TLを観てると、ベンチャーとスタートアップの違いが分かんない人が案外多かったので、ちょっと説明するけど、日本において「ベンチャー」(というか和製英語なのだが)って言うと、「新しくできた小さい企業」であって、小さいけど、継続的な企業なんだよね。で、一方「スタートアップ」てのは(続く
2014-11-15 11:21:19承前) 「スタートアップ」ってのは、「イノベーティブな一時的な集合体」なんだよね。だから、そもそも「企業」という形態じゃなくても良いし、あくまでも、「一時的」な存在なんだ。だけど、存在意義としてはイノベーティブであることが大事。イノベーティブだから、それに投資する人も多いのよね。
2014-11-15 11:23:38ごめん、まだ続けるけど、んで、日本においては、「スタートアップ」と「ベンチャー」って混同されることが多いのだけど、ただ、「スタートアップ」をしっかり勉強して、明確に意識してやっているところは、ある程度コンセンサスがある言葉だと思う。
2014-11-15 11:28:41ただ、「スタートアップ」って意識はしてないけど、スタートアップの近い組織は結構、日本に点在しているとは思うよ。個人的には、そういう人達がアントレプレナーシップを学ぶと、より良い「組織」というものが作れると思う。
2014-11-15 11:30:51とまぁ説明しましたが、「ベンチャー」と「スタートアップ」の明確な違いとは何か?といえば「スケール」するかしないかでしょう。「ベンチャー」はスケールしなくて良いのですが、「スタートアップ」は「スケールしない=死」になります。
2014-11-15 11:50:04もし、「スケールしないスタートアップ」があるとすれば、リビングデッド、ゾンビ集団ですね。スタートアップが目的の感覚からすると、早く辞めた方が良い。
2014-11-15 11:51:16んで、スケールとは何だ?って言うと難しいのですけど、簡単に言うと、株式会社で言えば「時価総額を上げる」ってことなんですよね。ただ、上場してないときは時価総額じゃないから「バリュエーション」って言うんですよね。ひとまずスケール ≒ 「バリュエーションを上げる」という近似だと。
2014-11-15 11:58:10スタートアップはスケールするためには、資本、つまり金が居るんですよね。だから、投資家にお金を「出資」してもらう。んで、「出資」してもらうには理由が必要になりますよね? その理由が「スケール」なんですよ。つまり、「僕らスケールするから、今のうに出資してね!」なんです。
2014-11-15 12:01:24これはよくあるんですが、スタートアップをやっていると「利益出てるの?」と聞かれますが、スタートアップが、すぐに利益を出す必要は無いのです。そうじゃなくて、「利益を出す仕組み」を作り、それをバイアウト企業やら上場という形で「仕組み」を売るってのが、目的です。
2014-11-15 12:05:41もちろん、ファイナンス戦略として、一時的に利益を出しておいて、バリュエーションを高めるってことはあるのですが、それは手段にしか過ぎなくて、あくまでも、「イグジット」が目的なのです。
2014-11-15 12:08:10あ、そうそう、なんか「スタートアップ」はプレゼンが上手いと良いとか言われますけど、個人的な意見ですが、投資家を騙すプレゼンをして出資を受けても意味が無いと思います。最初に自分達を買って、ずーと自分達と関わるステークホルダーになるような、人間を騙してどうするのよさ?って思います。
2014-11-15 12:15:18