【佐狡bot】狡噛誕生日2014ログ

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佐「おっと０時だ。慎也、ハッピーバースデー」狡「あぁ、本当だ…有難う」佐「へっへへ」狡「ふ、何でお前のが嬉しそうなんだよ」佐「そうかー？」狡「そうだよ。そんなににやついて」佐「微笑んでると言え。嬉しいんだよ、また今年もこうしてお前の誕生日を祝えるのが」

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2014 / 8 / 16 00:05 狡「そ、そうなのか……俺も、またこうして祝って貰えて、嬉しい、よ……」佐「…………あああ何だこれ！クソ恥ずかしい！」

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佐「まぁ気を取り直して…最早恒例とも言える、今日と明日の二連休な訳だが」狡「そうだな。今年もギノと常守が気を遣ってくれたらしい」佐「今年も出かけようと思ってるんだ。外出許可はもうギノ先生がやってくれた」

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狡「そうなのか。今回は何処へ？」佐「お前もよーく知ってるとこだよ。まぁ楽しみにしとけって！じゃ、おやすみ」狡「あぁ、おやすみ…。よく知ってる所……何処だ……？」

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佐「よーし、じゃ出発だ」狡「それで？何処へ行くんだ」佐「さ」狡「さ？」佐「い…と来たら？」狡「い…埼玉か？」佐「んーまぁそうなんだけど。場所じゃなくて人名」

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狡「人名、って。まさか」佐「そ、雑賀先生んちだ」

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雑「おう、来たか」佐「先生、ありがとな」雑「何、俺も助かるし気にするな。お前だけなら許可しなかっただろうが、狡噛が一緒なら安心だ」佐「信用ねーなー」

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狡「あの、先生」雑「ん…何だ。佐々山、お前何も言わず狡噛を連れてきたのか」佐「その方が楽しいじゃねーか。わくわくするだろ？」雑「どう見ても困惑しかしていなさそうだが」狡「どういうことなんだ、光留」佐「へへ。明日まで、ここは俺たちの別荘だ！」狡「は？」

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狡「……つまり、雑賀先生が所用で明日まで家を空けるから、俺たちが一日留守を預かるってことか」佐「そういうこと」雑「先日お前たちが家に来たときにたまたまその話をしたら、佐々山に頼み込まれてな。狡噛が誕生日だから二人でゆっくり過ごしたいんだとか何とか」

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佐「何処かいい所ねーかなーって考えてたとこに丁度だったからさ。正に渡りに船だったから飛び乗った」狡「先生、本当に良いんですか」雑「駄目なら初めから許可しないさ。それとも、せっかくの誕生日を過ごすのがこんなド田舎じゃ不満か？」狡「とんでもないです！…有難う、ございます」雑「宜しい」

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雑「ああそうだ、狡噛。俺からもプレゼントがあるんだ。先日たまたま見つけてな、読みたがってたろ」狡「これ…！上下巻、しかも初版！先生、覚えていて下さったんですか！？」

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雑「俺も是非、これを読んだお前の意見を聞いてみたくてな。経年の割に状態も綺麗だし、このタイミングで見つけたのもきっと、お前に渡せって何かしらの啓示なんだろう」狡「先生……有難うございます。大事にします」

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雑「じゃ、俺はもう行くよ。家の中の物は好きに使ってくれて構わないから、ゆっくり寛いでってくれ」佐「了解」狡「お帰りを待ってます。気を付けて」雑「おう」

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狡「……はあ」佐「落ち着いたか？」狡「まさか、ここで過ごすことになるとは思わなかった」佐「だろー？いつも仕事でしか来ねーからな」

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佐「とりあえずコーヒーでも淹れるか」狡「あぁ、有難う」

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狡「……うん、美味い」佐「そうだろそうだろ。何せ俺が淹れたんだからな」狡「はは、そうだな。でも、先生が淹れたのとは何となく味が違う気がする。豆も機械も同じ筈なのに不思議だ」佐「それはホラ、愛情ってヤツが入ってるからじゃねーの？」

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狡「愛、情……」佐「……いやいやそんな真面目に受け止めるなって。サラッと流せ、こっちが照れる」

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佐「慎也、さっきの本読んでていいぜ。早く読みたいだろ？俺はちょっと探検してくるから」狡「探検？」佐「いつもリビングか書斎くらいしか入ったことないからな。広い広い雑賀邸の中を捜査してくる」狡「あまり暴れたりするなよ」佐「解ってるって監視官どーの。では、ハウンド４行ってきまーす」

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狡「……あぁ、もうこんな時間か。つい夢中になって読みふけってしまったな……。そういや、光留は何処に……」

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狡「……二階にはいない様だな……階下に降りてみるか」

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狡「おい光留ー？ったく何処へ……っ、何だこれ。血痕……？」

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狡「いた、光留！！」

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狡「血まみれじゃないか！おい、光留！しっかりしろ！！」佐「う……し、慎、也……俺、お前に伝えたいこと、が……がくり」狡「光留！光留ーーーーー！！！！」

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狡「…………おい、何なんだこの茶番は」佐「お前意外とノってくれんのな。びっくりした」狡「悟ったら何となく楽しくなってつい……。いやそれより、お前こんなに汚して……掃除するの大変だぞこの血糊。何してんだよ」

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佐「いやーあちこち歩いてたら汗かいちまって、風呂借りる前にどうせなら遊んどこうと」狡「それで何で血糊まみれになろうという発想になるんだ……」佐「たまたま持ってたから」狡「理解に苦しむ……で、伝えたいことって？」