ティエリ・アンリ インタビュー(Guardian 2014.12.2)2

mygunner @mygunner98

アンリ: (キャリアを振り返って) すべてが定められてたものじゃない。それまで来た道とそこに居続けるためにすべき努力をいつも考える。「努力」を強調するよ、すべての基本だからね。才能があっても努力しないとね..自分は努力してすべてにおいてベストになりたかった。(ガーディアン)

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アンリ:チャンスばかり作るのではなくゴールに繋がないといけなかった。ゴール前で考えすぎないようにしたら自然にできるようになった。攻撃的な選手にとってキツイのは考える時間があるときだ。自分は速かったけど得点する才能はなかった。モナコでは繰り返し練習したよ。(ガーディアン)

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アンリ: 本当にひどい出来でも勝ち点をあげてチームを救ったことは何度もあった。でも、ベルカンプやピレスがパスの出し手だと言われたけど違う、お互いにパスしあってたんだ。チームスポーツだからね。得点者だけが讃えられるべきじゃない。(ガーディアン)

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アンリ: 自分にとって最も美しいのは自分で得点できるときにパスを出すことなんだ。得点できるとわかっててボールを出す。シェアする。そして他の選手の目に喜びの光が輝くのがわかるんだ。(ガーディアン)

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アンリ:(選手寿命の長期化の秘訣について)まずは怪我をしないようにする。それに自分はかなり健康的な生活を送ってきた。しょっちゅう飲んだりパーティーするような人間じゃなかったから。目的はベストでいられるようにすること。そうなりたいと強く思うことが大事だ。(ガーディアン)

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アンリ: 自分の存在価値については日々考えてきた。いつも終わった試合ではなく、次の試合で自分を判断して欲しかった。過去は過去だから。それについてコメントするのはジャーナリスト仕事だ。(ガーディアン)

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アンリ:どんなにタイトルをとろうと決して満足はしない。全ての試合が山だ。毎回下りてきて、次の試合でまた登る。それぞれの山が違うんだ。時に休んで深呼吸する。時には全然ダメで登れないこともある。(ガーディアン)

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アンリ: 長く続けられたのは究極の栄光だ。特にストライカーとしては。強いだけじゃない、活躍をし続ける義務もある。皆の期待の中、常に同じレベルにいる...ロナウドやメッシらの努力を知る人はいるのだろうか。常にトップに居続けることがどれほどタフなことか。(ガーディアン)

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アンリ:ブラジルのロナウド、ロマーリオ、ジョージ・ウェアがCFWポジションを革命的に変えた。今はそんなことできる選手は多くない。これはメディアがサッカーを個人主義にしたのが一つの原因だと思う。誰もチームプレーや構成、試合の流れの変化とかに注目しなくなってしまった。(ガーディアン)

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アンリ: 全て個人に注目が集まるようになった。もはやサッカーじゃなくなってるんだ。過去4年間スペインの選手はバロンドールに選ばれていない。サッカーでは個人に焦点が当たりすぎる。スター選手はいていいが、チームの一員としてであってチームなしではない。(ガーディアン)

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アンリ: バルサにはアイデンティティがあった。グアルディオラの09年のCL決勝前のスピーチが美しかった。「望むのは試合後にバルサのサッカーだったと皆が言っていることだ。アイデンティティだけは失わないように。いい試合をしよう。」指示はそれだけだった。(ガーディアン)

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アンリ:(チームのアイデンティティよりも試合の究極の目的である勝利が大切では？) ノー、勝利はアイデンティティと共に形作られる。根本のところを忘れたら勝つことは難しくなる。(ガーディアン)

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アンリ: 監督として重要なのはとにかくアイデンティティを確立することだ。それが守備ならそれで勝つ。でも負けてもそれを変えてはいけない。09年グアルディオラは結果については何も言わなかった。06年のCL決勝でのアーセンも同じだった。彼らは審美主義で美しさを求める。(ガーディアン)

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アンリ: これまでのキャリアでやってきた特別な練習はやっただけのことはあったと思う。キャリアが終わっても人々に覚えていてもらいたい。軌跡を残すことを夢見てきた。そして代表やアーセナル、バルサでの全盛期の一員だったことをとても誇りにおもう。(ガーディアン)

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アンリ: (20年で一つだけ思い出を取り上げるとしたら？) (長い沈黙の後)ピッチ上で初めて父親が自分を見た時かな。そこから全てが始まってるから。あとの話は皆が知ってる。(ガーディアン)