#kodomomitai (1)

#kodomomitai による、桜井圭介「コドモ身体」論への注釈。 その第一部的な部分。
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yanoz @yanoz

2005年12月、NYCにいた武藤大祐が、桜井圭介と「コドモ身体」論についてコメントのやりとりをした。 http://is.gd/8Z9IC #kodomomitai

2010-02-23 16:47:41
yanoz @yanoz

武藤大祐さんがあのタイミングで公然と桜井圭介批判を行ったのは、NYに滞在していて遠く離れていたという状況も後押ししたのだろう。あのやりとりの後、何か言葉が交わされているのかどうか知らないが、あの出来事はひとつの転機だったはずだ。 #kodomomitai *Tw*

2010-02-24 02:02:42
yanoz @yanoz

「「コドモ身体」ということ コンテンポラリー・ダンスにみる「歴史と記憶」(?)」 http://is.gd/8ZDkm (『舞台芸術』誌第5号2003年9月)で桜井圭介が参照したNYタイムズのダンス時評。 http://is.gd/8ZDAn #kodomomitai

2010-02-23 19:53:00
yanoz @yanoz

「子供はまっすぐに歩かない、左右の足を切り替える度に肩がガックンする、すぐコケる」「重心移動とかバランスとかの身体コントロールが「ユルい」」「これ、日本人の大人の「不器用さ」を欧米人に比べる際にもよく言われること」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai 

2010-02-23 22:12:31
yanoz @yanoz

「つまり…S:我々はコドモだったのか?!ってか。K:そう。これ、僕的には「目からウロコ」の大発見なんだけどね。あまりにも単純明解なんで、自分でも「ほんとにそんな簡単なことなのか?」とつい疑いたくなるけど。」http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai 

2010-02-23 22:13:34
yanoz @yanoz

つまり、「コドモ」、とは「欧米人と比較した場合の日本人の大人」の「不器用さ」を言い表す言葉としてまず導入されている。参照事例として、ニブロールとアメリカのダンスカンパニーのコラボレーション公演があげられている。 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai 

2010-02-23 22:17:25
yanoz @yanoz

「外人は「歩く」とかの日常動作を見ればわかるよるに「どうやってもスムースに動いてしまう」身体だと思うんだよ。日本人は「遠くから歩いて来るヤツでもすぐ日本人だとわかる」っていうじゃん。歩くのがギクシャクしてるんだよ」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai 

2010-02-23 22:38:11
yanoz @yanoz

「コドモ身体」の特徴付けのためにまず行われていることは、主観的印象(「と思う」)や伝聞(「っていうじゃん」)を論拠に採用し、それを「外人/日本人」という二項対立図式によって固定化することだった。 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai 

2010-02-23 22:41:10
yanoz @yanoz

さて、「 「コドモ身体」ということ」 http://is.gd/8ZDkm という対話体のエッセイには、さまざまな身体の命名がある。とりあえず、「コドモ身体」という名指しが行われる前に登場する身体たちを列挙してみよう。 #kodomomitai

2010-02-24 10:38:29
yanoz @yanoz

「訓育」「西欧的身体という歴史と地理を持った実体」「「透明」なツール」「ポストモダン身体」「世界に類を見ないかくもヘナヘナな身体」「「身体そのもの」のローカリティ」「お侍」「町人」「斉藤孝」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 10:49:42
yanoz @yanoz

「民族の誇るべき伝統的身体」「腰肚」「鴻上尚史」『発声と身体のレッスン』(白水社)「ボソボソっとした声ー身体」「「柄本明」的なるもの」「平幹」「「楽器」としての俳優」「立派な身体=立派な主体」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 10:52:53
yanoz @yanoz

「困り果てる身体」「挙動不審(オロオロ)感あふれる身体」「「冷汗かいてる」身体」「ポストヒストリカルな(主体なき)主体」「シドロモドロになって仕方なくダジャレを発する身体」「窪塚洋介」「ヘナヘナな主体」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 10:42:23
yanoz @yanoz

「世界標準=立派な身体」「チューンナップされた身体」「主体=身体をデジタルに分割して「リゾーム」化」「グニャグニャ」「OKっしょ?」「マトモに身体が出来ていない」「ガイジンの身体」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 10:46:19
yanoz @yanoz

「ダメ身体も作れます的な高性能マシン」「マジでダメダメな身体」「それなりに踊れるダンサー」「ガキガキというかギクシャクしたダンス」「演出家」「ダンサーの「習い性」」「ダメ身体の記憶」「(日常の自分の身体)」 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 10:59:05
yanoz @yanoz

ふたつのことを確認しておこう。(1)「コドモ身体」より前に出てくるこれらの身体は、「歴史/記憶」という二項対立によってあらかじめ二極化され整理されている。(2)「ローカル」や「地理」は、歴史の側に配分されている。 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 11:03:05
yanoz @yanoz

そこから言えることを端的に述べよう。「訓育」されきらない「ダメ身体」を抽出する議論は、(日常の自分の身体)は、歴史・地理的配置の外に位置づけようとする。この手続き・過程を仮に「脱領土化」と呼んでおく。 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 11:40:56
yanoz @yanoz

先回りして言えば、脱領土化された(日常の自分の身体)である「ダメ身体」を再領土化するプロセスが、「コドモ身体」の名前によって進められてゆくわけだ。問題は、ここで駆り出されている二項対立が何を抑圧しているか、である。 http://is.gd/8ZDkm #kodomomitai

2010-02-24 11:44:23
yanoz @yanoz

コドモ身体論は、80年代の後遺症である、と言ってよいのではないか。つまり、それ固有の歴史的背景から生じた言説である。その文脈付ける作業を遂行しよう。 #kodomomitai *Tw*

2010-02-24 03:54:38