マザーウィル泊地　#10　柱島泊地再建

Rey.Redeyesers @S_O_M_Harbor

柱島泊地を貰えることとなった。多少顔の効く山口に点々と拠点はあるが、よもや泊地を貰えるとは。基地施設はそのままのため、あの悪趣味な寝室や冷凍施設付きの倉庫などもついてくるが、追々改装していこう。 ただし、如月はここに私室を作ることを禁ずる。 如月「いけずぅ」 #マザーウィル泊地

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泊地が貰えるとはいえ、条件はある。 ムツリムの聖地であるため、彼らが滞在できる環境を整えよ、ということだ。 解体した鳳翔をあてがいたい、と普通の提督なら思うのだろうが……当泊地の空母勢にマトモなのは非常に希少だ。 #マザーウィル泊地

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雷「司令官！私がやるわ！」 電「あ、あの、私も……」 別府「私もいいかな？」 温泉ウェポン共が自薦した。オマケに暁もねじ込み、第六駆逐隊を主として任せることとする。 とりあえず熊野も降ろそう。D355A改しか使えんが、当泊地で重機を使える唯一の存在だ。 #マザーウィル泊地

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案の定、砲撃による整地という狂気の沙汰をやらかした。まだ発破なら理解できる、だが砲撃とは。どこぞの土木屋提督が見たら激怒どころではないぞ。 電「グレネードの平和的利用なのです」 雷「いいわねぇ！これこそ有澤の真髄よ！」 別府「ハラショオオオ！」 #マザーウィル泊地

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暁「わ、私は止めようとしたわよ！」 まだマトモな暁は、D355A改に隠れて爆風を避けていた。 とりあえず熊野に三人を撃つように命令する。 熊野「了ォォォォ解！とおおおおおおおおう！」 実弾とはいえ、温泉ウェポンがそう簡単に沈むか。 #マザーウィル泊地

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こやつらに任せるのは間違いだった。どうしたものか。 暫定としてSoMの甲板を運んでくることとする。甲板万能説が私の中に生まれつつある。が、当然ながら高価である。まだ旅館を建てたほうが安い。 だが、数が数だ。これを機に全国のムツリムを6月8日に集めるとか。 #マザーウィル泊地

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住民がいた時代で、たしか柱島・端島・黒島あわせて人口250人位だったはずだ。この島を観光都市にでもするつもりか。 しかも陸奥爆沈の参拝日に集中するというから……憂鬱だ。 #マザーウィル泊地

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暁と熊野に、泊地設備の掃除でもしていろと命令する。温泉ウェポン共は入渠が終わり次第クレーターを埋めろと言っておいた。弾薬は全て没収、全部有澤グレネードだったのには辟易した。 雷「これじゃ戦えないわよ！」 提督「ここまで押しかけてくる馬鹿は居ない」 #マザーウィル泊地

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襲撃があったとしても熊野と暁もいる。そしてSoMの射程範囲内だ。 A-10も各種Ju87も、使いたくはないがAMIDAも待機させてある。 折角の静かな場所なのだから、遥か遠き記憶にある宿を再現してもらいたかった。私が泊まれないという難点はあるが。 #マザーウィル泊地

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そもそも艦娘に建築させること事態が失策であるとの結論に至る。 叢雲「やっぱり考えなしだったのね」 提督「我ながらどうかしていた」 叢雲に呆れられる。 思えば熊野も解体・整地・農作くらいしかできない。BFFより甲板は購入したがどこに置くべきか。問題は減らない。 #マザーウィル泊地

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甲板が来るまで時間はそれなりにある。陸奥慰霊碑の手入れ、そして簡単な社を作れと明石に頼む。島が無人になってどれほどか、雨風海風に晒されてもはや読めぬほどに風化していた。 #マザーウィル泊地