ? あたし、真っ暗派やねん。」 大倉「ふーん、わかったぁ。」 ベッド横の小さい電気を一旦つけて、ついてる電気全部消した。 彼女の隣に戻って小さい電気も消した。
2014-10-20 19:25:15