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housyou_hatune
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艦娘が言う言葉じゃ無いだろうけど、人肌が恋しくてたまらなくなる時があるんだ。何故かは分からないし知ろうとも思ってないけど。 #あめしぐの手記
2014-09-08 23:25:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そこで一番身近だった存在が僕の妹たちさ。彼女らは僕にとっても好意的に接してくれる。僕がたらしぐれと呼ばれていても、ね。 #あめしぐの手記
2014-09-08 23:27:35![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
彼女らだけは失ってはいけないんだ。彼女らを守るため、彼女らと一緒に居るためなら僕は全てを投げ打とう。全てを捧げよう。全てを... #あめしぐの手記
2014-09-08 23:28:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
お小遣いが欲しければいくらでも渡そう、花束が欲しければ100本の薔薇を贈ろう、僕が欲されれば全てを捧げよう。それで彼女らが幸せなら、ね。 #あめしぐの手記
2014-09-08 23:31:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
忘備録を長く書き記す必要も無いしこの辺で一旦止めよう。 今はとにかく、姉妹が恋しい。恋しくて仕方が無いんだ。寂しがりやだからね。 #あめしぐの手記
2014-09-08 23:35:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ちょっと気になった、というか興味深い経験があったよ。 題するなら、故人の思念は死後の世界と現実を行き来出来るのか。 #あめしぐの手記
2014-09-12 02:58:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
単純な話さ。僕は2日ぐらい前に、提督のおじいさんのお墓にお供え物を置いて来たんだ。たまには美味しいものを食べて欲しいしね。 #あめしぐの手記
2014-09-12 03:00:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
僕を提督だと思っちゃってたのかな、こう言ってくれたんだ。 「今までロクに遊んでやれなくてすまなかったな。」って。 僕をぎゅっと抱きしめてくれてさ、暖かさすら感じたよ。 #あめしぐの手記
2014-09-12 03:02:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
お供え物を通じて、やっぱり人の気持ちを察してくれてるのかな。ちなみにこの事を提督に話したらね、珍しく涙を流してたんだ。 #あめしぐの手記
2014-09-12 03:04:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
特別作戦の開始、僕の鎮守府もいつもより慌ただしい感じがする。きっといつも通りに終わるのだろう、そう思ってたよ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:21:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
...強行偵察に行った艦隊からの連絡。 『敵の新たな勢力を発見。あれは...白露型駆逐艦...!?春雨、春雨なの!?』 僕はその言葉を聞いて、すぐに執務室を飛び出したっけ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:24:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
この目で見るまでは納得出来ない、春雨であるはずがないって心の中で連呼しながら、待機してた皆の静止を振り切って偵察中の艦隊へ合流しに行ったんだ。 思えば無謀だったね、全速力だったし。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:27:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ひとまず退いて貰いながら、本隊に支援の連絡を送ってもらったんだ。 大変だったよ、撤退させながら春雨と戦うのは。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:31:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
つい最近ここに着任したはずで、僕ら姉妹に眩しい笑顔を見せながら来たはずの春雨が、敵として目の前にいる。引き金なんて引けない、あの娘は僕の可愛い妹だから。本当かはわからない、でも僕の直感がそう告げてたんだ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:34:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
春雨の砲撃を避けながら、声をかけ続ける。 「姉さんだよ、僕が分かるかい?」って。 砲撃自体はいつも春雨と演習をこなしていたから、癖も完全に理解出来たし、避けるのは容易かったよ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:37:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
春雨って、何度呼んで、何度叫んだっけ。 頬を伝う涙にすら気付かない程に叫んでたからね...。 どうして、どうして君がって。 そんな時にね、あの娘が呟いたんだ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:42:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「姉さん」 砲撃の音にかき消されそうな、とっても小さな声だったけど、僕はちゃんと聞こえた。 回避運動を止め、一直線に春雨へ突っ込んだ。 #あめしぐの手記
2014-11-16 21:44:26